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07【参考資料2】肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)作業チーム報告書 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》
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の減尐が見られている 11 (図 3 )。
図 3 米国における小児及び成人の侵襲性感染症罹患率の経年変化

PCV7, 7 価コンジュゲートワクチン、non-PCV7 type の中には 19A は含まれていない

7 価コンジュゲートワクチンに含まれる血清型による 5 歳未満小児の侵襲性感染
罹患率は、ワクチン導入前には 81.9 人/10 万人・年であったものが、2006-2007
年には 0.4 人/10 万人・年にまで減尐した。しかし、ワクチンに含まれない血清
型による侵襲性感染罹患率の上昇が見られ、中でも 19A によるものが 2.6 人/10
万人・年から 11.1 人/10 万人・年と増大している。
また、ワクチン接種を受けていないにもかかわらず、65 歳以上高齢者の侵襲性
感染罹患率は、60.1 人/10 万人・年から 37.9 人/10 万人・年と減尐が見られて
いる。これは 7 価コンジュゲートワクチンに含まれる血清型による侵襲性感染
が減尐したためである(図 3)。ワクチン接種を受けた小児の上咽頭に存在する肺
炎球菌が減尐し、その結果、高齢者の感染も減尐したと考えられている(集団
免疫効果)。

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