C-6 生命現象の基礎
C-6-1 生命の最小単位としての細胞
＜ねらい＞
細胞は、細胞膜によって外界と隔離された環境内に、細胞小器官が秩序正しく配置された生命
体の基本単位である。細胞ごとに特徴的な生命活動が細胞小器官の機能の発現と各細胞小器官間
での協働によってもたらされ、それが組織や器官の構造や機能の基盤であることを学修する。こ
れにより、細胞の異常が組織や器官の機能的・器質的異常につながり、疾患に至ること、更には
その予防・治療を学修するための基盤を形成する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「C-1-1 化学結合と化学物質・生体高分子間相互作用」、「C-4-1 医薬品に含まれる官
能基の特性」、「C-4-2 生体分子とその反応」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「C-6-2 生命情報を担う遺伝子」、「C-6-3 微生物の分類、構造、生活環」、「C-6-6
細胞内情報伝達及び細胞間コミュニケーション」、「C-6-7 細胞周期と細胞死」、「C7 人体の構造と機能及びその調節」、「D-2-18 遺伝子治療、移植医療、遺伝子組換え
医薬品」、「D-4-1 薬物の体内動態」、「D-5-3 Drug Delivery System(DDS：薬物送達
システム)」
＜学修目標＞
1)細胞を構成する成分及び細胞の成り立ちと機能を説明する。
＜学修事項＞
(1)生物体の基本的な構造と機能【1)】
(2)細胞を構成する糖質、脂質、タンパク質、核酸等の構造や性質等の特徴【1)】
(3)細胞の基本構造、細胞小器官及び細胞骨格【1)】
＜評価の指針 重点＞
11、12

C-6-2 生命情報を担う遺伝子
＜ねらい＞
遺伝子を基本として起こる遺伝現象が、生命活動の発現・維持に必須である細胞の機能発現や
形態形成を支配し、その伝達が細胞、更には生命体の継承に必須であることを学修する。これに
より、遺伝子や遺伝現象の異常が細胞の恒常性の破綻、すなわち組織や器官の異常や疾患につな
がることを理解し、その予防・治療を学修するための基盤を形成する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「C-6-1 生命の最小単位としての細胞」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「C-6-3 微生物の分類、構造、生活環」、「C-7-14 生殖器系」、「C-7-15 ヒトの発
生」、「D-2-18 遺伝子治療、移植医療、遺伝子組換え医薬品」、「D-4-1 薬物の体内
動態」、「D-5-3 Drug Delivery System(DDS：薬物送達システム)」
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