重点②

重点事項ごとの具体的取組

②労働者（中高年齢の女性を中心に）の作業行動に起因する労働災害防止対策の推進
事 業 者 に 取 り 組 ん で も ら い た い こ と 【転倒予防対策】
①：転倒災害は、 加齢による骨密度の低下が顕著な中高年齢女性を始めとして、極めて高い発生率となっており、対策
を講ずべきリスクであることを認識する。

■ 転倒災害の発生率

■ 転倒災害のリスク

高年齢女性は、転倒災害の発生率だけで、全労働者の全

中高年齢女性は、骨密度の低下により、骨折しやすい

ての労働災害の発生率よりも高い。

ため、休業日数が1ヶ月を超える重篤な災害になり得る。

労働災害発生率
3
2.5

転倒災害のみ
×1000
６５歳以上の女性

50歳以上の女性における転倒災害の傷病性質内訳
1.7

2.5

2.3

1

7割以上が骨折

14.7

2
1.5

0.7

9.0
全ての労働災害
×1000
全ての労働者

73.9

0.5
骨折

0
全ての労働災害
墜落、転落
崩壊、倒壊
踏み抜き
感電
交通事故（道路）
分類不能

転倒
激突され
おぼれ
爆発
交通事故（その他）

関節の障害

打撲傷

創傷

その他

65歳以上の女性の転倒災害
激突
はさまれ、巻き込まれ
高温・低温の物との接触
破裂
動作の反動、無理な動作

飛来、落下
切れ、こすれ
有害物等との接触
火災
その他

全ての労働者の
転倒災害による平均休業見込日数は47日（令和3年）