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参考資料4 新型コロナワクチン「コミナティ筋注6ヵ月~4歳用」(ファイザー株式会社)審査報告書 (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00053.html |
出典情報 | 第87回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第16回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)《厚生労働省》 |
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ては本剤群でプラセボ群よりも高かった。発現割合が 1%以上の Grade 3 以上の事象は、本剤接種 3 回目
後の食欲減退 1.1%(4/362)のみであり、Grade 4 の事象の発現はなかった。
発熱の発現状況について、本剤群の体温別の発現割合は 38.0~38.4℃は 6.7%(79 例)
(1 回目接種 3.6%
(42 例)
、2 回目接種 3.6%(41 例)
、3 回目接種 3.8%(14 例)以下同順)
、38.5~38.9℃は 3.7%(43 例)
(2.0%(23 例)
、1.7%(20 例)、1.4%(5 例)
)
、39.0~40.0℃は 3.7%(44 例)
(1.6%(19 例)、2.0%(23
例)、1.4%(5 例)
)
、40.0℃超は 0.3%(3 例)(0.1%(1 例)、0.1%(1 例)
、0.1%(1 例)
)であった。な
お、40.0℃超の 3 例は 1 回目、2 回目、3 回目接種後にそれぞれ 1 例ずつ認められた。これらの発熱は接
種 1~3 日後に発現し、2~5 日間継続したが 40℃以上となった期間は 1 日のみであった。2 例で解熱鎮
痛剤を使用し、転帰は全例回復であった。
局所反応は 1 回目、2 回目と比較し、3 回目では低い発現割合であった。局所反応の発現時期(中央
値)はいずれの接種回においても本剤接種後 1~2 日であり、持続期間(中央値)は 1 日間であった。全
身反応は 1 回目、2 回目、3 回目接種後の順で発現割合が低くなる傾向であった。全身反応の発現時期
(中央値)はいずれの接種回においても本剤接種後 2 日であり、持続期間(中央値)は 1~2 日間であっ
た。
接種回別の反応原性事象は、プラセボ群では注射部位圧痛を除き 1 回目、2 回目、3 回目接種後の順で
発現割合が低下したのに対して、
本剤群では注射部位圧痛及び食欲減退の発現割合を除き 1 回目接種後、
2 回目接種後、3 回目接種後で順に発現割合は低下した。
治験薬接種に伴う症状の治療に対して解熱鎮痛剤を 1 回以上使用した被験者の割合は、1 回目接種で
は本剤群 24.0%(281/1,173 例)
、プラセボ群 19.7%(117/595 例)
、2 回目接種では本剤群 21.2%(243/1,147
例)
、プラセボ群 18.8%(111/591 例)
、3 回目接種では本剤群 19.2%(70/365 例)
、プラセボ群 16.5%(28/170
例)であった。なお、C4591007 試験では解熱鎮痛剤の予防投与は許容されていなかった。
部分集団別の反応原性事象の発現割合は表 12 のとおりであり、被験者背景による明らかな差異は認
められなかった。
治験薬各回接種後 7 日間における反応原性事象(1 回目、2 回目又は 3 回目のいずれか)部分集団解析
(第Ⅱ/Ⅲ相パート 安全性解析対象集団)
局所反応
全身反応
本剤群
プラセボ群
本剤群
プラセボ群
n/N(%)
n/N(%)
n/N(%)
n/N(%)
全体
434/1,177(36.9)
161/597(27.0)
906/1,177(77.0)
435/597(72.9)
性別
男
214/588 (36.4)
79/291(27.1)
459/588 (78.1)
208/291(71.5)
女
220/589 (37.4)
82/306(26.8)
447/589 (75.9)
227/306(74.2)
人種
白人
352/921 (38.2)
131/480(27.3)
722/921 (78.4)
354/480(73.8)
黒人、アフリカ系
13/42 (31.0)
6/23 (26.1)
25/42 (59.5)
15/23 (65.2)
アメリカ人
アジア人
24/91 (26.4)
10/40 (25.0)
64/91 (70.3)
26/40 (65.0)
多民族
44/117 (37.6)
12/49 (24.5)
91/117 (77.8)
35/49 (71.4)
民族
ヒスパニック系/
55/160 (34.4)
17/64 (26.6)
124/160 (77.5)
48/64 (75.0)
ラテン系
ヒスパニック系/
376/1,014(37.1)
142/529(26.8)
779/1,014(76.8)
385/529(72.8)
ラテン系以外
感染
あり
31/88 (35.2)
6/43 (14.0)
69/88 (78.4)
30/43 (69.8)
状況 a) なし
398/1,078(36.9)
152/541(28.1)
827/1,078(76.7)
396/541(73.2)
N=解析対象例数、n=発現例数
a)ベースライン時の SARS-CoV-2 感染状況:Visit 1 の SARS-CoV-2 N 結合抗体検査結果、核酸増幅検査結果、又は COVID19 罹患歴の有無により判定(いずれかの検査で陽性又は COVID-19 罹患歴ありの場合は「あり」
、いずれの検査も陰
性及び COVID-19 罹患歴なしの場合は「なし」
)
表 12
17
コミナティ筋注 6 ヵ月~4 歳用_ファイザー株式会社_特例承認に係る報告書
後の食欲減退 1.1%(4/362)のみであり、Grade 4 の事象の発現はなかった。
発熱の発現状況について、本剤群の体温別の発現割合は 38.0~38.4℃は 6.7%(79 例)
(1 回目接種 3.6%
(42 例)
、2 回目接種 3.6%(41 例)
、3 回目接種 3.8%(14 例)以下同順)
、38.5~38.9℃は 3.7%(43 例)
(2.0%(23 例)
、1.7%(20 例)、1.4%(5 例)
)
、39.0~40.0℃は 3.7%(44 例)
(1.6%(19 例)、2.0%(23
例)、1.4%(5 例)
)
、40.0℃超は 0.3%(3 例)(0.1%(1 例)、0.1%(1 例)
、0.1%(1 例)
)であった。な
お、40.0℃超の 3 例は 1 回目、2 回目、3 回目接種後にそれぞれ 1 例ずつ認められた。これらの発熱は接
種 1~3 日後に発現し、2~5 日間継続したが 40℃以上となった期間は 1 日のみであった。2 例で解熱鎮
痛剤を使用し、転帰は全例回復であった。
局所反応は 1 回目、2 回目と比較し、3 回目では低い発現割合であった。局所反応の発現時期(中央
値)はいずれの接種回においても本剤接種後 1~2 日であり、持続期間(中央値)は 1 日間であった。全
身反応は 1 回目、2 回目、3 回目接種後の順で発現割合が低くなる傾向であった。全身反応の発現時期
(中央値)はいずれの接種回においても本剤接種後 2 日であり、持続期間(中央値)は 1~2 日間であっ
た。
接種回別の反応原性事象は、プラセボ群では注射部位圧痛を除き 1 回目、2 回目、3 回目接種後の順で
発現割合が低下したのに対して、
本剤群では注射部位圧痛及び食欲減退の発現割合を除き 1 回目接種後、
2 回目接種後、3 回目接種後で順に発現割合は低下した。
治験薬接種に伴う症状の治療に対して解熱鎮痛剤を 1 回以上使用した被験者の割合は、1 回目接種で
は本剤群 24.0%(281/1,173 例)
、プラセボ群 19.7%(117/595 例)
、2 回目接種では本剤群 21.2%(243/1,147
例)
、プラセボ群 18.8%(111/591 例)
、3 回目接種では本剤群 19.2%(70/365 例)
、プラセボ群 16.5%(28/170
例)であった。なお、C4591007 試験では解熱鎮痛剤の予防投与は許容されていなかった。
部分集団別の反応原性事象の発現割合は表 12 のとおりであり、被験者背景による明らかな差異は認
められなかった。
治験薬各回接種後 7 日間における反応原性事象(1 回目、2 回目又は 3 回目のいずれか)部分集団解析
(第Ⅱ/Ⅲ相パート 安全性解析対象集団)
局所反応
全身反応
本剤群
プラセボ群
本剤群
プラセボ群
n/N(%)
n/N(%)
n/N(%)
n/N(%)
全体
434/1,177(36.9)
161/597(27.0)
906/1,177(77.0)
435/597(72.9)
性別
男
214/588 (36.4)
79/291(27.1)
459/588 (78.1)
208/291(71.5)
女
220/589 (37.4)
82/306(26.8)
447/589 (75.9)
227/306(74.2)
人種
白人
352/921 (38.2)
131/480(27.3)
722/921 (78.4)
354/480(73.8)
黒人、アフリカ系
13/42 (31.0)
6/23 (26.1)
25/42 (59.5)
15/23 (65.2)
アメリカ人
アジア人
24/91 (26.4)
10/40 (25.0)
64/91 (70.3)
26/40 (65.0)
多民族
44/117 (37.6)
12/49 (24.5)
91/117 (77.8)
35/49 (71.4)
民族
ヒスパニック系/
55/160 (34.4)
17/64 (26.6)
124/160 (77.5)
48/64 (75.0)
ラテン系
ヒスパニック系/
376/1,014(37.1)
142/529(26.8)
779/1,014(76.8)
385/529(72.8)
ラテン系以外
感染
あり
31/88 (35.2)
6/43 (14.0)
69/88 (78.4)
30/43 (69.8)
状況 a) なし
398/1,078(36.9)
152/541(28.1)
827/1,078(76.7)
396/541(73.2)
N=解析対象例数、n=発現例数
a)ベースライン時の SARS-CoV-2 感染状況:Visit 1 の SARS-CoV-2 N 結合抗体検査結果、核酸増幅検査結果、又は COVID19 罹患歴の有無により判定(いずれかの検査で陽性又は COVID-19 罹患歴ありの場合は「あり」
、いずれの検査も陰
性及び COVID-19 罹患歴なしの場合は「なし」
)
表 12
17
コミナティ筋注 6 ヵ月~4 歳用_ファイザー株式会社_特例承認に係る報告書