よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1-3 福祉施設団体向けマイナンバーカード取得・管理マニュアル(本編) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45257.html
出典情報 社会保障審議会障害者部会(第143回 11/14)こども家庭審議会障害児支援部会(第8回 11/14)(合同会議)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第1

マイナンバーカードの健康保険証利用のメリットについて

マイナンバーカードで医療機関・薬局を受診等することで、従来の健康保険証にはな
い、以下のような様々なメリットを受けられます。このようなメリットは、マイナンバー
カードでなければ享受できないものです。高齢者や障害のある方等の方々にも、マイナン
バーカードを取得し、健康保険証として利用いただきたいと考えています。(資料編P30
もご参照ください。)
①患者ご本人の受診・薬剤情報等に基づいたより適切で質の高い医療を低い窓口負担で受
けることができます。
・ 患者ご本人の同意に基づき、患者の過去の薬剤情報、特定健診情報、診療情報を、
医療機関・薬局と共有し、重複投与・併用禁忌を防止しつつ、より正確で客観的な
データに基づいた適切で質の高い医療を受けることができます。
・ 患者ご本人にとっては、自身のこれまでの薬剤服用歴等を正確かつ網羅的に医師・
薬剤師に説明する手間や時間を省くことができます。多くの種類の薬を服用してい
る方や、かかりつけ医以外の医療機関・薬局を受診等する必要が生じた方、災害時
などには特に便利であると考えられます。
・ ご家族や施設職員にとっても、患者の方の薬剤服用歴や医療機関・薬局等の受診歴
等を医師等に正確に伝えることができます。過去の処方・調剤履歴を参照して、飲
み合わせや薬の分量を調整してもらうこともできます。
(具体的な事例)
• 眼科において、特定健診の結果などから患者の糖尿病を推測し、合併症である網膜
症(自覚症状なく進行し、失明の原因になり得る)に気付けた。
• 高齢の患者が「口がかわく」と訴えるケースにおいて、生理現象なのか、薬剤の副
作用なのかの判断をする上で、薬剤情報の履歴を活用。
• かかりつけ医であるため、他施設でどのような診療行為や薬剤を利用しているかを
確認。診療科(医科、歯科等)を踏まえて、処置名や処方の意図を確認している。
②手続なしで高額療養費の自己負担分を超える支払が不要になります。
限度額適用認定証の申請・交付手続をしなくても、高額療養費制度における限度額を
超える支払が確実に免除されます。
※ 上記の健康保険証利用以外にも、マイナンバーカードは、顔写真付きの本人確認書類として
様々な場面で利用できる等のメリットがあり、今後、医療・介護・福祉分野における DX(デジ
タル・トランスフォーメーション)の基盤となるツールとなることが想定されるなど、さらに
多くの場面で利活用が進んでいくことが期待されています。

4