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参考資料2:総薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議中間とりまとめ (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43236.html
出典情報 厚生科学審議会 臨床研究部会(第36回 9/4)《厚生労働省》
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GMP 準拠の治験薬製造施設の確保
CDMO に対する支援強化(デュアルユース補助金の活用に加え、機械化・自
動化や製造プロセス開発に関する支援)
国際レベルの CDMO と FIH 試験実施拠点の融合や海外拠点との連携の推進
バイオ医薬品(バイオシミラーを含む)の国内製造の基盤となるバイオ製造人
材の継続的な育成と海外からの呼び込み

(アカデミアやスタートアップの絶え間ないシーズ創出・育成)
○ 絶え間なく創薬シーズの創出を行っていくには、わが国が持続可能な創薬力の
維持・向上を図っていくことが重要である。このため、イノベーションの種となる医
学、薬学、理学等の基礎研究をさらに推進し、コンバージョンサイエンスの成果も
取り入れつつ、AI やロボティクス×創薬などの新たなモダリティを分野連携で行
うとともに、わが国の強みである iPS 細胞の研究基盤等を活用した実験動物を用
いない非臨床試験や、再生医療などの日本の強みを有する取組を生かし創薬シ
ーズに生かしていくべきである。また、サイエンスとビジネスの好循環を生み出す
スター・サイエンティストの育成と活用に資するファンディングの在り方が重要で
ある。
○ 新たなモダリティの研究開発やスタートアップ創出にも貢献できる人材を確保・育
成するため、アカデミアにおけるグローバル人材の受け入れを進めるとともに、
医学部・薬学部の教育の段階から、新しい臨床試験や創薬の在り方といった医
学・薬学の変化に迅速に対応した人材育成の観点も含め、教育内容の見直しも
検討されるべきである。これには、今後の創薬力向上に不可欠な薬学教育のあ
り方やデータサイエンス人材の育成・強化、他国からの人材の呼び込みも含まれ
る。
○ アカデミアの基礎研究の成果の応用が、産業界において事業として利益を創出
し、また次の基礎研究の源泉となっているという資金の循環 16に基づき研究者が
新たなイノベーションを創出できるよう、知財・ビジネス戦略の確立が必要である。
○ 大学病院をはじめとする臨床研究を実施する病院において、医療現場の出口を
知る医療従事者が臨床試験の拠点とも連携して創薬シーズの研究開発を進め
ることも重要であるが、こうした医療現場のシーズの研究体制が危機的な状況に

16

◎サイエンスサイクルを回していくため、基礎の研究者には研究資金はどこから出ているのか、自分た
ちの知財が産業となって利益を創出し、また研究資金となっていることを理解して頂くべきであり、アカ
デミアの知財戦略が非常に重要である。
(高橋構成員)

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