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令和3年度老健事業「介護経営の大規模化・協働化に関する調査研究事業」 (24 ページ)

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出典情報 介護施設・事業所の協働化・大規模化(9/19)《厚生労働省》
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フードバンクとフードファミリーを並行して取り組むことをコロナ禍の中で実施。
広報活動は社協のチラシ「きずな」
( 毎月)を全戸配布しており、フードファミリーの募集のお願いとフードファミ
リー・フードバンクの寄贈品を紹介。月に10件程の利用がある。また、全国に組織があるお寺おやつクラブにおい
て、フードバンクとして、お供え物等が段ボールで届き生活困窮者等に活用させていただいている。

事業の共同化と連携協働の強化
1 個人情報を含む書類の合同処分及びリサイクル活用の取組み

手間と費用を抑え、SDGsを意識してリサイクル活用の取組みを実施している。
各施設で扱う書類は個人情報を含んだものが多く、処分が非常に大変という声が上がっていたため、経費と手間
の削減を目的として、個人情報を含んだ書類の合同処分を開始した。書類はトイレットペーパーにリサイクル可
能なため、製紙工場に持ち込んで処理をしている。令和2年には、全法人で段ボール箱446箱分、
トイレットペー

パー68,970個のリサイクルに成功した。

2 合同人財募集

合同での人財募集のチラシの作成や、ホームページに専用ページの開設などを実施。

どの法人も、
「 募集しても人が来なくて、職員も負担が大きくなり困っている」と言われ、人の確保が大きな課題で
あった。合同の人財募集をするために、フリーマガジンの掲載やチラシを作成して各世帯に配布。近隣の社協に
も、生活困窮のために特例貸付に来る方々に配布するようにお願いをした。

3 外国人介護人材確保基盤整備事業

人財を確保するためには、外国人の方々の手も借りる必要がある。
外国人というと、安い給料でお手伝いさんを雇うように考えている法人も中にはある。専門職として、今から技能
実習生を育てながら、雇用を確保し、人財を増やしていくことも必要と考えて取り組んでいる。
2年前に会長と事務局長でフィリピンを訪問し、現地の人々と会い、管理団体の方々や送り出し機関の方とも会っ

て、受け入れ体制等を整備しているところである。

4 働き方改革における合同相談窓口の設置

社会保険労務士を講師に招き、会員内の雇用事業所への個別相談窓口を設置。働き方改革への対応や助成金申
請などのアドバイスを受ける。

5 共同購入品目の調査

マスク27,000枚の共同購入や抗原検査キット600セットの共同購入を実施。さらにコピー用紙、オムツなどを安

くて良いものを提供できるように調査及び交渉中。

6 経費削減に関わる合同電力割引交渉

高圧電力を電力会社と交渉し、大規模特約割引契約。電力会社の好意もあるが、経費の削減が実現(社福連全体

で年間1,500万円の削減)。現在は高圧だけだが、低圧も交渉予定。

7 合同接遇研修

入職してもすぐに辞めてしまうのは、人との関わりがうまくできていないからであり、社福連において接遇の合同
研修を実施予定。全体ですることにより他施設との人脈もでき、講師費用等の費用を抑えることができる。

8 その他

⿟地域買い物支援事業
デイサービス送迎車等で施設の近隣の地域住民の方をスーパーまで無料送迎する事業を展開。現在田んぼ園で
モデル的に実施。各施設に拡大を計画中。
⿟地域人材派遣事業(地域出前講座)
登録制であり、社福連の会員で専門的知識や技術を持った方々を活用し、地域の要望に応じてその知識や技術を
地域住民に還元する。趣味が高じて博士的な知識や技術を持った方もOK。例えば、手品やバンド演奏、管理栄養
士が食事のお話をするなど。

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