よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


06参考資料2_令和6年度以降の新型コロナワクチン接種について(第55回予防接種基本方針部会資料1) (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【2】新たな知見等について

(2)免疫の保有状態及びワクチンの有効性・安全性等

オミクロン株対応2価ワクチンの有効性の持続期間

第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会

資料
1-1
(改)

2023(令和5)年6月16日

(感染、入院、死亡に対する予防効果、ワクチン接種者との比較)

12歳以上において、オミクロン株対応2価ワクチンによる追加接種の新型コロナウイルス感染症による入院又は死亡
に対する予防効果は、接種2週間後で67.4%、20週間後で38.4%であった。

Lin et al1(NEJM Correspondence, 2023)

オミクロン株対応2価ワクチンの有効性の推移

研究内容:米国ノースカロライナ州在住の12歳以上で新型コロナワクチン初
回シリーズ接種完了者が対象。2022年9月1日-2023年2月10日に、オミ
クロン株対応2価ワクチンを接種した者と、接種適応はあったが接種しなかっ
た者を比較※1し、新型コロナウイルス感染、新型コロナウイルス感染の重症
化による入院及び死亡に対する予防効果を評価したコホート研究。

結果:6,306,311名が解析された。オミクロン株対応2価ワクチン接種者は
1,279,802名、新型コロナウイルス感染者は154,581名、新型コロナウイル
ス感染の重症化により入院した者は2,208名、重症化により死亡した者は867
名であった。オミクロン株対応2価ワクチンの効果は以下の通り。
• 感染予防効果
✓ 接種2週間後:28.9% [95%CI:24.7-32.9]
✓ 接種16週間後以降:有意な効果なし



入院又は死亡に対する予防効果
✓ 接種2週間後:
67.4% [46.2ー80.2]
✓ 接種20週間後:
38.4% [13.4ー56.1]



なお、オミクロン株対応2価ワクチン非接種群における、最終接種からの
期間に関する情報は本研究では報告されていない。

※1 比較においては新型コロナワクチン接種回数が1回少ない群と比較した。すなわち、初回の追加接種者対初回シ
リーズ接種完了者、2回目の追加接種者対初回の追加接種者、3回目の追加接種者対2回目の追加接種者で比較した。
1 Lin DY, Xu Y, Gu Y, Zeng D, Sunny SK, Moore Z. Durability of Bivalent Boosters against Omicron
Subvariants. N Engl J Med. 2023;10.1056/NEJMc2302462.

25