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07【参考資料2】肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)作業チーム報告書 (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》 |
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(4) 安全性
副反応に関する情報を表 5 および表 6 に示す。
表 5 国内臨床試験において観察された副反応率 (添付文書より記載)
1 回目接種
181 例
2 回目接種
177 例
3 回目接種
174 例
4 回目接種
169 例
注射部位紅班
80.7%
79.7%
75.3%
71.0%
注射部位硬結・腫脹
71.8%
74.0%
68.4%
64.5%
発熱 (37.5ºC 以上)
24.9%
18.6%
24.7%
22.5%
易刺激性
20.4%
18.1%
14.9%
11.2%
傾眠状態
21.5%
13.0%
15.5%
10.7%
注射部位疼痛・圧痛
12.7%
16.9%
7.5%
13.6%
肺炎球菌ポリサッカライドワクチンの副反応(注射部位発赤 26.2%、注射部位
腫脹 23.1%)と比べ、局所反応は高率に見られる。しかし、脳炎、脳症、痙攣、
運動障害、神経障害といった重篤な副反応は観察されなかった。
表 6 海外臨床試験における局所反応の出現率 18 (電話調査により収集された局
所反応)。
1 回目接種
2890 例
2 回目接種
2725 例
3 回目接種
2538 例
4 回目接種
599 例
紅班
359 (12.4%) 389 (14.3%) 386 (13.8%)
76(12.7%
)
硬結
315 (10.9%) 335 (12.3%) 324 (12.8%)
68(11.4%
)
圧痛
801 (28.0%) 681 (25.2%) 647 (25.6%)
218(36.5%)
国内外での注射部位局所反応の出現率の差は投与方法(国内、皮下注射; 海外
筋肉内注射)の差によるものが考えられる。
(5) 費用対効果推計
① 先行研究(神谷ら)19
7 価コンジュゲートワクチン接種率を 100%、接種回数を 4 回とした場合、わが
国におけるワクチン接種の総費用は 296 億円、ワクチン接種により削減される
費用は、髄膜炎、菌血症、肺炎、中耳炎でそれぞれ 34 億円、29 億円、14 億円、
610 億円、総額 687 億円と計算されている。また、米国と同様の集団免疫効果
を期待した場合、肺炎による入院医療費削減は 5 年間で 613 億円と計算されて
いる 。
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副反応に関する情報を表 5 および表 6 に示す。
表 5 国内臨床試験において観察された副反応率 (添付文書より記載)
1 回目接種
181 例
2 回目接種
177 例
3 回目接種
174 例
4 回目接種
169 例
注射部位紅班
80.7%
79.7%
75.3%
71.0%
注射部位硬結・腫脹
71.8%
74.0%
68.4%
64.5%
発熱 (37.5ºC 以上)
24.9%
18.6%
24.7%
22.5%
易刺激性
20.4%
18.1%
14.9%
11.2%
傾眠状態
21.5%
13.0%
15.5%
10.7%
注射部位疼痛・圧痛
12.7%
16.9%
7.5%
13.6%
肺炎球菌ポリサッカライドワクチンの副反応(注射部位発赤 26.2%、注射部位
腫脹 23.1%)と比べ、局所反応は高率に見られる。しかし、脳炎、脳症、痙攣、
運動障害、神経障害といった重篤な副反応は観察されなかった。
表 6 海外臨床試験における局所反応の出現率 18 (電話調査により収集された局
所反応)。
1 回目接種
2890 例
2 回目接種
2725 例
3 回目接種
2538 例
4 回目接種
599 例
紅班
359 (12.4%) 389 (14.3%) 386 (13.8%)
76(12.7%
)
硬結
315 (10.9%) 335 (12.3%) 324 (12.8%)
68(11.4%
)
圧痛
801 (28.0%) 681 (25.2%) 647 (25.6%)
218(36.5%)
国内外での注射部位局所反応の出現率の差は投与方法(国内、皮下注射; 海外
筋肉内注射)の差によるものが考えられる。
(5) 費用対効果推計
① 先行研究(神谷ら)19
7 価コンジュゲートワクチン接種率を 100%、接種回数を 4 回とした場合、わが
国におけるワクチン接種の総費用は 296 億円、ワクチン接種により削減される
費用は、髄膜炎、菌血症、肺炎、中耳炎でそれぞれ 34 億円、29 億円、14 億円、
610 億円、総額 687 億円と計算されている。また、米国と同様の集団免疫効果
を期待した場合、肺炎による入院医療費削減は 5 年間で 613 億円と計算されて
いる 。
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