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参考資料3 「薬害を学ぼう 指導の手引き(改訂版)」 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00007.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第23回 3/26)《厚生労働省》
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時間の目安

学習内容と活動

指導上の留意点など

準備物

本時の問い:薬害を起こさない社会にするためには,私たちはどうしたらよいだろうか。
導入問:薬とは何か。薬が手元に届くまでにどのような過程をたどるのか。

導入
10 分

○これまでの市販薬や処方薬の服用の経験から、薬
を使用するまでの過程について知っていることに
ついて述べる。
○薬が使用可能となる過程には、関係者として国・
製薬企業・医療従事者(医療機関)/薬局、国民
(消費者)の4者がいることを認識する。その上
で、国の果たしている役割を確認する。
○薬の単なる副作用と薬害の違いについて知ってい
ることをグループで話し、その違いについてグル
ープとしての考えをまとめる。

・薬の安全性を確保し患者を
保護するため、薬の製造・
販売の過程において国が関
与していることを手引き
p.5-6 を参考に指導する。

(薬局
の袋、
市販薬
の箱と
説明文


ど)
新聞記事

展開Ⅰ・Ⅱを通じた問:薬害とは何か、その発生・拡大原因はどのようなものか。
問1:「薬害を学ぼう」年表中の薬害の発生には、どのような共通点があるか。

展開Ⅰ
10 分

○薬害の発生年と発生経緯を知る。(厚生労働省パン
フ レ ッ ト 『 薬 害 を 学 ぼ う 』 p.1-2 ( p.2 上 段 の
point1)
○単なる副作用と資料において紹介されている薬害
との違いを、導入でまとめた考えと比較して、改
めて考える。
○各薬害の発生について、どのような共通点がある
かをグループで話し、グループとしての考えをま
とめる。
(p.2 上段の point2)
○薬害被害者の声から被害者がどのようなことに苦
しんできたか、薬害をどのように考えているのか
をまとめる(厚生労働省パンフレット『薬害を学
ぼう』p.3-42(p.4 上段の point1,2)
○先ほどの考えと薬害被害者の声を踏まえ、薬害の
被害の発生及び拡大原因について、グループとし
ての考えをまとめ発表する。

・ 手 引 き p.7 を 参 考 に 薬 の
「主作用」と「副作用」に
ついて解説する。参考に薬
の使用上の注意を読んでみ
てもよい。
・答えのヒントになる解説文
の箇所に下線を引かせても
よい。
・取り上げる被害者の声は、
地域性、使用教科書での薬
害に関する記述などを踏ま
えて選ぶとよい。
・被害者に共通する薬害再発
防止への強い思いを理解さ
せる。
・適宜、使用教科書を活用
し、他の消費者問題や社会
運動の経緯にも触れなが
ら、薬害の経緯を落とし込
んで理解を深めることとし
てもよい。

問2:各当事者の立場から考える薬害の発生・拡大要因はどのようなものか。
展開Ⅱ
15 分

(薬局
の袋、
市販薬
の箱と
説明文


ど)
テキスト
視聴覚教材
ワーク
シート

テキスト
視聴覚教材

○p.5 のスモンとサリドマイドの解説文を読み、展
開Ⅰでまとめた薬害の発生・拡大要因についての
考えと比較して、改めて考える。

-7-

・考察した要因はどの当事者
に関わるものか考えること
で、グループの考察を深め

ワーク
シート