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資料2 医療の質の向上に関する問題について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44423.html
出典情報 美容医療の適切な実施に関する検討会(第3回 10/18)《厚生労働省》
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ヒアリングで指摘された問題②
医療機関が遵守すべき基準・水準について



美容医療は医療の一分野である以上、科学的エビデンスに基づく安全性と効果の評価が確立した治療を行うべき
であるが、効果や安全性が確認されていない治療の結果、副作用や効果が感じられない等のトラブルが存在。
患者による理解・適切な医療機関の選択に関する問題



患者がインターネット等で情報を得ており、適切な医療機関を選択する知識・情報が不十分。



患者が正しく安全な医療機関を見極められるような仕組みが必要。業界団体が制定した運営ガイドラインを遵守
している施設を認定し、認定医療機関で安全性の高い治療だけを受けるように啓発する必要がある。



違法広告の取締りが機能していない。
実態の把握に関する問題



美容医療によるトラブルにおいて、事例の行政への報告方法等が十分に明らかになっていない。



合併症には、ショックや重篤な感染症など生命に関わるものから、失明、組織壊死、瘢痕拘縮など重篤な後遺症
を残すもの、傷跡、炎症、色素沈着など醜形を残すものなど様々であるが、その実態が明らかになっていない。
診療契約締結時の問題



「ほくろ除去1,980円~」の広告を見て受診したところ、「見積もりは180万円だが、今日なら割引して120万
円に安くなる。」と密室で説得され、当日のうちに多数の「ほくろ」を切除された事例。



患者の知識が少ないことを利用され、不相応に高額な費用を支払わされている事例。



医師以外のスタッフによるカウンセリングが強引で、希望していない施術を契約するまで帰宅できなかった事例。4