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2013年02月07日(木)
[薬価] デュシェンヌ型筋ジスへのプレドニゾロンを保険適用
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厚生労働省は2月7日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発出した。
同日開催の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会において、1成分1品目の適応外使用に係る公知申請の事前評価が行われた結果、公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られた(同日付、薬食審査発0207第7号・薬食安発0207第1号)(p3~p4参照)。
これを踏まえ、当該医薬品に追加される予定の効能・効果、用・・・
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2013年02月07日(木)
[風しん] 都内で風しんの流行続く、妊婦等は感染防止対策を
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東京都は2月7日に、「これまでにない規模の風しん流行が継続しています」と題する注意喚起を行った。
都内では、平成24年夏に風しん患者が急増して以降、これまでにない規模の流行が継続している(p1参照)。
患者の多くは、「予防接種歴がない」あるいは「予防接種歴が確認できない」人が多く、20~40代の男性が中心。女性では20代の割合が高い状況だ(p2参照)。
東京都では、妊婦や妊娠の可能性のある女性に対・・・
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2013年02月07日(木)
[先進医療] T細胞白血病のインターフェロンα・ジドブジン併用、条件付き適
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厚生労働省は2月7日に、先進医療技術審査部会を開催した。
この日は、(1)新規申請技術の評価(2)平成24年度の定期報告―などが議題となった。
(1)の新規申請技術は、成人T細胞白血病・リンパ腫に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法の1件。この技術は、成人T細胞白血病等患者に対し、抗悪性腫瘍薬・抗ウイルス薬である「インターフェロンα」と、抗ウイルス薬である「ジドブジン」を組合わせて投与するもの。計・・・
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2013年02月07日(木)
[医療安全] 病院団体、事故の院内調査結果を病院が説明する仕組み提唱
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厚生労働省は2月7日に、「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」を開催した。この日は、(1)四病院団体協議会(2)日本医療安全調査機構(3)全国医学部長病院長会議(4)中澤構成員(秋田労災病院第二内科部長)―からヒアリングを行った。
(1)の四病協は、会内でまとめた「診療行為に関連した予期しない有害事象(死亡・重大事故)の調査のあり方」を発表。そこでは、次のような対応手法が提言されてい・・・
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2013年02月06日(水)
[医療保険] 25年度の協会けんぽ保険料率の激変緩和率、10分の2.5に据置き
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- 健康保険法施行令の一部を改正する政令附則第六条第一項の規定に基づき厚生労働大臣が定める平成二十二年度以降経過措置基準率等の施行について(2/6付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 カテゴリ: 医療保険
協会けんぽを運営する全国健康保険協会では、1月30日に運営委員会を開催し、協会けんぽの保険料率などについて「現在の保険料率は限界である」と結論。そのうえで、「協会けんぽの財政・・・
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2013年02月06日(水)
[救急医療] 救急患者の適切な受入れ体制確保等めざし、検討会スタート
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厚生労働省は2月6日に、「救急医療体制等のあり方に関する検討会」の初会合を開催した。
救急医療をめぐっては、「搬送患者の受入れ先確保が難しいケースがある(いわゆるたらい回し)」、「夜間救急等を、緊急性が低いにもかかわらず頻繁に利用する患者がいる」、「医療内容の充実を図る必要がある」などの問題点がある。
前者については、十数件の医療機関に受入れを拒否され、搬送患者が死亡するなどの事例もあり、大きな・・・
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2013年02月06日(水)
[特定健診] 初回特定保健指導における遠隔指導、利用者の意向を書面で確認
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厚生労働省は2月6日に、「実務担当者による特定健診・保健指導等に関するワーキンググループ」を開催した。
この日は、(1)後期高齢者支援金の加算・減算制度の実施に係る実務的課題の整理(2)遠隔保健指導の導入―の2点が主な議題となった。
(1)は、特定健診等に積極的な保険者では、後期高齢者支援金を減算(つまり安く)し、逆に消極的な保険者では、支援金を加算(つまり高く)するという仕組み。特定保健指導を行お・・・
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2013年02月06日(水)
[介護保険] 介護事業者の指定に係る権利利益、25年8月31日まで再延長
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- 東日本大震災の被害者の食品衛生法第52条第1項の許可等についての権利利益に係る満了日の延長に関する政令の一部を改正する政令の公布について(2/6)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 振興課 カテゴリ: 介護保険
震災によって、ある許可申請の届出期日に届出を行えず、許可が受けられないといったケースが生じている。このため、政府は許可申請の届出期日を延長するなどの特例措置を講じ、・・・
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2013年02月06日(水)
[専門医] 総合診療専門医等の養成において、医師不足地域での研修も
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厚生労働省は2月6日に、「専門医の在り方に関する検討会」を開催した。この日は、厚労省当局から報告書素案が提示され、これに基づいた議論などを行った。
素案は、新たな専門医制度の構築に向けて、(1)求められる専門医像(p33参照)(2)専門医の質の一層の向上(p33~p37参照)(3)総合診療専門医(p37~p39参照)(4)地域医療の安定的確保(p39~p40参照)(5)医師養成に関する他制度との関係・・・
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2013年02月06日(水)
[薬価] テリボン皮下注用56.5μg、在宅自己注射指導管理料の対象外に
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厚生労働省は2月6日に、「薬価基準の一部改正に伴う留意事項について」の一部改正に関する通知を発出した。
これは、テリボン皮下注用56.5μgを使用する際の留意事項を変更するもの。
テリボン皮下注用56.5μgは、平成23年11月25日に保険収載された、「骨折の危険性の高い骨粗しょう症」が適応症となるテリパラチド製剤である。
22年9月8日の中医協総会において、テリパラチド製剤がC101【在宅自己注射指導管理料】の対象薬・・・
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2013年02月05日(火)
[健康保険] 70~74歳の高額療養費等、25年度も経過措置を延長
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厚生労働省は2月5日に、「健康保険法施行令等の一部を改正する政令案」について意見募集を開始した。
改正内容は、「70~74歳における高額療養費・高額介護合算療養費の経過措置を平成25年度も継続する」というもの。
医療保険・介護保険制度においては、患者の自己負担額が一定以上にならないように上限が定められている(高額療養費、高額介護合算療養費)。1~3割の定率負担とはいえ、一般人が支払える医療費・介護費には・・・
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2013年02月05日(火)
[社会保障] 社会保障の効率化等に向けた論議、諮問会議と国民会議が連携を
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内閣府は2月5日に、経済財政諮問会議を開催した。
この日は、雇用・所得の増大やデフレ脱却に向けた取組について議論したほか、甘利経済再生担当相から「今後の検討課題」について提案が行われた。
今後は、いわゆる「骨太方針」の取りまとめに向けた検討を行っていくことになる(p26参照)。
この点、甘利大臣は、(1)日本経済再生のための政策体系と取組の在り方(2)持続可能な財政の実現―の大きく2点について、課・・・
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2013年02月05日(火)
[介護保険] 24年10月分の介護サービス受給者は357万7400人
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厚生労働省は1月31日に、平成24年10月審査分の介護給付費実態調査の概要を公表した。
受給者は、介護予防サービスでは97万2700人(前月比8200人増)、介護サービスでは357万7400人(同6900人増)であった。複数サービスを受けた者については名寄せを行っている。
受給者1人当たりの費用額は、介護予防サービスで4万100円(同100円減)、介護サービスで18万5500円(同6100円減)となっている。
介護(予防)サービス受給者・・・
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2013年02月04日(月)
[医療提供体制] 一般病床537床増、療養病床178床減 医療施設動態調査
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厚生労働省は2月4日に、平成24年11月末の「医療施設動態調査(概数)」を公表した。
厚労省によると、病院の施設数は前月から2施設増加して8564施設、病床数は254床増加し、157万7490床となっている。このうち、一般病床は537床増加の89万7701床だった。療養病床は178床減少して、32万8872床になっている(p1参照)。
一般診療所の施設数は、21施設増加して10万229施設。増減の内訳をみると、有床診療所が22施設減少、無・・・
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2013年02月04日(月)
[意見募集] 特定健診等の受診率向上めざし、25年度からの実施基準を見直し
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厚生労働省は2月4日に、「特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準の一部を改正する省令案」等に関する意見募集を開始した。
平成25年度から第2期の「特定健康診査等の実施計画期間」が始まる(実施期間は5年を1期としている)。
特定健診等は、「疾病の予防・早期発見・早期治療を進めることで、患者の健康度を高め、最終的に医療費を適正な水準に抑えよう」という考え方に基づいて、20年度の医療保険改革で導入さ・・・
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2013年02月04日(月)
[がん検診] HPV検査と細胞診組合わせた子宮頸がん検診、実施方法等を検討
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- がん検診のあり方に関する検討会(第4回 2/4)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康
この日の議題は、(1)子宮頸がん検診(2)がん検診受診率向上(3)がん検診の精度管理―の3点。
(1)の子宮頸がん検診については、厚労省当局から「中間報告書」案(p3~p9参照)が示され、これを概ね了承した。
子宮頸がん検診(細胞診単独法)は全市区町村で行われているが、高リスクHPV(ヒトパピローマウイルス)のDNAを検出するHPV検査の実・・・
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2013年02月01日(金)
[予防接種] BCGの定期接種対象年齢、「生後1歳に至るまで」に拡大
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厚生労働省は2月1日に、「予防接種法施行令の一部を改正する政令」の施行等に関する通知を発出した。
今回の見直しは、(1)結核定期予防接種対象者の変更(2)日本脳炎定期予防接種の積極的勧奨等―の2点。
(1)は、結核の定期予防接種(いわゆるBCG接種)の対象者を、これまでの「生後6月に至るまでの間にある者」から「生後1歳に至るまでの間にある者」に拡大する。これに関連し、平成25年4月1日より、「生後5月に達した・・・
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2013年02月01日(金)
[審査支払] 平成24年11月診療分は総計7911万件、8875億円 支払基金
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- 平成24年11月診療分の件数と金額が確定(2/1)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
24年11月診療分の確定件数は総計7911万件で、対前年同月比では、総計5.5%増、医療保険3.5%増、各法(生活保護法等)18.8%増となっている。
また、確定金額は総計8875億円で、対前年同月比は総計2.7%増、医療保険2.3%増、各法4.2%増で、各法分のうち生活保護法分は、件数で4.4%増、金額で2.3%増となっている・・・
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2013年02月01日(金)
[意見募集] 定期巡回・随時対応サービス等も、情報公開の対象に
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厚生労働省は2月1日に、「介護保険法施行規則の一部を改正する省令(案)」について意見募集を開始した。
介護保険制度においては、介護サービス事業所や施設が、都道府県に運営情報などを報告し、その情報を公表することが求められている。これは、利用者やケアマネジャーが容易にかつ適切にサービス・事業所の選択を行えるようにするためだ。
平成24年の介護保険法等改正で、新たに(1)定期巡回・随時対応型訪問介護看護・・・
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2013年02月01日(金)
[診療報酬] 26年3月までの管理栄養士確保、有床診の9割が不可能 北海道
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北海道保険医会は2月1日に、「管理栄養士配置義務化アンケート結果」を発表した。
平成24年度診療報酬改定では、入院基本料の施設基準に「管理栄養士の配置」が盛込まれた。このため管理栄養士を配置できない医療機関では、施設基準を満たせないことになる。施設基準を満たせない場合、病院では点数の低い特別入院基本料(575点)を算定できるが、診療所には特別入院基本料が設定されていないため、理論上は入院基本料を算定で・・・
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2013年02月01日(金)
[肝炎対策] 自治体における肝炎特化対策、東京や長崎など13都県で策定
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厚生労働省は2月1日に、肝炎対策推進協議会を開催した。この日は、各自治体における肝炎対策の取組状況などについて厚労省当局から報告を受けた。
まず、自治体における肝炎ウイルス検査・検診の実施状況を見てみる。
「特定感染症検査等事業」による検査等の状況を見ると、平成23年度には(1)B型肝炎については、28万1780人が検査等を受診し、感染者は2605人(感染率0.9%)(2)C型肝炎については、26万5020人が検査等を・・・
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2013年02月01日(金)
[再生医療] iPS細胞研究機関が連携し、日本全体で戦略的な知財獲得を
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文部科学省は2月1日に、「今後の幹細胞・再生医学研究の在り方について」を発表した。これは、科学技術・学術審議会の幹細胞・再生医学戦略作業部会の意見を踏まえて、平成24年5月にまとめられた報告書を修正したもの。iPS細胞をはじめとする幹細胞を用いた再生医療技術の戦略的な推進方策や支援方策について提言している。
そこでは、「iPS細胞に関して、我が国の研究は世界最高水準にあり、実用化も進んでいる」ことなどの現・・・
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2013年02月01日(金)
[意見募集] 「保険診療を行う」との自覚高揚のため、保険指定申請様式改正
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- 保険医療機関及び保険薬局の指定並びに保険医及び保険薬剤師の登録に関する省令の一部を改正する省令案に関する意見の募集について(2/1)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 医療保険
医療機関や薬局等が診療報酬・調剤報酬を請求するためには、保険医療機関・保険薬局等である旨を登録することが必要である。
新規に登録をする際には、厚労省から保険診療のあり方や診療報酬等の請求にあたっての留意点が説明される(新規個別指導等)。
今般・・・
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2013年01月31日(木)
[インフル] 都内インフル「流行警報」レベル、罹患者の6割以上が20歳以上
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東京都は1月31日に、都内のインフルエンザが「流行警報」レベルに達したことを発表した。
都内インフルエンザ定点医療機関からの第4週(1月21日~27日)の患者報告数が、流行警報基準(定点あたり30.0人)を超え、大きな流行となったとしている。
第4週の患者報告数は41.3人/定点(週)で、患者報告数が30.0人/定点を超えたのは、都内31保健所中22保健所で、管内人口の合計が東京都全体の80.8%に達している。
今シーズ・・・
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2013年01月31日(木)
[災害医療] ネット衛星による災害時情報共有手段の確立目指し、協定締結
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- 超高速インターネット衛星「きずな」を用いた災害医療支援活動における利用実証実験に関する協定締結について(1/31)《日本医師会》
- 発信元:日本医師会、宇宙航空研究開発機構 カテゴリ: 医療提供体制
平成23年3月11日の東日本大震災において、日医は、被災地へ日医災害医療チーム(JMAT)を多数派遣したが、その際の被災地や派遣元との情報共有手段には課題も多々残った。
そこで、日医および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、24年7月26日に、札幌および首都・・・
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