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○令和 6 年度薬価 制度改革 の骨子( たたき台 )について 薬-2 (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00084.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第220回 12/13)《厚生労働省》
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令和6年度薬価改定における不採算品再算定の考え方・論点
考え方
【現状】
〇 不採算品再算定の取扱いは、企業からの希望を踏まえ、薬価基準のルールに基づき判断しているところ。
〇 令和5年度の薬価改定においては、急激な原材料費の高騰、安定供給問題に対応するため、臨時・特例的な措置として全
品目を対象に不採算品再算定を適用した。
〇 医薬品の安定供給の状況は引き続き、出荷制限等が続いており、令和5年11月の調査においても医薬品全体のうち、24%
が出荷制限等になっている。
〇 このような状況の中で、令和6年度の不採算品の状況については現在整理中ではあるが、令和5年度薬価改定のときよ
り企業からの希望が多くなっているところ。
【対応として考えられる方向性】
〇 現行ルールに基づく場合には「当該既収載品と組成、剤形区分及び規格が同一である類似薬がある場合には、全ての類
似薬について該当する場合に限る。」との取扱いが適用されることになるが、現下の安定供給の状況は、前回の薬価改定
の時期から変わらず、現行ルールに限った適用では、不採算品再算定の対象にならなかった品目の製造販売が継続できな
くなってしまうと、安定供給にさらに支障がでることも否定できない。したがって、このような状況下の措置として、前
回に引き続き、臨時・特例的な措置として希望した全品目を適用することが考えられるのではないか。
〇 前回の不採算品再算定においては流通段階で適正な価格で取引されることが製薬企業に対して依頼していたが、前回の
不採算品再算定の乖離率の状況は51ページのとおりであり、大半の品目は流通において適正な取引をしていたものと考え
られる。今回の不採算品再算定の検討にあたっては、品目の乖離状況も考慮し、不採算品再算定の適用から除外すること
が考えられるのではないか。

論点


令和6年度薬価改定における不採算品再算定を上記の考え方で対応することについて、どのように考えるか、

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