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令和6年版過労死等防止対策白書 全体版 (168 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001314678.pdf
出典情報 令和6年版過労死等防止対策白書(10/11)《厚生労働省》
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参加者は4つの休憩条件のいずれかに1回のみ参加し、心血管系反応などは運転開始前の
安静時と運転1時間毎にドライビングシミュレータを運転しながら測定し、異なる休憩パタ
ーンによる心血管系反応への緩和効果を検討した。
測定の結果、60 分の昼休憩の条件Ⅱが、運転による心血管系の負担を緩和するには最も有
効であった。また、トータル 60 分の休憩を 10 分の休止と 50 分の昼休憩に分割した条件Ⅲ
は、心臓反応への緩和効果が認められた。一方、30 分休憩を1回の条件Ⅰと 10 分と 20 分に
分割した条件Ⅳでは昼休憩による心血管系反応への明確な緩和効果が認められなかった。特
に分割した条件Ⅳでは昼休憩後の心臓反応と血管反応はむしろ悪化した(第 4-4-3-2 図)。
トラックドライバーの勤務中の心血管系負担を軽減するため、60 分程度の昼休憩の確保が
望ましいことが示唆される。




4章


第 4-4-3-2 図 昼休憩前後の運転セットの比較

過労死等をめぐる調査・分析結果









調







(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和5年度過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働
安全衛生研究」をもとに作成

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