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09 研究振興局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (2 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)

令和7年度要求・要望額

76億円

(前年度予算額

72億円)

背景・課題
• 国際的な頭脳獲得競争が激化する中、優れた研究人材が世界中から集う”国際頭脳循環のハブ”となる研究拠点の更なる強化が必要不可欠。
• WPI開始(平成19年度)から17年を経て、世界トップクラスの機関と並ぶ、卓越した研究力と優れた国際研究環境を有する世界から「目に見える拠点」を構築。大学
等に研究マネジメントや国際研究環境の構築手法等のグッドプラクティスが蓄積し、WPIは極めて高い実績とレピュテーションを有している。
• 世界の研究大学が大きな変革期を迎えるなか、日本の大学・研究機関全体を「公共財」と捉え、世界トップレベルの基礎科学を10~20年先を見据えた視座から推進
「世界トップレベル研究拠点プログラム(以下「WPI」という。)等による海外から研究者を呼び込む国際頭脳循環のハブとなる拠点形成を引き続き推進する。」
していくことが必要。

(統合イノベーション戦略2024(令和6年6月4日 閣議決定))

WPI拠点一覧

事業概要

※令和6年8月時点

3つのミッションを掲げ、大学等への集中的な支援により研究システム改革等の取組を
促進し、高度に国際化された研究環境と世界トップレベルの研究水準を誇る国際研究
拠点の充実・強化を図る。

3つのミッション

世界を先導する卓越研究と国際的地位の確立
国際的な研究環境と組織改革

次代を先導する価値創造

事業スキーム
対象領域 基礎研究分野において、日本発で主導する新しい学問領域を創出
支援規模 最大7億円/年×10年+最大3億円/年×最大5年間
拠点規模 総勢70~100人程度以上、世界トップレベルのPIが7~10人程度以上
外国人比率等 研究者の30%以上が外国からの研究者
事業評価 ノーベル賞受賞者や著名外国人研究者で構成されるプログラム委員会や
PD・POによる丁寧かつきめ細やかな進捗管理・成果分析を実施
• 支援対象経費 人件費、事業推進費、旅費、設備備品費等 ※研究プロジェクト費は除く







令和5年度に、段階的に拠点形成を推進するWPI COREや、複数の機関が強固な連携を組み
1つの提案を行うMultiple Host WPIの枠組みを導入

令和7年度概算要求のポイント

• 世界トップレベルの研究水準を誇る国際研究拠点の形成を計画的・継続的に
推進
• 世界のトップレベル研究機関と比肩する研究環境の整備を推進
• WPIの世界的なブランド力向上に向けたプロモーション活動を強化

支援中の拠点 9拠点
アカデミー拠点 9拠点
計18拠点

これまでの成果


研究の卓越性は世界トップレベルの研究機関と比肩し、
Top10%論文数の割合も高水準(概ね20~25%)を維持



「アンダーワンルーフ」型の研究環境の強みを活かし、
分野横断的な領域の開拓に貢献



高度に国際化された研究環境を実現
(外国人研究者割合は約3割以上、ポスドクは全て国際公募)

異分野融合を促す研究者交流の場
(新型コロナウイルス感染症拡大前の
Kavli IPMUの様子)



拠点長を中心としたトップダウン型マネジメントなど、研究システム改革を実現



民間企業や財団等から大型の寄附金・支援金を獲得、基礎研究に専念できる
環境と社会との資金の好循環を実現
例:大阪大学IFReCと製薬企業2社の包括連携契約(10年で100億円+α)
東京大学Kavli IPMUは米国カブリ財団からの22.5億円の寄附により基金を造成
(担当:研究振興局基礎・基盤研究課)

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