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【資料1-2-1】情報収集・分析に関するガイドライン[806KB] (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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参考

間以内に健康状態が悪化したときは速やかに報告していただくように求める
とともに、報告があったときは、速やかに再検査を行うこと(検査陰性の場合
の説明に注意する)等を対象者に説明することに留意する。新たな陽性者が検
出された場合には、感染の拡がりに関するリスク評価を再度行う。
〇 なお国は、都道府県等に対し、高齢者施設等の入所者、介護従事者に対す
る検査の徹底を要請している
(https://www.mhlw.go.jp/content/000697205.pdf)。具体的には、高齢者
施設等の入所者又は介護従事者等で発熱等の症状を呈する者がある場合、当
該者に対しては必ず検査を実施すること、当該検査の結果、陽性が判明した
場合には、幅広く(施設全体のスクリーニングなど)検査を実施することが
求められている。さらに、地域にウイルスが侵入している蓋然性が高い状況
においては、その期間、医療機関、高齢者施設等に勤務する者、入院・入所
者全員等を対象にした、いわば一斉・定期的な検査の実施を行うことも推奨
された(https://www.mhlw.go.jp/content/000695267.pdf)。濃厚接触者の
特定や感染源の推定に加えてこうした検査を実施することで、感染者を早期
に把握することにつながる。
(調査の優先順位について)


地域において患者が急増し調査体制が逼迫している状況等においては、高
齢者等の重症化リスクのある者へ波及しうるクラスターへの対応を確実に行
うとともに地域における効果的な感染拡大防止につなげるため、対応すべき
優先度を考慮して積極的疫学調査を行うことが考えられる。
○ その場合、接触者の探索のための調査(前向き積極的疫学調査)においては、
調査対象期間※における陽性者の行動歴を確認し、その中で接触のあった者
について、濃厚接触者の可能性がある者として同定を行うが、行動歴について
は、まず
① 重症化リスクのある者が多数いる場所・集団との関連
② 地域の疫学情報等を踏まえ感染が生じやすいと考えられる(三密や大声を
出す環境その他濃厚接触が生じやすい等)状況
があったかを確認し、詳細な行動歴の聞き取り及び接触者の特定はこれらに関
連するものを優先して実施する。(①、②の順に優先する。)
なお、陽性者が、感染が生じやすくかつ不特定多数との接触がある状況と関
連していた場合は、感染が生じた場合に地域へ拡大しやすいことに留意する。
また、①、②に該当しない状況を含め、陽性者の周囲の関係者が濃厚接触者

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