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09 研究振興局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (9 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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戦略的創造研究推進事業

令和7年度要求・要望額 21億円
(前年度予算額
9億円)
※運営費交付金中の推計額

情報通信科学・イノベーション基盤創出(CRONOS)
背景・課題
生成AIサービスの急速な流行や、社会インフラのIoT化、AI技術の発展に伴うサイバー攻撃の高度化・激
化等、ICTの革新的な進展は、大きな社会変革を起こす鍵であり、将来の我が国の帰趨を握る革新
的なICTの創出・進化を実現するための研究開発および高度研究人材の育成を強力に推進することが
求められている。ICTを支える情報分野は技術進展が速いため、基礎研究と応用研究の垣根を超え、革
新的・機動的な研究開発を実施し社会変革を狙うことのできる新たな研究スキームが必要である。

統合イノベーション戦略2024(令和6年6月4日閣議決定)

AIが社会に浸透し多様な分野での活用が見込まれるなど、デジタル社会が一層進展し、
サイバー空間とフィジカル空間の融合が進んでいく中で、更なるデータの充実や健全な情報
流通の確保を図るとともに、デジタル社会を支える産業基盤の確保や情報通信インフラの
整備・高度化を進めることが必要不可欠である。

事業概要

【事業の目的・目標】

• Society 5.0以降を見据えた未来社会における大きな社会変革を実現可能とする革新
的な情報通信技術の創出と、革新的な構想力を有した高度研究人材の育成に取り組
み、我が国の情報通信技術の強化を実現。

【事業概要・特徴】

• 常識を変える発想に基づき、技術ブレークスルーを通
じて社会的インパクトをもたらすビジョンをグランドチャレ
ンジとして設定し、その貢献に向けた研究開発を推進。
• グランドチャレンジは技術的な視点だけでなく独創性・
先見性を持つ様々な立場や世代からの有識者によ
るワークショップ等での意見を踏まえて検討。また、
公募時には、グランドチャレンジそのものを提案すること
も認める。
• 事業推進においては、ICT分野の研究開発を行って
いるNICT等とも連携。

グランドチャレンジ(GC): 1~6 への挑戦をGCとして設定
1.に係るGCの例:環境に溶け込むセンサからのマルチモーダル情報センシング

2.に係るGCの例:ニーズや技術の変化に追従し再構成が可能なネットワークアーキテクチャ

【事業推進スキーム】
• 基盤研究を行う研究期間を安定的に確保するとともに、概念実証(POC)等に必要な
追加的支援スキーム(移行研究)を設置。移行研究の過程で必要性が明らかとなった
課題等は随時基盤研究にフィードバックするなど、効果的・効率的な研究開発を実施。
(事業開始年度:令和6年度)

移行研究

スパイラルアップ

(応用への橋渡し)

基盤研究

基礎・応用研究の
フィードバック

(基礎研究)

• 基盤研究:グランドチャレンジ達成に向け、国際的にもトップレベルの技術ブレークス
ルーを起こす成果創出や高度研究人材の育成を推進。(期間6年、4千万円程度/
課題/年)
• 移行研究:社会実装を目指すべき顕著な成果が出た場合、事業内募集・審査を経
てPOC等に必要な支援をアドオンで実施。総務省・NICT事業等への橋渡しや大学発
ベンチャー創出の促進を見据える(期間3年以内、2.5千万円程度/課題/年)

令和7年度概算要求のポイント

• グランドチャレンジ達成に向けた従来の常識にとらわれない挑戦的な研究開発を
推進(継続18課題分、新規24課題分)
• 研究開発の推進を通じて、当該分野の高度研究人材育成にも貢献

【資金の流れ】


運営費交付金

JST

委託

大学 等

(担当:研究振興局参事官(情報担当)付)

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