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【資料1-2-1】情報収集・分析に関するガイドライン[806KB] (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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参考

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19kikokusyasessyokusya.html)への相談件数・医療機関受診に至った件数、さ
らには海外(流行の情報のある地域)からの帰国者に関する情報を総合的に
判断し、地域における潜在的なクラスターの発生リスクを検討する。
○ 自治体における PCR 検査の実施数、確定例の報告数、陽性の割合の推移、感
染経路の特定できない報告例(リンク不明例)の発生状況を把握する。特に、
リンク不明例の割合に関する情報は重要である。リンク不明例の割合が高ま
り、検査数の増加のみならず陽性割合が増加している場合には、地域における
潜在的な流行状態の発生によってクラスター発生のリスクが高まっており、
クラスター対策上の重点地域と考えられる場合がある。
○ 全国の新型コロナウイルス感染症の発生状況も注視し、他地域と共通性の
ある広域事例の発生に留意する。国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究セ
ンターが行政検査として実施しているゲノム解析などの広域なウイルス学的
情報を集約することが疫学的なリンクの解明に役立つ場合がある。
○ なお、市民が新型コロナウイルスに関する相談・医療の情報や受診・相談セ
ンターへ相談する流れについては、発熱等の症状が生じ、新型コロナウイルス
感染症が心配な方は、かかりつけ医や地域の身近な医療機関へ電話相談を行
う、あるいはかかりつけ医がいない場合、相談する医療機関に迷う場合、土日
や夜間等かかりつけ医が休診の場合に発熱相談センター(地域によって名称
が異なる。)へ電話相談を行うことが考えられる。自治体や医師会等のホーム
ページも活用いただくほか、上述の地域の対応窓口の確認を促すことが重要
である。
(調査内容の原則)
○ 基本情報・臨床情報・推定感染源・接触者等必要な情報を収集する。
○ 「患者(確定例)」の接触者を探索する中で、接触者の候補者の中に、重症
化リスクが高い者(例:高齢者、免疫不全者等)、重症化リスクが高い者に接
する者(例:医療・介護関係者等)または感染拡大に寄与することが懸念され
る者が見いだされた場合には、「患者(確定例)」の行動履歴をより慎重に確
認することが重要である。ワクチン接種が進んだ状況下においては、孤発例や
濃厚接触者において重症化リスクの高いワクチン未接種者の検出は重要であ
る。さらにワクチン未接種者が偏在している地域(=ポケットの形成)が疫学
調査により検出されてきた場合には、地域への接種勧奨について、自治体にお
ける対応を検討することが望まれる。

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