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参考資料2:総薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議中間とりまとめ (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43236.html
出典情報 厚生科学審議会 臨床研究部会(第36回 9/4)《厚生労働省》
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○ 国際共同治験・臨床試験の推進
英語での治験・臨床試験の実施に向けた製薬企業や他の実施施設等との契
約・調整、治験・臨床試験全体のマネジメントが可能な人材(メディカルスタッフや
事務系職員など医師以外の人材も含む。)の育成・配置の支援を行う。欧米等で
先端的な治験・臨床試験を実施する医療機関等に、人材派遣を拡充し、海外の
規制当局や製薬企業等との強い関係を築き、交渉力を高め、日本での国際共同
治験・臨床試験を主導できる人材の育成を強化する。
また、日本国内に開発拠点を有さない海外のスタートアップや製薬企業から国
内での治験・臨床試験の実施について相談を受け、支援を行うワンストップサー
ビス窓口の設置を行う。ワンストップサービスを担う組織は、臨床研究中核病院
や国立高度専門医療研究センター(ナショナルセンター)等による国内での治験・
臨床試験の実施を調整するとともに、欧米を中心とした海外の製薬企業、有力ス
タートアップに対して、日本での治験・臨床試験の実施に向けて、各種支援内容
について紹介し、国内での治験等の実施を誘致する機能も担う。
○ 治験・臨床試験業務に従事する人材の育成・キャリアトラック整備
治験・臨床試験の質を向上し、国際共同治験・臨床試験を更に呼び込み、実
施件数の増加にも対応するため、プロジェクトマネージャー、スタディマネージャ
ー、治験コーディネーター(CRC)、生物統計家、データマネージャー、臨床検査
技師、倫理審査・治験事務局担当者等や治験・臨床試験業務に従事する医師、
看護師(リサーチナース)、薬剤師等の人材育成を強化する。また、これらの研究
支援人材について、能力や役割に応じた適切な処遇やキャリアパスの構築を行
う。さらに、治験・臨床試験専門職の持続的な人材育成には、早期からの教育
等 、いわば、「臨床研究開発リテラシー」の涵養が必要であり、医師・歯科医師、
看護師、薬剤師、臨床検査技師等の医療職を志す学生や若手医療職に対して、
関連法規の知識や治験・臨床試験の実施意義、臨床開発方法論等に関する教
育等を強化する。
○ 多施設共同治験での単一の治験審査委員会での審査(single IRB)の原則化
欧州の EU 臨床研究指令及び米国のコモン・ルールでは、単一の治験・臨床試
験審査委員会(IRB)での審査を求めており、欧米では単一の IRB での審査が一
般的である。日本での国際共同治験・臨床試験を推進し、審査の質を向上させる
ため、日本での治験においても単一の IRB での審査を原則化することとし、その
ための規制・手続き上の課題解消を図る。さらに、国際共同治験・臨床試験の推
進のために、実施計画書(プロトコール)や試験薬概要書(IB)、説明同意文書
(ICF)等を英文で審査することが可能な IRB 並びに認定臨床研究審査委員会
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