よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1 臓器移植対策の現状について (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43677.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会臓器移植委員会(第68回 9/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

脳死下の臓器摘出にいたるプロセスと件数
令和5年度厚生労働科学研究費補助金事業「終末期医療から脳死下・心停止後臓器提供に関わる医療の評価に関する
研究」において、脳死を経て死亡した患者の多くに脳死の判断が行われておらず、家族に臓器提供の情報提供が行わ
れていない可能性があることが示された。

急性期重症患者受け入れ
終末期(脳死とされうる状態)を
判断
主治医等が家族に臓器提供の説明
を聞くことの希望を確認
コーディネーターの説明に対し、
家族が臓器提供を承諾

「脳死とされうる状態」を経た
死亡者数
(推計※)4,412名
69%
「脳死とされうる状態」
の診断が実施された者
(推計※)1,363名
家族に臓器提供に関する
情報が提供された者
(推計※)1,113名

臓器摘出術

18%


91%


脳死判定
臓器の機能評価



脳死下臓器提供
が実施された者
105名

(※)令和5年度厚生労働科学研究費補助金事業「終末期医療から脳死下・心停止後臓器提供に関わる医療の評価に関する研究:横堀將司(日本医科大
学)」の結果を用い、5類型施設895施設のうち、回答のあった612施設において、3,017名が「脳死とされうる状態」を経て死亡し、うち「脳死とさ
れうる状態」の診断が実施された患者数は932名、うち、家族に臓器提供に関する情報が提供された患者数は761例であったことから、有効回答率を
踏まえ、895施設/(647施設-35施設)を乗じた値を用いた。脳死下臓器提供が実施された者は令和4年度の実績を105名を用いた。
28