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09 研究振興局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (21 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(B-cure) 令和7年度要求・要望額
(前年度予算額

(Biobank - Construction and Utilization biobank for genomic medicine REalization)

56億円
43億円)

現状・課題


健康・医療戦略(令和2年3月閣議決定)に基づき、ゲノム研究の基盤となる大規模バイオバンクの構築・高度化、国内主要バイオバンクのネットワーク化によるバイオ
バンク横断検索システムの整備、世界動向を踏まえた先端ゲノム研究開発等を実施。



「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024年改訂版」(令和6年6月閣議決定)において「ゲノム創薬をはじめとする次世代創薬」が掲げられ、ゲノムの
バイオバンクが中心となって全ゲノム解析やマルチオミックス解析の結果を利活用することにより創薬の成功率の向上を図るとされている。また、「統合イノベーション戦略
2024」(令和6年6月閣議決定)等において「バイオバンク間の連携による個別化医療・予防医療の実現」が掲げられ、疾患と一般住民のバイオバンクの協働の強
化により利活用促進・成果創出に取り組む旨が記載されている。



バイオバンクの利活用を促進し、革新的な創薬等につなげるため、我が国の強みを生かした大規模ゲノムデータ基盤を構築するとともに、疾患と一般住民バイオバンクが
協働し、医療・創薬・ヘルスケアなどの社会実装を加速するための研究を実施。併せて、バイオバンク運営の効率化も必要。

事業内容

事業実施期間

令和3年度~令和7年度

③ゲノム医療実現推進プラットフォーム 16億円※(14億円)

①東北メディカル・メガバンク計画(TMM)
33億円(22億円)
世界的にも貴重な家系情報を含む一般
住民15万人の試料・健康情報を保有

- 先端ゲノム研究開発(GRIFIN)
• 公募型での研究開発の推進により、多因子疾患の発症・重
症化予測・予防法開発に資する疾患解析や技術開発を実施
するとともに、ゲノム研究者の裾野拡大を目指す。
- ゲノム研究プラットフォーム利活用システム
• バイオバンク横断検索システムの運用・高度化を実施。

TMM
利活用促進

- 倫理的・法的・社会的側面に対する取組

*NC
BN

※①の大規模ゲノムデータ基盤の構築に必要な費用の一部を含む

④次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析
2億円(2億円)
国内のバイオバンク等が保有する生体試料の解
析(情報化)を進め、ゲノム医療実現のための
基盤データを整備。

生体試料
解析データ

**

**
**

疾患
バンク

全国の他のバイオバンクや、
臨床医、異分野の研究者、
民間企業等と幅広く連携

*NCBN:ナショナルセンターバイオバンクネットワーク(厚生労働省)
**:全国各地のコホート・バイオバンク(科研費等)

子どもを中心とした約2万人の全ゲノム解析を実施し、
企業等と連携の上、我が国の強みを生かした大規模ゲノ
ムデータ基盤を構築。

連携強化

両バンクの試料・情報の統合解析を
実施することにより、疾患の予測・予防
や治療に資する利活用研究を促進

②ゲノム研究バイオバンク(BBJ)
7億円(5億円)
27万人、44万症例、51疾患の試料・
臨床情報を保有
多様な疾患の生体試料とその解析データ・臨床情報
を有する大規模バイオバンクを構築。
(担当:研究振興局ライフサイエンス課)21