よむ、つかう、まなぶ。
07【参考資料2】肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)作業チーム報告書 (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
ii) 肺炎の変化
米国では 7 価コンジュゲートワクチンの導入後(2001-2004 年)に 2 歳未満小児に
おける肺炎球菌性肺炎による入院が導入前(1997-1999 年)と比較して 65%減尐し、
また 18-39 歳の成人においても 30%減尐している 17。
③ その他に期待される効果
細菌性髄膜炎は生命に関るため、小児の初期診療において見逃せない疾患であ
る。発熱した児に対しては、潜在的に細菌性髄膜炎などの重症感染症への不安
があるため、医師においては抗菌剤の過剰投与につながり、患者家族において
は時間外救急受診へとつながる。7 価コンジュゲートワクチンと Hib ワクチンが
広く普及することにより、抗菌剤使用の削減、耐性菌の減尐、時間外救急受診
の減尐が期待される。
(3) 予防接種の目的
効能・効果(承認事項)
ワクチンに含まれている血清型肺炎球菌に起因する侵襲性感染症の予防
米国では、ワクチンに含まれる型の肺炎球菌による 5 歳未満小児の侵襲性感染
は、ワクチン導入前 81.9 人/10 万人・年であったものが、2006-2007 年には 0.4
人/10 万人・年にまで減尐した 11。わが国においても定期接種化により、5 歳未
満小児の侵襲性感染罹患率を 1 人/10 万人・年未満にすることを目的とする。
わが国においては承認されていないが、副次的に期待される効果
ワクチン接種児における肺炎、中耳炎の減尐。
また、定期接種化による集団免疫効果として以下のことが期待される。
ワクチン未接種児におけるワクチンに含まれている血清型肺炎球菌に起因する
侵襲性感染症の減尐
高齢者におけるワクチンに含まれている血清型肺炎球菌に起因する侵襲性感染
症の減尐
17
米国では 7 価コンジュゲートワクチンの導入後(2001-2004 年)に 2 歳未満小児に
おける肺炎球菌性肺炎による入院が導入前(1997-1999 年)と比較して 65%減尐し、
また 18-39 歳の成人においても 30%減尐している 17。
③ その他に期待される効果
細菌性髄膜炎は生命に関るため、小児の初期診療において見逃せない疾患であ
る。発熱した児に対しては、潜在的に細菌性髄膜炎などの重症感染症への不安
があるため、医師においては抗菌剤の過剰投与につながり、患者家族において
は時間外救急受診へとつながる。7 価コンジュゲートワクチンと Hib ワクチンが
広く普及することにより、抗菌剤使用の削減、耐性菌の減尐、時間外救急受診
の減尐が期待される。
(3) 予防接種の目的
効能・効果(承認事項)
ワクチンに含まれている血清型肺炎球菌に起因する侵襲性感染症の予防
米国では、ワクチンに含まれる型の肺炎球菌による 5 歳未満小児の侵襲性感染
は、ワクチン導入前 81.9 人/10 万人・年であったものが、2006-2007 年には 0.4
人/10 万人・年にまで減尐した 11。わが国においても定期接種化により、5 歳未
満小児の侵襲性感染罹患率を 1 人/10 万人・年未満にすることを目的とする。
わが国においては承認されていないが、副次的に期待される効果
ワクチン接種児における肺炎、中耳炎の減尐。
また、定期接種化による集団免疫効果として以下のことが期待される。
ワクチン未接種児におけるワクチンに含まれている血清型肺炎球菌に起因する
侵襲性感染症の減尐
高齢者におけるワクチンに含まれている血清型肺炎球菌に起因する侵襲性感染
症の減尐
17