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参考資料9 幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なヴィジョン(答申)[1.3MB] (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36795.html
出典情報 厚生科学審議会 社会保障審議会(第139回 12/11)こども家庭審議会障害児支援部会(第4回 12/11)(合同開催)《厚生労働省》
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幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なヴィジョン(答申)概要

令和5年12月1
日 こども家庭審
~全てのこどもの「はじめの100か月」の育ちを支え 生涯にわたるウェルビーイング向上を図るために~
議会
全てのこどもの生涯にわたる
『育ちのヴィジョン』を策定し全ての人と共有する
身体的・精神的・社会的(バイオサイコソーシャル)
意義
な観点での包括的な幸福
幼児期までこそ、生涯にわたるウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に

幸せな状態)の向上にとって最重要

✓誰一人取り残さないひとしい育ちの保障に向けては課題あり

身体

※児童虐待による死亡事例の約半数が0~2歳/就園していないこどもは、家庭環境により、他のこどもや大人、社会や自然等に触れる機会が左右される

✓誕生・就園・就学の前後や、家庭・園・関係機関・地域等の環境間に切れ目が多い

⇒社会全体の認識共有×関連施策の強力な推進のための羅針盤が必要

目的



全てのこどもの誕生前から幼児期までの
「はじめの100か月」から生涯にわたるウェルビーイングの向上

こども基本法の理念にのっとり整理した5つのヴィ
ジョン

⇒全ての人のウェルビーイング向上にもつながる

2 「安心と挑戦の循環」を通してこどものウェルビーイングを高める

1 こどもの権利と尊厳を守る

⇒乳幼児の育ちには「アタッチメント(愛着)」の形成と豊かな「遊びと体験」が不可欠

⇒こども基本法にのっとり育ちの質を保障
✓乳幼児は生まれながらにして権利の主体
✓生命や生活を保障すること
✓乳幼児の思いや願いの尊重

3 「こどもの誕生前」から
切れ目なく育ちを支える

挑戦
安心

「アタッチメント(愛着)」<安心>

不安な時などに身近なおとなが寄り添うことや、
安心感をもたらす経験の繰り返しにより、安心の
土台を獲得

豊かな「遊びと体験」<挑戦>

多様なこどもやおとな、モノ・自然・絵本・場所など身近
なものとの出会いにより、興味・関心に合わせた「遊びと
体験」を保障することで、挑戦を応援

5 こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す
4 保護者・養育者のウェルビーイング
と成長の支援・応援をする
こども

⇒育ちに必要な環境を切れ目なく構築し、 ⇒こどもに最も近い存在をきめ細かに支援
次代を支える循環を創出
✓支援・応援を受けることを当たり前に
✓誕生の準備期から支える
✓幼児期と学童期以降の接続
✓学童期から乳幼児と関わる機会

環境
(社会)

✓全ての保護者・養育者とつながること
✓性別にかかわらず保護者・養育者が
共育ち

【「はじめの100か月」とは】
『育ちのヴィジョン』を全ての人と共有するためのキーワード
として、母親の妊娠期から幼保小接続期(いわゆる5歳児~小1)
の重要な時期が概ね94~106か月であることに着目

⇒社会の情勢変化を踏まえ、こどもの
育ちを支える工夫が必要

✓「こどもまんなかチャート」の視点
(様々な立場の人がこどもの育ちを応援)

✓こどもも含め環境や社会をつくる
✓地域における専門職連携やコーディネーター
の役割も重要

おわりに~実効性のある『育ちのヴィジョン』とするた
めに~
✓ こども大綱の下に策定する「こどもまんなか実行計画」の施策へ反映


全ての人の具体的行動を促進するための取組を含め、こども家庭庁が
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司令塔となり、具体策を一体的・総合的に推進