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06参考資料2_令和6年度以降の新型コロナワクチン接種について(第55回予防接種基本方針部会資料1) (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》 |
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【2】新たな知見等について
(2)免疫の保有状態及びワクチンの有効性・安全性等
オミクロン株対応2価ワクチンの有効性の持続期間
第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
資料
1-1
(改)
2023(令和5)年6月16日
(入院・重症化予防効果、ワクチン未接種者との比較)
新型コロナワクチン非接種者と比較した場合の、オミクロン株対応2価ワクチン接種の入院予防効果は、接種180日
後までには大幅に低下したが、重症化予防(ICU入室や死亡の予防)は、接種180日まで50%以上を維持した。
Ruth LinkーGelles et al1(MMWR, 2023)
研究内容:米国7州5つの病院組織において、2022年9月13日ー2023年4月21日に新型コロナウイルス感染症様の症状を呈して入院した18
歳以上の者が対象。新型コロナウイルス検査陽性例を症例群、検査陰性例を対照群とし、オミクロン株対応2価ワクチン又は従来型ワクチン
接種者と新型コロナワクチン非接種者を比較し、新型コロナワクチン接種の入院及び重症化※1予防効果を評価したテストネガティブデザイン
の症例対照研究。
結果:非免疫不全患者66,141例、免疫不全患者18,934例が解析された。
オミクロン株対応2価ワクチン接種の入院及び重症化予防効果はそれぞれ
以下の通り。
入院予防効果
‒ 非免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 62% [95%CI:57ー67]
• 接種120ー179日後:24% [12ー33]
‒ 免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 28% [10ー42]
• 接種120ー179日後:13% [-13ー33]
重症化予防効果
‒ 非免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 69% [57ー87]
• 接種120ー179日後:50% [26ー66]
‒ 免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 40% [7ー61]
• 接種120ー179日後:53% [13ー75]
オミクロン株対応2価ワクチン接種の
入院及び重症化予防効果
※ 本研究においては対象者の過去の感染についての情報は収集されておらず、
既感染による免疫がワクチン効果に影響を与えた可能性がある。
※1 ICU入室かつ、又は死亡を含む。
1. LinkーGelles R, Weber ZA, Reese SE, et al. Estimates of Bivalent mRNA Vaccine Durability in Preventing COVIDー19–Associated Hospitalization and Critical Illness Among Adults with and Without
Immunocompromising Conditions — VISION Network, September 2022–April 2023. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2023;72:579–588.
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(2)免疫の保有状態及びワクチンの有効性・安全性等
オミクロン株対応2価ワクチンの有効性の持続期間
第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
資料
1-1
(改)
2023(令和5)年6月16日
(入院・重症化予防効果、ワクチン未接種者との比較)
新型コロナワクチン非接種者と比較した場合の、オミクロン株対応2価ワクチン接種の入院予防効果は、接種180日
後までには大幅に低下したが、重症化予防(ICU入室や死亡の予防)は、接種180日まで50%以上を維持した。
Ruth LinkーGelles et al1(MMWR, 2023)
研究内容:米国7州5つの病院組織において、2022年9月13日ー2023年4月21日に新型コロナウイルス感染症様の症状を呈して入院した18
歳以上の者が対象。新型コロナウイルス検査陽性例を症例群、検査陰性例を対照群とし、オミクロン株対応2価ワクチン又は従来型ワクチン
接種者と新型コロナワクチン非接種者を比較し、新型コロナワクチン接種の入院及び重症化※1予防効果を評価したテストネガティブデザイン
の症例対照研究。
結果:非免疫不全患者66,141例、免疫不全患者18,934例が解析された。
オミクロン株対応2価ワクチン接種の入院及び重症化予防効果はそれぞれ
以下の通り。
入院予防効果
‒ 非免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 62% [95%CI:57ー67]
• 接種120ー179日後:24% [12ー33]
‒ 免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 28% [10ー42]
• 接種120ー179日後:13% [-13ー33]
重症化予防効果
‒ 非免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 69% [57ー87]
• 接種120ー179日後:50% [26ー66]
‒ 免疫不全患者
• 接種7ー59日後: 40% [7ー61]
• 接種120ー179日後:53% [13ー75]
オミクロン株対応2価ワクチン接種の
入院及び重症化予防効果
※ 本研究においては対象者の過去の感染についての情報は収集されておらず、
既感染による免疫がワクチン効果に影響を与えた可能性がある。
※1 ICU入室かつ、又は死亡を含む。
1. LinkーGelles R, Weber ZA, Reese SE, et al. Estimates of Bivalent mRNA Vaccine Durability in Preventing COVIDー19–Associated Hospitalization and Critical Illness Among Adults with and Without
Immunocompromising Conditions — VISION Network, September 2022–April 2023. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2023;72:579–588.
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