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資料2 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00052.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第126回 4/8)《厚生労働省》
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現状・課題
2.医療と計画相談をはじめとする相談支援等の連携について
○ 障害児者の地域生活と健康を支えていくためには、本人の希望に応じた暮らしを実現する観点から、福祉と医療の両面か
らの支援・マネジメントが重要である。また、障害福祉サービスの利用や計画相談支援をはじめとする相談支援など、地域
生活や就労等の様々な場面において医療と連携した支援が行われることが重要である。
○ 障害福祉サービス等の利用申請にあたっては、申請者に対して、就労支援などの一部の訓練等給付のみの場合を除き、主治
医の意見書の提出を求めており、市町村において、医療に関する事項を勘案して支給決定が行われる仕組みとなっている。
○ 相談支援事業者は、この利用申請前の計画相談支援において医療を含む関係機関との連携に努めることとされている。ま
た、報酬上、医療機関等と連携して情報収集しつつ計画を作成した場合や入退院時に医療機関と情報連携した場合(入院時
に入院先病院に利用者の状況等を提供する、退院時に情報収集を行い計画作成する等)、加算により評価されている。
○ 上記のように、医療と福祉の連携の推進について一定の方策が講じられているものの、相談支援専門員がより効果的な受診
援助の役割を担うことができる仕組みや医療と福祉双方の従事者の相互理解の促進に基づく有機的な多職種連携の推進が必
要である、との意見がある。
3.入院中の医療と重度訪問介護について

○ 重度訪問介護を利用している障害支援区分6の重度障害者は、入院中も引き続き重度訪問介護を利用して、本人の状態を
熟知したヘルパーにより、病院等の職員と意思疎通を図る上で必要なコミュニケーション支援を受けることが可能となって
おり、令和元年度は一月平均で219人が利用している。
○ この入院中の重度訪問介護利用については、対象区分や重度の知的障害者などに普段から接している支援者による支援の必
要性について、検討すべきとの意見がある。また、入院中にヘルパーが必要とされる場合には入院ができなかったり、入院
を希望しても医療機関から受入れを断られたり、受入れ先を見つけるのに時間を要してしまうといった意見もある。
○ これまでの部会では、入院中の重度訪問介護について、「知的障害の方や行動障害の激しい方について適正な医療を確保す
るのが難しいため普段から接している支援者が非常に重要である」「知的障害者については入院中の介護やコミュニケー
ション支援のニーズが高いが制度の利用対象が障害支援区分6に限定されている」「障害支援区分4・5の方でも入院中に
困り事を抱える人は多くいるため制度の改善をお願いしたい」「精神障害者に対する入院拒否が生じている」「精神障害者
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の障害支援区分認定が実際よりも低く認定されることが多く、当該制度を利用しづらい」等の意見があった。