新興・再興感染症研究基盤創生事業


令和7年度要求・要望額
（前年度予算額

現状・課題

＜政策文書における記載＞

「ワクチン開発・生産体制強化戦略」（令和３年６月閣議決定）、「国際的に脅威となる感染症対策の強化のための国
際連携等に関する基本戦略」（令和５年４月関係閣僚会議決定）、「経済財政運営と改革の基本方針2024」（令
和６年６月閣議決定)等に基づき、国立国際医療研究センター等と連携し、モニタリング体制の基盤強化・充実により、
政府全体の感染症インテリジェンス強化に貢献。

事業内容

25億円
23億円）

事業実施期間

令和２年度～令和８年度

【経済財政運営と改革の基本方針2024
（令和６年６月閣議決定)】
平時からの情報収集・分析、ワクチン・診断薬・治療薬の研
究開発、人材育成、（中略）全面改定後の「新型インフル
エンザ等対策政府行動計画※」に基づき、次なる感染症危
機への対応に万全を期すとともに（中略）

※新型インフルエンザ等対策政府行動計画（令和６年７月閣議決定）

「経済財政運営と改革の基本方針2024」（令和６年６月閣議決定)等に基づき、海外研究拠点を活用した研究や多分野融合研究等への支援を通じて、幅広い
感染症を対象とした基礎研究と人材層の確保を推進。

我が国における感染症研究基盤の強化・充実
① 海外の感染症流行地の研究拠点における研究の推進

【国際感染症研究】
 我が国の研究者が感染症流行地でのみ実施可能な研究
 海外における研究・臨床経験を通じた国際的に活躍できる人材の育成
【ワクチン戦略等及び政府の危機管理体制強化を見据えたモニタリングの強化】
 モニタリング強化（研究人材確保、パンデミック発生時に使用可能なデュアルユース
研究機器の整備、ネットワークコア拠点におけるネットワーク調整基盤強化）
 有事に迅速に対応するための海外研究拠点を強化・維持

新興・再興感染症制御のための基礎研究
③ 海外研究拠点で得られる検体・情報等を活用した研究の推進
 創薬標的の探索、伝播様式の解明、流行予測、診断・治療薬の開発
等に資する基礎研究
 研究資源 (人材・検体・情報等）を共有した大規模共同研究により、
質の高い研究成果を創出

④ 多様な視点からの斬新な着想に基づく革新的な研究の推進
 感染症学及び感染症学以外の分野を専門とする研究者の参画と分野
間連携を促し、病原体を対象とした、既存の概念を覆す可能性のある
野心的な研究や、新たな突破口を拓く挑戦的な研究
 欧米等で先進的な研究を進める海外研究者と連携し、最新の測定・
解析技術やバイオインフォマティクス等を活用した研究
 感染症専門医が臨床の中で生じた疑問を基礎研究によって解明してい
くリバース・トランスレーショナル・リサーチ
材料科学、化学、工学、物理学、

多分野融合研究 情報科学、AI、臨床医学・疫学等
従来の感染症研究

【事業スキーム】

② 長崎大学BSL4施設を中核とした研究の推進
 長崎大学BSL４施設を活用した基盤的研究（準備研究を含む）
 長崎大学等による病原性の高い病原体の基礎研究やそれを扱う人材の育成

国

補助金

委託①③④
AMED

補助②

大学等
長崎大学

（担当：研究振興局研究振興戦略官付）24