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11【参考資料1-6】9価HPVワクチンファクトシート (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html |
出典情報 | 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》 |
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図 5. ⼦宮頸がん年齢階級別罹患率の推移(33)
455
2)尖圭コンジローマ
456
(ア)国内の尖圭コンジローマ疫学状況
457
尖圭コンジローマは、HPV6,11 等の感染により発症する良性のいぼで、⽣殖器およびそ
458
の周辺に発症する。感染症法に基づく感染症発⽣動向調査では 5 類感染症定点把握疾患に
459
分類され、全国約 1,000 箇所の性感染症定点医療機関(性感染症定点)から毎⽉性別、年齢
460
群別に患者数が報告されている。
461
2020 年9⽉に性感染症定点から報告された尖圭コンジローマの男⼥別年齢群別報告数を
462
⽰す。尖圭コンジローマの年齢群のピークは男性・⼥性ともに 25-29 歳であった。(図 7)。
463
464
図 7. 尖圭コンジローマの男⼥別・年齢群分布(2020 年 9 ⽉)(35)
447
448
449
⼦宮頸がんは前がん病変として発⾒されることが多く、CIN3 以上の⼦宮頸部異形成と⼦
宮頸がんを合わせた⼦宮頸部異常診断例のうち、CIN3 が 65 %を占める(図 6)(34)。
450
451
図 6. ⼦宮頸部異形成および⼦宮頸がんのステージ分布(34)
452
注) CIN: cervical intraepitherial neoplasm(⼦宮頸部異形成;CIN3 は⾼度異形成または上⽪内がん)
453
454
465
466
性感染症定点から報告された 15-29 歳の若年者での尖圭コンジローマの発⽣動向は、性
467
器クラミジア感染症等に⽐較して頻度は低いものの、最近は男⼥ともに横ばいである(図
468
8)。また、男⼥とも報告数に季節性はなく、定点当たり毎⽉ 0.5 ⼈前後の報告である(図 9)。
469
2015 年の感染症発⽣動向調査と 2014 年 9 ⽉の⽇本の医療機関調査で報告された全外来
470
患者数を⽤いた推計によると、2015 年の⽇本における⼈⼝ 10 万⼈あたりの尖圭コンジロ
471
ーマの新規推定症例数は 61( 95 %信頼区間 29-93 )であった(36)。
472
15
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図 5. ⼦宮頸がん年齢階級別罹患率の推移(33)
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2)尖圭コンジローマ
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(ア)国内の尖圭コンジローマ疫学状況
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尖圭コンジローマは、HPV6,11 等の感染により発症する良性のいぼで、⽣殖器およびそ
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の周辺に発症する。感染症法に基づく感染症発⽣動向調査では 5 類感染症定点把握疾患に
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分類され、全国約 1,000 箇所の性感染症定点医療機関(性感染症定点)から毎⽉性別、年齢
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群別に患者数が報告されている。
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2020 年9⽉に性感染症定点から報告された尖圭コンジローマの男⼥別年齢群別報告数を
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⽰す。尖圭コンジローマの年齢群のピークは男性・⼥性ともに 25-29 歳であった。(図 7)。
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図 7. 尖圭コンジローマの男⼥別・年齢群分布(2020 年 9 ⽉)(35)
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⼦宮頸がんは前がん病変として発⾒されることが多く、CIN3 以上の⼦宮頸部異形成と⼦
宮頸がんを合わせた⼦宮頸部異常診断例のうち、CIN3 が 65 %を占める(図 6)(34)。
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図 6. ⼦宮頸部異形成および⼦宮頸がんのステージ分布(34)
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注) CIN: cervical intraepitherial neoplasm(⼦宮頸部異形成;CIN3 は⾼度異形成または上⽪内がん)
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性感染症定点から報告された 15-29 歳の若年者での尖圭コンジローマの発⽣動向は、性
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器クラミジア感染症等に⽐較して頻度は低いものの、最近は男⼥ともに横ばいである(図
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8)。また、男⼥とも報告数に季節性はなく、定点当たり毎⽉ 0.5 ⼈前後の報告である(図 9)。
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2015 年の感染症発⽣動向調査と 2014 年 9 ⽉の⽇本の医療機関調査で報告された全外来
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患者数を⽤いた推計によると、2015 年の⽇本における⼈⼝ 10 万⼈あたりの尖圭コンジロ
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ーマの新規推定症例数は 61( 95 %信頼区間 29-93 )であった(36)。
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