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参考資料3 「薬害を学ぼう 指導の手引き(改訂版)」 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00007.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第23回 3/26)《厚生労働省》
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なぜ薬害は起こったのだろう?
〔テキスト p.5〕
【 目 的 】
○具体的な薬害を例として、なぜ薬害が起こったのか、そして国、製薬会社、医療従事者
(医療機関)/薬局がそれぞれどのような役割を果たすべきだったかを理解する。
○薬害発生を受けて様々な制度が整備されてきたことを知る。
○高校生については、さらに踏み込んで、「国、製薬会社、医療従事者はそれぞれどのよう
な情報を持っているか」「国民(消費者)は情報を把握するためにどうすればいいか」な
どについて問いを設定し、考察や発表を行う。

point

について
➢ 考察結果の例
(国)
① 事前に薬の安全性を十分に審査すべきだった
② 販売された薬について、副作用などに関する情報をきちんと集めるべきだった
③ 外国でのその薬に関する副作用などに関する情報をきちんと把握すべきだった
④ 危険性がわかった時点ですぐに薬の販売をやめさせるべきだった
⑤ 危険性がわかった薬は製薬会社に言って回収させるべきだった


(製薬会社)
① 製造・販売する上で薬の安全性をきちんと確認すべきだった
② 製造から販売後に至るまで副作用などに関する情報をきちんと集めるべきだった
③ 集めた副作用などに関する情報を医療従事者(医療機関)/薬局や使用者に伝える
べきだった
④ 外国で危険と言われていた薬を「安全」と宣伝して売るべきでなかった
⑤ 危険性がわかった薬の販売をすぐに中止し、回収すべきだった
(医療従事者(医療機関)/薬局)
① 製薬会社から得た情報に加えて、他の様々な知見を踏まえて処方すべきだった
② 患者への薬の使用により、何らかの異常が判明した時点で、使用を止めさせて国や
製薬会社に報告すべきだった

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