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総-3-2○診療報酬改定結果検証部会からの報告について (269 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00179.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第542回 3/22)《厚生労働省》
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(10) 令和 4 年度の精神医療に係る診療報酬項目の改定についてのご意見(自由回答)
〇地域連携
・精神保健福祉士による地域連携の算定も「地域へ連絡を行った場合に算定できる」と
なると、医療機関からではなく、患者が自分で連絡した場合には全く算定できない。
患者が自分でできるように促す方が時間も技術も必要なので収入につながるようにし
ていただきたい
〇療養生活継続支援
・療養生活継続支援は開始したところであるが、まだ2~3名と少ない。こころの連携
指導料は内科医が研修を受けるのが困難で算定できない。うつ病対応力研修を受けて
いれば可として欲しい
〇通院・在宅精神療法
・精神保健指定医取得の有無にかかわらず、これまでの精神科診療の経験が十分と認め
られれば、同等の通院精神療法とすべき
〇精神科在宅患者支援管理料等
・精神保健指定医取得の有無にかかわらず、これまでの精神科診療の経験が十分と認め
られれば、同等の通院精神療法とすべき
・精神科在宅患者支援管理料の新規算定要件の厳しさや、2年間の上限のため、ひきこ
もり、通院手段が乏しい家庭、高齢者などへの精神医療の提供が難しい
・システムが複雑で訪問診療のことが理解できない。臨床的ではない。本当にエビデン
スがあるのか
・地域定着、脱施設化を図るのであれば、病院よりもクリニックの医師が往診、訪問診
療に携わりやすい体系に改善して欲しい
〇心理テスト
・心理テスト(WAIS、ロールシャッハテストなど)についても、公認心理士ができるよ
うにして欲しい
・心理テストの点数を人件費にみあようにして欲しい
〇オンライン診療
・コロナ禍において、外出や対面診療に不安を感じる患者が多数いる現状で、オンライ
ン診療の算定が出来ないことが診療継続のネックになっている
・精神科医療は、患者の表情、態度、言動などが対面でなければ、充分に認識できな
い。オンライン診療では不適切だ
〇その他
・地域に医師が少ない地域では、全業務を行っており、現実と制度がかけ離れている部
分がある
・コロナ下のため来院数が激減しており、職員の生活水準維持に強く困難を感じる
・コロナの影響で不安、強迫、うつ、睡眠障害など精神症状の悪くなる方が多く、一人
の診療にかかる時間が長くなっている。診察時間の長さに関わらず同じ診療報酬で、
適度に薬だけ出している診療所は患者数をこなし、報酬が高くなるという点に納得が
いかない
・重傷・慢性化した事例への予算に多くがかけられており、これを長期的に防ぐため
の、予防的早期介入への予算が乏しい。一見、軽症に見えるような人でも二次予防・

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