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09 研究振興局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (17 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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医学系研究支援プログラム

令和7年度要求・要望額

現状・課題

<参考>政策文書における記載

 臨床医学・基礎生命科学いずれもTop10%補正論文数の世界シェアは低下
傾向にあり、医学系研究の相対的な国際競争力の低下が危惧されている。
 医学系研究を主として担う大学医学部・大学病院に所属する医師は、教育・
研究に加えて診療も担うことから、研究時間の確保が特に困難な状況にある。
 医学系研究の研究力向上のためには、研究時間の確保等を図りながら、先駆
的・革新的な研究を支援することが必要である。

事業内容

事業実施期間

 経済財政運営と改革の基本方針2024(令和6年6月閣議決定)
大学病院等の研究開発力の向上に向けた環境整備やAMEDの研究開発支援を通じて研究基盤を強化す
ることで創薬力の抜本的強化を図る。
 新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024(令和6年6月閣議決定)
また、大学病院に所属する医師の研究開発活動について、診療・地域医療への貢献により十分な研究時間が
確保できないという課題があることから、日本医療研究開発機構(AMED)を通じて、医学研究者の研究時間
の確保等に取り組む大学において、医師の研究を補助する職員の採用等、研究環境の効率化を進める。
 創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議中間とりまとめ(令和6年5月)
…医療 DX やAI 利用による業務効率化に積極的に取り組むとともに、先端的な医療や臨床試験を実施する
大学病院の研究開発力の向上に向けた環境整備を推進することが重要である。

【事業スキーム】

令和7年~

• 研究者の研究活動と、大学病院・医学部としての研究環境改善に係る取組(例:研
究時間の確保、他分野・他機関との連携強化、一定の流動性の確保等)とを一体的に
支援することにより、医学系研究の研究力を抜本的に強化する。
• 具体的には、大学病院・医学部を置く大学の中から、医学系研究者の研究時間の確保、
基礎生命科学や他分野を含めた多様な人材からなる研究チーム形成、国研や産業界、
海外等との頭脳循環の推進等に取り組む大学を公募・採択する。
• 採択された大学から選抜された、国家戦略上重要な研究課題に取り組む研究者に対し
研究費を支援するとともに、上記のような機関としての取組も支援する。



補助金
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)









採択
支援

支援
研究費

26億円
(新規)

研究環境改善に係る組織的コミット
←機関としての取組も支援

研究時間が確保された中で、支援
を最大限活用して研究成果を創出

深刻な研究時間の減少・不足に直面する医学系研究者が、時間的な制約から
解放されて研究活動に打ち込むことが可能となり、優れた成果の創出が期待。
他機関との連携強化等、機関としての研究力向上に向けた取組が加速。









採択
支援
代表機関

支援

≪総合・拠点強化型≫

≪特色・ネットワーク
強化型≫

採択件数:4件
採択人数:8人程度/件
研究費1,500万円/年
機関への支援:1億円

採択件数:6~8件
採択人数:10人程度/件
研究費1,500万円/年
機関への支援:0.6億円

(担当:研究振興局ライフサイエンス課)

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