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【資料1-2-1】情報収集・分析に関するガイドライン[806KB] (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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参考

間における最終曝露日から 14 日間は健康状態に注意を払い、前向きのフォロ
ーアップとして、発熱や呼吸器症状、倦怠感等を含む新型コロナウイルス感染
症の可能性のある症状が現れた場合、医療機関受診前に、保健所等へ連絡する
ように依頼し、症状の軽重に拠らず、検査を実施する。(調査票添付 3-3)
なお、最終曝露日を0日として、14日目に健康観察等が終了する。また、
濃厚接触者の日々の健康観察について、新型コロナウイルス感染者等情報把
握・管理支援システム(HER-SYS)への入力を対象者が実施することや健康観
察アプリを活用することで、保健所等の負荷の軽減が図られる。委託を受け業
務を行う者が非医療従事者であり、判断に迷う時などに備えて、保健師等によ
る助言が可能な体制を構築する必要がある。
○ 「濃厚接触者」は感染しているリスクが高いとみなされている者であり、濃
厚接触者の中から何らかの症状が出現した場合や、検査結果が陰性であって
も症状があった場合で当該症状が増悪した場合における迅速な検査の実施は、
集団単位での感染拡大を封じ込める対応として極めて重要である。
○ 一方で、原則として、無症状で経過する濃厚接触者は、初期スクリーニング
以後は新型コロナウイルスの検査対象とはならない。自宅や施設等待機など
の周囲への感染伝播のリスクを低減させる対策をとった上で、健康観察を行
う。
○ 無症状者を対象とした検査については、特に曝露のタイミングがはっきり
しない場合においては、ウイルスが存在してもどのタイミングで検出出来る
かは不明であり、検査陰性が感染を否定することにはならない。無症状病原体
保有者自身あるいは(対象者が小児の場合などは)その保護者に対して、自宅
や施設等待機の意義について、理解を求めることが重要である。なお、「濃厚
接触者」において、重症化リスクが高いと想定される、高齢者や基礎疾患を有
する者等(特にワクチン未接種者)の体調の変化には十分注意を払う。
〇 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかる「行政検査」の対象者は、
新型コロナウイルス感染症の患者、疑似症患者、無症状病原体保有者のほか、
当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者が含まれる。
「当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者」は、濃厚接
触者のほか、関連性が明らかでない患者が複数発生している、事前の情報から
検査前確率が高いと考えられる、集団の特性から濃厚接触を生じやすいなど、
クラスター連鎖が生じやすいと考えられる状況にある「特定の地域や集団、組
織等に属する者」が含まれる。これは、個別具体的な検査対象者の感染の疑い
に着目して行う検査ではないため、濃厚接触者に対する検査とは別のものと
して行うのであり、検査対象者は濃厚接触者として取り扱うことはしないこ
と(14 日間の健康観察の対象としない)としている。ただし、検査後 14 日

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