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参考資料3 「薬害を学ぼう 指導の手引き(改訂版)」 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00007.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第23回 3/26)《厚生労働省》
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髄膜炎

脳を覆う髄膜に炎症が起こる病気。発症すると、発熱・頭痛・嘔吐がみられ、多く
の場合にうなじが硬くなって首が前に曲げにくくなる、意識が薄れるなどの症状が
ある。

サリドマイド

1957 年から睡眠薬や胃腸薬として日本での販売が始まった薬。この薬を妊娠初期
に服用した母親から手や足、耳、内臓などに障害のある子どもが誕生した。
現在、日本では多発性骨髄腫(血液のがんの一種)等の薬として使用されている。

四頭筋短縮症

四頭筋は大腿(ふともも)の前面にあり、4つの筋からなる筋肉である。四頭筋短
縮症は、四頭筋が硬くなって本来の機能が損なわれ、種々の症状(歩行異常、正座
不能等)を来した状態をいう。

ジフテリア

ジフテリア菌の感染によって生じる鼻や喉の病気。感染又は増殖した菌から生じた
毒素(ジフテリア毒素)により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると死亡する危
険が高くなり、致命率は平均 5〜10%とされている。
予防接種法に基づく定期接種の対象疾病とされており、現在、一般的にはジフテリ
アを含む四種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)の予防接種が
実施されている。

シー

C型肝炎
ウイルス

C型肝炎を引き起こすウイルスであり、血液が主な感染経路である。
肝臓は体に必要なタンパク質や栄養分の生成や貯蔵、不要となった老廃物や薬物の
解毒などを行う器官で、C型肝炎ウイルスの感染により、肝臓の細胞が破壊される
肝炎の状態になる。肝炎が慢性化した場合、約 20 年かけて肝硬変や肝がんに進行
することも多い。

スモン

キノホルム製剤を経口摂取すると全身のしびれ、痛み、視力障害等が生じるが、こ
の症状をスモンと呼んでいる。これは、症状を表す英語 Subacute Myelo-OpticoNeuropathy (亜急性脊髄・視神経・末梢神経障害)の頭文字を取ったもの(SMON)で

ある。
独立行政法人
医薬品医療機
器総合機構
ピーエムディーエー

(PMDA)

医薬品の副作用や生物由来製品を介した感染等による健康被害に対して、迅速な救
済を図り(健康被害救済)、医薬品や医療機器などの品質、有効性および安全性に
ついて、治験前から承認までを一貫した体制で指導・審査し(承認審査)、市販後
における安全性に関する情報の収集、分析、提供を行う(安全対策)ことを通じ
て、国民保健の向上に貢献することを目的とした独立行政法人。平成 16 年4月に
設立。

ヒト乾燥硬膜

脳を覆う髄膜の1つである硬膜をヒトの遺体から採取し、製造された医療用具。主
に、脳外科手術の際に切除した硬膜を補充するために使用された。
現在、日本ではヒトの遺体から採取した硬膜は使用されておらず、人工硬膜が使用
されている。

プリオン

ヒトの脳に存在するタンパク質で、その機能に関しては諸説があり、まだ解ってい
ない。正常なプリオンの立体構造が何らかの原因で変化し、異常プリオンと呼ばれ
る伝播性のタンパク質になると、主に中枢神経内に蓄積し、急速に神経細胞の変性
を起こす。

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