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11【参考資料1-6】9価HPVワクチンファクトシート (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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また、WHO、UNICEF による調査では各国の HPV ワクチンの推定接種率( 2018 年 )は様々で、下記の結果が報告されている(154,158)

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図 28. HPV ワクチン推定接種率、⼥性

2018 年(WHO 資料)(154)

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① 国別の HPV ワクチン導⼊状況

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1)欧州

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2018 年までに、全ての EU/EEA の加盟国において国の予防接種スケジュール( the

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National immunization programs; NIP )に HPV ワクチンが導⼊された。
半数の国々は 2006-

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2007 年に HPV ワクチンが承認され、承認後 3 年間のうちに導⼊された。2020 年 10 ⽉現

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在、オーストリア、ベルギー、クロアチア、チェコ、デンマーク、ドイツ、アイルランド、

1394

イタリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、ノルウェー、スロベニア、スウェーデン、

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英国では NIP の対象が男児に広げられている (156, 159)。接種プログラムは国によって異

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なっており、国内の地域によっても異なる場合がある。

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フィンランド、ハンガリー、アイスランド、マルタ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、

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英国の国全体の接種率は 70 %以上と報告されている。⼀⽅、フランスやドイツでは接種率

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は 50 %を下回っている。デンマーク、アイスランドでは、接種率が⼀時⼤きく低下したが、

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再び徐々に回復してきているところである(159)。

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9 価 HPV ワクチンは、2015 年 6 ⽉に European Medicine Agency ( EMA ) により、EU

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全体で販売承認された。接種対象者は 9 歳以上の男⼥で、接種回数は年齢に応じて、9-14

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歳では 2 回接種,15 歳以上では 3 回接種が推奨されている(160)。

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ドイツ

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2006 年に 2 価 HPV ワクチン、4 価 HPV ワクチンが承認され、2007 年から 12-17 歳の

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⼥児に対する接種推奨が出された。2014 年に対象年齢が変更され 9-14 歳を対象としてい

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る(161)。

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男児への接種対象拡⼤は 2018 年 6 ⽉に the Standing Committee on Vaccination ( STIKO )
の推奨により開始された(157)。
男⼥ともに 2 回接種が推奨されているが、1 回⽬の接種から 6 か⽉未満で 2 回⽬を接種
した場合は 3 回接種が推奨されている(154)。

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フランス

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2007 年から 4 価 HPV ワクチン, 2008 年から 2 価 HPV ワクチンが使⽤可能となり(162)、

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14 歳の⼥児とキャッチアップ接種として 15-23 歳までの⼥性を対象に接種が開始された。

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2012 年に対象年齢が 11-14 歳の⼥児へ変更され(163)、2020 年現在、9 価 HPV ワクチン

1418

で 11-14 歳⼥児を通常の対象者として 2 回接種、キャッチアップ接種として 15-19 歳の⼥

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児に 3 回接種が⾏われている(156)。2021 年 1 ⽉からは男児も定期接種対象に含まれる⽅

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針が公表された(164)。

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なお、フランスでは 2018 年から NIP として全部で 11 種のワクチンが義務接種となった

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が(165)、HPV ワクチンは義務接種の対象には含まれておらず、接種率は 15 %未満と低い

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状態にある(166)。

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