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06参考資料2_令和6年度以降の新型コロナワクチン接種について(第55回予防接種基本方針部会資料1) (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》
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【2】新たな知見等について

(2)免疫の保有状態及びワクチンの有効性・安全性等

国内における新型コロナワクチンの有効性
(従来型及び2価ワクチン、入院予防効果、未接種者との比較)

国内において、新型コロナワクチン追加接種のオミクロン株流行期における入院予防の有効性は、接種完了※1後
1-2か月で76.6%、3-4か月で71.9%、5-6か月で59.9%、6か月以降で68.4%であった。
VERSUS Study1
研究内容:2022年7月1日から2023年8月9日の間に10都県12か所の病院に
おいて、急性呼吸器感染症を疑う症状を呈する※216歳以上の入院患者を対象
に、検査陰性デザイン (test-negative design) を用いた症例対照研究により、
入院予防における新型コロナワクチン追加接種の有効性を評価した。

図1. 新型コロナワクチン追加接種の入院予防の有効性

本解析では、3~6回目の接種について回数は考慮せず、最終のワクチン接種完
了からの経過日数で分けて評価している。また、従来型ワクチンとオミクロン
対応2価ワクチンの区別をしていない。
結果:新型コロナワクチンの追加接種のワクチン未接種者と比較した入院予
防の有効性は以下のとおり。
【16歳以上(図1)】
ワクチン接種なし
追加接種完了後 1-2か月
3-4か月
5-6か月
6か月以降

Reference
76.6%〔95% CI: 62.0-85.6%〕
71.9%〔53.1-83.1〕
59.9%〔34.6-75.4〕
68.4%〔44.1-82.2〕

【65歳以上】
ワクチン接種なし
追加接種完了後 1-2か月
3-4か月
5-6か月
6か月以降

Reference
76.6%〔95% CI: 60.9-86.0%〕
73.1%〔53.1-84.5〕
59.6%〔32.2-76.0〕
74.3%〔51.6-86.3〕

最終のワクチン接種完了※1からの期間

※1 接種後14日以上経過
※2 37.5℃以上の発熱、咳、喀痰、胸膜痛、呼吸困難、頻呼吸、急性疾患による酸素投与のうち2つ以上又は画像検査で新たに出現した肺炎像を認める者。
1. Vaccine Effectiveness Real-time Surveillance for SARS-CoV-2 (VERSUS) study 長崎大学熱帯医学研究所

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