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岡部先生資料(レポート) (23 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2022/10/4041102.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第4回 11/2)《文部科学省》
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脳神経回路の情報を読み出し、個体の外で in silico のモデルで情報処理過程を再現し、その
結果を再度動物実験に応用すること、更にリアルタイムで動物の脳内情報と in silico モデル
を接続する技術が進展すれば、単一細胞、局所回路、大域的な情報処理、動物の行動という
多階層をつなぐ人工神経回路モデルが同時に開発されることになる。このような人工神経
回路は脳疾患において障害を受けた神経回路を復元するための道具として利用できる可能
性もある。

このような dry の実験系と wet の実験系を統合した脳研究「バイオとデジタルのハイブリ
ッド脳科学」を実現することで、A から D の4項目の研究課題を統合し、脳疾患の病態を
明らかにするための in silico と wet 実験両方のモデルを手に入れることが可能になる。

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