-
2013年05月29日(水)
[診療報酬] 訪問看護、管理業務効率化のため大規模化を 宇都宮医療課長
-
厚生労働省は5月29日に、中医協総会を開催した。この日は、在宅医療についてフリートークを行ったほか、厚労省当局から「社会保障制度改革国民会議の議論」(p112~p265参照)などについて報告を受けた。
在宅医療に関しては、(1)訪問看護(p27~p57参照)(2)在宅歯科医療(p58~p84参照)(3)薬局による在宅業務(p85~p111参照)―の3点について議論が行われた。ちなみに、2月13日の総会でも在宅医療が議題とな・・・
-
2013年05月29日(水)
[診療報酬] 新技術等の費用対効果評価、具体事例もとにした制度構築論議へ
-
厚生労働省は5月29日に、中医協の費用対効果評価専門部会を開催した。
この日は、これまでの議論等を踏まえて、厚労省当局から今後議論すべき「論点」が提示された。委員間では、論点に基づくフリートークが行われている。
論点は、大きく次の3つ(p19参照)。
(1)費用対効果評価の活用方法
(2)様々な調整による、新規技術等への患者のアクセス確保
(3)費用対効果評価結果の活用時期
費用対効果評価は、たと・・・
-
2013年05月28日(火)
[医学研究] 大学における未来医療研究人材養成事業を公募 文科省
-
文部科学省は5月28日に、「未来医療研究人材養成拠点形成事業」の公募を開始した。
本事業(平成25年度予算額22億5000万円)は、急速に進展する高齢化等に伴う医療課題の解決に貢献し、国内外の医学・医療の発展を強力に推進するため、大学における(1)メディカル・イノベーション推進人材(2)リサーチマインドを持った総合診療医―を養成するための特色ある取組みを公募・選定し、支援するもの。
具体的には、(1)では、・・・
-
2013年05月28日(火)
[医療安全] 再使用可能な手動式肺人工蘇生器の取扱上の注意点を提示
-
厚生労働省は5月28日に、医薬品・医療機器等安全性情報No.301を公表した。
今回は、(1)再使用可能な手動式肺人工蘇生器の取扱い上の注意(2)重要な副作用等に関する情報(3)使用上の注意の改訂(4)市販直後調査の対象品目一覧―を掲載している(p1参照)。
(1)では、再使用可能な手動式肺人工蘇生器を誤って組立てた状態で使用し、患者の換気が十分にできなかった医療事故が報告されている(p2参照)。そこで・・・
-
2013年05月28日(火)
[看護] ふれあいナースバンク再就職相談会、25年度も7回開催
-
東京都は5月28日に、再就職を希望する看護師のための「ふれあいナースバンク」再就職相談会を、東京都ナースプラザ主催で開催することを発表した。
東京都ナースプラザとは、看護職の就業促進、資質の向上支援、普及啓発を目的として東京都が設置し、公益社団法人東京都看護協会に運営を委託しているもの。今年度は、平成25年6月14日から平成26年2月19日までの期間に、合計7回開催する予定。
東京都ナースプラザ(ナースバン・・・
-
2013年05月28日(火)
[看護] 世田谷区の奥沢病院など31病院で、復職支援研修を実施 東京都
-
東京都は5月28日に、離職した看護職員の復職を支援する研修を実施することを公表した。
この研修は、平成22年度より毎年実施されており、今年度も「東京都看護職員地域就業支援病院」を31病院(一般指定病院29病院、専門性の高い指定病院2病院)指定し、再就職を希望する看護職員を対象に、身近な地域で経験やスキルに応じた講習や実習、就業相談を行う。病院での実習終了後、訪問看護ステーションや介護老人保健施設等で5日間・・・
-
2013年05月28日(火)
[医薬品] ADHD児への向精神薬開始、小学校低学年までが7割超
-
政府は5月28日に、「向精神薬の子どもへの投与に関する質問」に対する答弁書を公表した。
麻薬と同じような構造式を持つものもある、危険な向精神薬の不適切な投与による子どもの被害は深刻化している。
加賀谷健議員(参議院)は、平成21年5月14日付の「発達障害の子どもたちへの投薬に関する質問主意書」において、政府に「実態の把握や対応」などについて質問をしている。これに対し政府は、「発達障害の原因は未解明であ・・・
-
2013年05月28日(火)
[介護] ロボット介護機器の開発・導入促進事業、まず24件を決定 経産省
-
経済産業省は5月28日に、ロボット介護機器開発・導入促進事業の採択事業者を決定したことを公表した。
本事業は、高齢者の自立支援、介護実施者の負担軽減に資するロボット介護機器の開発・導入を促進することを目的に、介護現場のニーズを踏まえた「ロボット技術の介護利用における重点分野」のロボット介護機器の開発補助を行うとともに、実用化に必要な実証環境の整備等を実施するもの。
第1次採択事業として決定したのは・・・
-
2013年05月28日(火)
[薬価] 血管内塞栓促進用補綴材の調整用剤である『リピオドール』保険適用
-
厚生労働省は5月28日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発出した。
これは4月26日の薬事・食品衛生審議会で「公知申請を行っても差支えない」と判断されていた『リピオドール480注10mL』(一般名:ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル)について、今般、追加予定の効能・効果、用法・用量を保険適用するもの(5月28日から保険適用となる)(p1参照)。
本剤は、『血管内塞栓・・・
-
2013年05月28日(火)
[後発品] 後発品使用促進、単独の取組みでなく、複数事業の相互連携が重要
-
厚生労働省は5月28日に、「平成24年度ジェネリック医薬品使用促進の取組事例とその効果に関する調査研究」結果について公表した。これは、厚労省から委託を受け、みずほ情報総研株式会社が実施したもの。
医療費適正化の一環として「後発医薬品の使用」が進められているが、地域により進捗度合いにバラつきがある。このため、本調査では「地域の実情に応じた後発品使用促進のための取組みとして、どのような施策が有効か」とい・・・
-
2013年05月28日(火)
[介護保険] 平成25年1月の介護保険給付費は6843億円
-
厚生労働省は5月28日に、介護保険事業状況報告の概要(平成25年1月暫定版)を公表した。
厚労省によると、25年1月末現在、65歳以上の第1号被保険者は3072万人で、このうち要介護(要支援)認定者は554万5000人となっている。第1号被保険者に対する要介護・要支援認定者の割合は約18.1%であった。
また、居宅(介護予防)サービス受給者は345万2000人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は33万6000人であった。
施設サ・・・
-
2013年05月27日(月)
[医療情報] 番号法が成立、衆議院で「国民の利便性向上」など強調する修正
-
「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(いわゆる『番号法』)」が、5月24日に成立した。
まず、番号法の骨格をおさらいしておこう。
番号法では、社会保障と税における、給付と負担を一元管理することで、「国民の公平性」と「行政の効率化による、国民サービスの向上」を目指している。ここで、共通番号は国民の個人情報であるため、慎重な管理が求められる。そのため、番号法では、政府・・・
-
2013年05月27日(月)
[不妊治療] 特定治療支援事業施設での不妊症看護認定看護師配置は病院26%
-
- 不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会(第2回 5/27)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 医療制度改革
『特定治療支援事業(以下、支援事業)』とは、体外受精等の特定不妊治療以外では妊娠の見込みがない、または極めて少ないと診断された夫婦に対し、指定医療機関における不妊治療を助成するもの。
この日は、支援事業の現状等を確認・把握するため、(1)支援事業の実施医療機関アンケート(暫定集計)結果(2)地方自治・・・
-
2013年05月27日(月)
[審査支払] 平成25年3月査定分のコンピュータチェック効果、全体の56.0%
-
- 平成25年3月審査分の医科電子レセプトコンピュータチェック効果について(5/27)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金では審査充実のため、レセプト電子化の進展に伴い、電子レセプトに対するコンピュータチェックの範囲を順次拡大している。
25年3月審査分の医科電子レセプトにおける「請求1万点当たりの原審査査定点数」は25.0点で、前年同月比で1.8点増となっている。このうちコンピュータチェックを契機と・・・
-
2013年05月27日(月)
[社会保障] 社会保障・税一体改革、持続可能な社会保障確立の一歩に過ぎず
-
財務省は5月27日に、財政制度等審議会の報告書「財政健全化に向けた基本的考え方」を公表した。
これは、同審議会の下部組織である財政制度分科会で議論してきた内容をまとめたもの。我が国の財政を健全化するためには、(1)収入(租税)を増加させる(2)支出を抑制する―という2つの施策を同時に進める必要がある。
うち(2)については、高齢化を背景とした社会保障費の増加が著しいため、「社会保障費の伸びを適正な水準・・・
-
2013年05月27日(月)
[医療保険] 国民会議は皆保険維持するための「全体のビジョン」示すべき
-
厚生労働省は5月27日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。
この日は、社会保障制度改革国民会議における「議論の整理」をもとに議論し、部会としての意見『主な議論』をまとめた。「国民会議への注文」と位置づけることができよう。
まず、医療・介護制度改革の「基本的な考え方」については、「国民皆保険を守るための、全体のビジョン」を示すよう国民会議に求めている。そこでは、「後期高齢者医療制度の負担な・・・
-
2013年05月24日(金)
[国庫補助] 精神科病院や感染症指定医療機関等整備に、9億円規模の国庫補助
-
厚生労働省は5月24日に、平成25年度保健衛生施設等施設整備費実施計画(第1回目)を公表した。
保健衛生施設等施設整備費は、農村健診センター、特定感染症指定医療機関施設等の施設および設備を整備し、地域住民の健康増進や疾病の予防および治療を行い、公衆衛生の向上に寄与することを目的とした補助金である。
平成25年度第1回の内訳は、精神科病院8件(3億6120万6000円)、感染症指定医療機関15件(2億1417万5000円)、・・・
-
2013年05月24日(金)
[医学研究] 抗炎症バイオ医薬品の開発に期待できる酵素を発見 東京都
-
- 体に蓄えられた魚の油が病気を止める~体に優しい脂質を動かし炎症にブレーキをかける酵素の発見~(5/24)《東京都医学総合研究所》
- 発信元:東京都医学総合研究所 カテゴリ: 医学・薬学
この研究は、昭和大学の原俊太郎教授、東京大学の有田誠准教授、京都大学の椛島健治准教授らとの共同研究での成果・支援等によるもの。
最近の研究から、魚油に豊富に含まれるドコサヘキサエン酸(脂肪酸の一種、DHA)の健康促進作用メカニズムのひとつとして、DHAから「抗炎症性脂質・・・
-
2013年05月24日(金)
[薬価] 機能性ディスペプシア治療薬のアコファイドなど19品目を薬価収載
-
厚生労働省は5月24日に、「使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正」に関する通知を発出した。
今回は、内用薬9品目、注射薬9品目、外用薬1品目の合計19品目を新たに薬価収載している(p1参照)(p4~p5参照)。
これに伴い、使用上の留意事項も一部改正している(p2~p3参照)。
たとえば、アコファイド錠100mg(内用薬)は、「機能性ディスペプシアにおける食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感と診断された場・・・
-
2013年05月24日(金)
[医療保険] 健保組合に国庫負担肩代わりさせる改正健保法は遺憾 健保連
-
健康保険組合連合会は5月24日に、健康保険法等一部改正法が成立したことを受けてのコメントを発表した。
改正健保法等の内容は「協会けんぽ財政支援」がメインで、具体的には、(1)協会けんぽへの国庫補助16.4%を2年間延長する(従前は13%)(2)後期高齢者支援金の3分の1に、「各保険者の加入者数のみならず、給与水準を加味する」仕組み(総報酬割)を導入する措置を2年間延長する(3)協会けんぽの準備金取崩しを平成26・・・
-
2013年05月24日(金)
[介護保険] 生活扶助基準見直しに伴い、介護利用者負担軽減措置を見直し
-
厚生労働省は5月24日に、介護保険最新情報Vol.330を公表した。今回は、同日付の通知「『低所得者に対する介護保険サービスに係る利用者負担額の軽減制度の実施について』の一部改正について」を掲載している。
この制度は、社会福祉法人等が、生計困難者等に対し、介護保険サービスの利用者負担等を軽減するもの。生計困難者では介護サービス利用者負担・食費・施設居住費の4分の1、生活保護受給者では施設サービス居住費等の・・・
-
2013年05月24日(金)
[後期高齢者] 平成25年2月現在の後期高齢者医療制度加入者は1511万人
-
厚生労働省は5月24日に、平成25年2月現在の後期高齢者医療毎月事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について、加入者数を5歳刻みで集計し、毎月報告しているもの。
事業月報によると、25年2月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1511万5393人(対前年同月比3.0%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は37万4951人となっている。100歳以上の被保険者数は5万1115人であった。また、被扶養者であった・・・
-
2013年05月24日(金)
[臓器移植] 脳死移植理解に資する脳死判定の現状や家族の心情等明らかに
-
厚生労働省は5月24日に、「脳死下での臓器提供事例に係る検証会議」の検証のまとめを公表した。
平成9年10月の「臓器の移植に関する法律」施行から、25年5月20日までに、脳死下の臓器提供は219件行われている。「脳死下での臓器提供事例に係る検証会議」(以下検証会議)等では、(1)救命治療と法的脳死判定等の状況(2)臓器移植ネットワークの臓器あっせん業務の状況―の検証をこれまで150例行ってきた。さらに、24年度に新・・・
-
2013年05月24日(金)
[DPC] レゴラフェニブ(大腸癌分子標的薬)等の保険収載に伴い、DPC見直し
-
- 「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法の一部改正等に伴う実施上の留意事項について(通知)」の一部改正について(5/24付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、DPC制度における診断群分類の一部を改正(精緻化)するもの。具体的には以下のとおり(p1~p5参照)。
(1)060035【大腸(上行結腸からS状結腸)の悪性腫瘍】の「手術・処置等の2」に、『レゴラフェニブ水和物』を追加・・・
-
2013年05月24日(金)
[規制改革] レセ・健診データベース活用し、保健指導や重複受診者への指導
-
内閣府は5月24日に、規制改革会議の下部組織である「健康・医療ワーキンググループ」を開催した。この日は、(1)電子レセプト等の活用による保険者機能の強化等に関するヒアリング(2)ワーキンググループ報告とりまとめ―の2点が議題となった。
(1)の電子レセ活用は、効率的・効果的な医療提供にあたって非常に重要なテーマだ。この日は、(i)関東ITソフトウェア健保組合(p2~p13参照)(ii)デンソー健保組合・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。