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資料2 医療の質の向上に関する問題について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44423.html
出典情報 美容医療の適切な実施に関する検討会(第3回 10/18)《厚生労働省》
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ヒアリングで指摘された問題①


第2回検討会のヒアリングで指摘された医療の質に関する問題は以下のとおり。

医師の知識・技能等に関する問題



主に外科的手法を用いて疾病による変形を正常な状態に近づける形成外科と同じ基本手技を発展させて行う美容
外科診療は、臨床解剖学や創傷治癒学といった形成外科学を基礎として学んだ上で、実際に多岐な手術を行い、
習得していく必要がある。



美容医療の合併症の治療に対応するには、解剖学、病理学、創傷治癒学などの知識と経験が必要であるが、形成
外科、皮膚科の専門研修を受けていない医師は、それに対応できていない。



十分な教育、研修を受けておらず、美容医療はもとより医療人としての基本的な知識、技能、態度が不十分な医
師(歯科医師を含む)による美容医療の被害が生じているのではないか。



患者の健康や安全よりも経営効率を優先する医療機関が存在する。
アフターケアに関する問題



医療における合併症は一定の割合で必ず存在し、その対応は合併症が発生した医療施設が責任を持って対応すべ
きであるが、軽微から重篤な合併症に対して治療を行った施設で対応できていないケースや、受診後に担当医に
経過やトラブルについて相談しても拒絶され相談できないケース等が存在。



治療の効果とリスク(通常起こりうるものも含む)について、美容医療実施機関における事前の説明と治療後の
対応が不十分であった患者が他の皮膚科専門医を受診し、通常診療を圧迫している。
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