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06参考資料2_令和6年度以降の新型コロナワクチン接種について(第55回予防接種基本方針部会資料1) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》
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【2】新たな知見等について

(2)免疫の保有状態及びワクチンの有効性・安全性等

オミクロン株流行期におけるBA.1対応型オミクロン株対応2価ワクチンの有効性の持続期間
(入院・重症化予防効果、ワクチン接種者との比較)

オミクロン株流行期に、50歳以上において従来型ワクチン2回以上接種後6か月以上経過した者と比較した、BA.1対
応型オミクロン株対応2価ワクチン接種10週間以上経過後の入院予防効果は35.9%、重症化予防効果は48.3%で
あった。
Kirsebom FCM et al1(Lancet Infectious Diseases, 2023)
研究内容:英国において、2022年9月5日ー2023年2月5日に病院で新型コ
ロナウイルスPCR検査を受けた50歳以上の者が対象。BA.1対応型オミクロン
株対応2価ワクチン接種者と従来型ワクチンを2回以上接種し最終接種から6
か月以上経過した者を比較し、オミクロン株流行期におけるBA.1対応型オミク
ロン株対応2価ワクチンの新型コロナウイルス感染症による入院予防効果及び
重症化※1予防効果を評価したテストネガティブデザインの症例対照研究。

従来型ワクチン接種者と比較した
BA.1対応オミクロン株対応2価ワクチン接種の
入院予防効果及び重症化予防効果
(上A:入院予防効果、下B:重症化予防効果)

結果:49,062名が解析された。BA.1対応型オミクロン株2価ワクチン接種者
で3,277名、従来型ワクチン2回以上接種し最終接種から6か月以上経過した
者で5,163名が入院した。
従来型ワクチンを2回以上接種し最終接種から6か月以上経過した者と比較し
た、BA.1対応型オミクロン株対応2価ワクチン接種10週間以上経過後の入院
予防効果及び重症化予防効果はそれぞれ以下の通り。
 入院予防効果
‒ 全体:
35.9% [95%CI:31.4ー40.1]
‒ ファイザー社ワクチン: 38.0% [31.0ー44.3]
‒ モデルナ社ワクチン: 34.1% [29.2ー38.7]
 重症化予防効果
‒ 全体:
48.3% [35.5ー58.5]
‒ ファイザー社ワクチン: 60.9% [44.1ー72.6]
‒ モデルナ社ワクチン: 45.2% [31.6ー56.0]
※1 人工換気、酸素投与、ICU入室を含む。
1. Kirsebom FCM, Andrews N, Stowe J, Ramsay M, Lopez Bernal J. Duration of protection of ancestral-strain monovalent vaccines and effectiveness of bivalent BA.1 boosters against COVID-19
hospitalisation in England: a test-negative case-control study. Lancet Infect Dis. 2023;S1473-3099(23)00365-1.

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