（参考）臓器あっせん機関の日米比較
臓器のあっせんは、ドナー・レシピエントのマッチング（Allocation)と、家族同意や臓器調達（Procurement）がある。アメ
リカは、利益相反の観点から、ドナー・レシピエントのマッチングと家族同意や臓器調達の業務を分けて、それぞれ別の機関
が業務を行っている。

日本
①移植希望待機者リストの管理
②ドナーとレシピエントのマッチング
③ドナー候補の医学的情報の収集
④家族への説明と同意の取得
⑤脳死判定の監督
⑥臓器摘出の管理
⑦臓器移植医療に係るデータの管理

JOT

（Japan Organ
Transplant Network)

UNOS

データ管理業務

（United Network for
Organ Sharing)

①移植希望待機者リストの管理
②ドナーとレシピエントのマッチング

マッチング業務

ドナー情報

⑦臓器移植医療に
係るデータの管理

⑨レシピエント
移植実施施設の情報

AOPO（Association of OPO)

都道府県臓器移植
コーディネーター

・院外の関係
施設の調整
・書類作成
・家族支援

⑧家族対応、臓器摘出担当
のスタッフを派遣

臓器提供施設
・脳死判定

（Scientific Registry
of Transplant
Recipients）

・全米56のOPOを統括
・OPOの質管理、教育
・OPO同士や学術との連携の構築

ドナー関連＋
マッチング関連業務
＋データ管理業務

家族への臓器提供
に関する説明を依頼

SRTR

アメリカ

・ポテンシャル
院内ドナー
コーディネーター ドナーの把握
・院内の調整

OPO（全米56施設）
（Organ Procurement
Office)

ドナー関連業務

ポテンシャルドナー
情報を通報

③ドナー候補の医学的
情報の収集
④家族への説明と同意
の取得
⑥臓器摘出の管理

⑧家族対応、ドナー管理、
臓器摘出担当のスタッフを派遣

臓器提供施設
・脳死判定

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