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【資料1-2-1】情報収集・分析に関するガイドライン[806KB] (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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参考

していた場合、当該航空機内で多くの患者(確定例)が確認されている場合
等は、これらを超えた範囲に搭乗していた者についても個々の状況から感染
リスクを考慮し、必要に応じて濃厚接触者とする。
※ 2021 年 11 月現在、ワクチン接種を受けた者の感染予防に関する免疫状態
の評価については、国際的に知見の集積段階であり、厳密には困難。このた
め、必要な回数のワクチン接種を受けた者であっても、現時点では、原則的
に濃厚接触者としての対応の変更は行わない。
※ 上記の濃厚接触者に該当する者の範囲を超えて、更に幅広い対象者に対し
てスクリーニング検査が行われる場合がある。その場合の濃厚接触者以外で
スクリーニング検査が陰性であった者に対しては、厳密な個人の活動の自粛
の要請等の対応までは実施しないことが考えられるが、こうした者がその後
何らかの症状を自覚した際には、濃厚接触者が発症した際と同様に再度の検
査の実施等の対応をすることが重要である。この「幅広な初期スクリーニン
グ検査」を優先的に行うことは効率的な調査実施の点で有用な場合が多い。
「幅広な初期スクリーニング検査」により新たな陽性者が検出された場合に
は、感染の拡がりに関するリスク評価を再度行う。
●「患者クラスター(集団)」とは、リンクが追える集団として確認できた陽性
者の一群を指す。クラスターが放置された場合、連続的に集団発生を起こし
(感染連鎖の継続)、大規模な集団発生(メガクラスター)につながりかねな
い。これまで国内では、全ての感染者が 2 次感染者を生み出しているわけで
はなく、全患者の約 10-20%が 2 次感染者の発生に寄与しているとの初期の知
見に基づくのであれば、この集団の迅速な検出、的確な対応が感染拡大防止の
上で鍵となる。
(積極的疫学調査の対象)
○ 積極的疫学調査の対象となるのは、用語で定義する「患者(確定例)」及び
「濃厚接触者」である。
「疑似症患者」が確定例となる蓋然性が高い場合には、
確定例となることを想定して積極的疫学調査の対象となりうる。
(地域の発生状況の把握)
〇 保健所は、「患者(確定例)」や「疑似症患者」の届出状況、新型コロナ
ウイルスに関する相談・医療の情報や受診・相談センター(自治体によって
名称が異なる:以下 URL 参照.

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