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参考資料4 新型コロナワクチン「コミナティ筋注6ヵ月~4歳用」(ファイザー株式会社)審査報告書 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00053.html
出典情報 第87回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第16回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)《厚生労働省》
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現割合が 1%以上の Grade 3 以上の事象は認められず、Grade 4 の事象の発現はなかった。
発熱の発現状況について、本剤群の体温別の発現割合は 38.0~38.4℃は 5.3%(97 例)
(1 回目接種 3.1%
(57 例)
、2 回目接種 2.3%(41 例)
、3 回目接種 2.9%(16 例)以下同順)
、38.5~38.9℃は 3.1%(56 例)
(1.3%(24 例)
、1.5%(26 例)、1.4%(8 例)

、39.0~40.0℃は 2.0%(36 例)
(0.7%(13 例)、1.1%(19
例)、0.7%(4 例)

、40.0℃超は 0.2%(3 例)
(0.1%(1 例)、0.1%(2 例)
、0)であった。なお、40.0℃超
の 3 例は 1 回目接種後に 1 例、2 回目接種後に 2 例に認められた。これらの発熱は本剤接種 2~5 日後に
発現し、1~5 日間継続したが 40℃以上となった期間は 1~3 日間であった。2 例は解熱鎮痛剤を使用し、
転帰は全例回復であった。
局所反応は 1 回目、2 回目と比較し、3 回目では同等又は低い発現率であった。局所反応の発現時期
(中央値)はいずれの接種回においても本剤接種後 1~2 日であり、持続期間(中央値)は 1 日間であっ
た。全身反応は 1 回目、2 回目、3 回目接種の順で発現割合が低くなる傾向であった。全身反応の発現時
期(中央値)はいずれの接種回においても本剤接種後 2 日であり、持続期間(中央値)は 1 日間であっ
た。
治験薬接種に伴う症状の治療に対して解熱鎮痛剤を 1 回以上使用した被験者の割合は、1 回目接種で
は本剤群 10.8%(197/1,825 例)
、プラセボ群 9.1%(83/909 例)、2 回目接種では本剤群 9.9%(177/1,779
例)
、プラセボ群 8.4%(74/878 例)
、3 回目接種では本剤群 8.5%(47/552 例)、プラセボ群 6.9%(18/262
例)であった。なお、C4591007 試験では解熱鎮痛剤の予防投与は許容されていなかった。
部分集団別の反応原性事象の発現割合は表 11 のとおりであり、被験者背景による明らかな差異は認
められなかった。
治験薬各回接種後 7 日間における反応原性事象(1 回目、2 回目又は 3 回目のいずれか)部分集団解析
(第Ⅱ/Ⅲ相パート 安全性解析対象集団)
局所反応
全身反応
本剤群
プラセボ群
本剤群
プラセボ群
n/N(%)
n/N(%)
n/N(%)
n/N(%)
全体
981/1,833(53.5)
348/913(38.1)
1,044/1,833(57.0)
493/913(54.0)
性別

444/899 (49.4)
164/469(35.0)
476/899 (52.9)
248/469(52.9)

537/934 (57.5)
184/444(41.4)
539/934 (57.7)
245/444(55.2)
人種
白人
795/1,469(54.1)
274/719(38.1)
828/1,469(56.4)
399/719(55.5)
黒人、アフリカ
43/92 (46.7)
13/40 (32.5)
36/92 (39.1)
18/40 (45.0)
系アメリカ人
アジア人
59/127 (46.5)
33/76 (43.4)
69/127 (54.3)
38/76 (50.0)
多民族
79/131 (60.3)
24/69 (34.8)
75/131 (57.3)
32/69 (46.4)
民族
ヒスパニック系
122/264 (46.2)
32/120(26.7)
118/264 (44.7)
51/120(42.5)
/ラテン系
ヒスパニック系
857/1,566(54.7)
316/793(39.8)
895/1,566(57.2)
442/793(55.7)
/ラテン系以外
感染
あり
118/231 (51.1)
37/124(29.8)
110/231 (47.6)
62/124(50.0)
状況 a) なし
860/1,597(53.9)
310/782(39.6)
900/1,597(56.4)
426/782(54.5)
N=解析対象例数、n=発現例数
a)ベースライン時の SARS-CoV-2 感染状況:Visit 1 の SARS-CoV-2 N 結合抗体検査結果、核酸増幅検査結果、又は COVID19 罹患歴の有無により判定(いずれかの検査で陽性又は COVID-19 罹患歴ありの場合は「あり」
、いずれの検査も陰
性及び COVID-19 罹患歴なしの場合は「なし」

表 11

6 カ月~1 歳
第Ⅱ/Ⅲ相パートの 6 カ月~1 歳における治験薬接種後 7 日間に認められた反応原性事象は表 4 のとお
りであり、本剤群の多くの被験者で局所反応及び全身反応が認められた。
各事象の発現割合は、発熱については本剤群とプラセボ群で同程度であったが、その他の事象につい
16
コミナティ筋注 6 ヵ月~4 歳用_ファイザー株式会社_特例承認に係る報告書