よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料6 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (53 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/45/giji_list/mext_00001.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 新薬剤師養成問題懇談会(第22回 3/15)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

C-3 薬学の中の有機化学

C-3-1 物質の基本的性質
<ねらい>
医薬品の性質を類推するためには、化学構造式に基づいて医薬品を物質として捉えることが必
須である。有機化合物について、名前、構造、基本的な化学的性質等を体系的に関連付けるとと
もに、有機化学反応の基本的事項を学修する。それにより、有機化学的観点から医薬品の性質と
作用を説明するための基盤的能力を養成する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「C-1 化学物質の物理化学的性質」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「C-3 薬学の中の有機化学」、「C-4 薬学の中の医薬品化学」
<学修目標>
1)有機化合物の名前と構造表記、化学構造を関連付けて説明する。
2)有機化合物の基本的な性質や反応様式を化学構造に基づいて説明する。
<学修事項>
(1)有機化合物の名前【1)】
(2)有機化合物の化学構造【1)】
(3)共鳴・電子の動き【1)、2)】
(4)反応機構・化学種【1)、2)】
(5)酸・塩基【1)、2)】
(6)基本的な有機化学反応【2)】
<評価の指針 重点>
4、5、10

C-3-2 有機化合物の立体化学
<ねらい>
医薬品や生体分子には、三次元的な構造が異なる立体異性体や配座異性体が存在することがあ
る。それらに起因した性状の差異が、主作用・副作用及び体内動態に大きく影響する。このよう
な影響を理解するために、有機化合物の立体化学について基本事項を修得する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B-4 医薬品等の規制」、「C-2 医薬品及び化学物質の分析法と医療現場における分析
法」、「C-3 薬学の中の有機化学」、「C-4 薬学の中の医薬品化学」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「C-3 薬学の中の有機化学」、「C4 薬学の中の医薬品化学」、「C-5 薬学の中の生薬
学・天然物化学」、「D-1 薬物の作用と生体の変化」
<学修目標>
1)化学構造に基づいて有機化合物の三次元構造を説明する。
52