-
2007年10月31日(水)
医薬品3品目に対して「使用上の注意」の改訂を求める 厚労省
-
厚生労働省が10月31日付けで日本製薬団体連合会の安全性委員会宛てに出した通知で、「使用上の注意」の改訂を求めるもの(p1参照)。
対象となっているのは、鎮けい剤の「塩酸チザニジン」、高脂血症用剤の「アトルバスタチンカルシウム水和物」、甲状腺・副甲状腺ホルモン剤の「チアマゾール」の3品目。変更が求められているのは、「禁忌」や「重大な副作用」などの項目で、一部追記や改訂が指示されている・・・
-
2007年10月31日(水)
妊婦健診の公費負担回数は全国平均2.8回 厚労省調査
-
- 妊婦健康診査の公費負担の状況にかかる調査結果について(10/31付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 保健・健康
調査結果によると、平成19年8月現在、妊婦健診の公費負担回数は全国平均2.8回であることが明らかになった(p2参照)。また、今年度から公費負担回数を増やした市町村は17.3%であったが、5回以上行っている都道府県は4県にとどまっていた(p3参照)。
なお通知によると、妊婦健診については・・・
-
2007年10月31日(水)
勤務医の負担軽減のため、初再診料などで対応を検討 社保審医療部会
-
厚生労働省が10月31日に開催した社会保障審議会の医療部会で配布された資料。この日は、平成20年度診療報酬改定の基本方針について検討された。
資料は、10月29日に開催された医療保険部会同様、基本方針の全体構成と各論に盛り込むべき事項の論点を示し、平成18年度改定時の「4つの視点」(p50~p55参照)を基礎にして整理し、病院勤務医の負担軽減に重点を置くべきとしている(p4~p13参照)。
勤務医の負担軽減策とし・・・
-
2007年10月31日(水)
厚労省が中医協に医療経済実態調査速報の結果を報告
-
厚生労働省が10月31日に開催した中医協総会で配布された資料。この日は、平成19年6月に実施した第16回医療経済実態調査速報の報告が行われた。
厚労省はすでに公表されている医療経済実態調査速報のデータを示し(p24~p150参照)、対して日本医師会は、結果に対する意見をまとめた資料が提示されている(p151~p174参照)。
また、新たに保険適用が了承された医療機器の一覧(p3~p5参照)と臨床検査項目・・・
-
2007年10月31日(水)
地域連携クリティカルパスの導入で在院日数短縮、脳卒中も対象に 中医協
-
厚生労働省が10月31日に開催した中医協の診療報酬基本問題小委員会で配布された資料。この日は画像診断、処置、地域医療について議論された。
画像診断では、これまでデジタル映像化処理加算を導入してデジタル化を進めてきたが、平成18年度には医科のデジタル化率は70%を超え、導入時の役割を終えていると指摘した。一方で、フィルム費用の減少にはつながっていないとして、次の段階としてフィルムレスによる画像管理技術を・・・
-
2007年10月30日(火)
院内感染対策、発生後の対応は医療安全管理者指針を参考に 厚労省通知
-
厚生労働省はこのほど、都道府県衛生主管部(局)長宛てに、薬剤耐性菌による院内感染対策に関する通知を出した。
厚労省ではこれまで都道府県の担当者に、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)や多剤耐性緑膿菌(MDRP)といった薬剤耐性菌による院内感染の防止について通知を出し、医療施設に対する指導を依頼してきた。しかし、その後も特定機能病院や地域の中核病院でも薬剤耐性菌による院内感染事例が報告されており、原因究明・・・
-
2007年10月30日(火)
介護サービス事業の実態把握のため、ワーキングチームを設置 厚労省
-
厚生労働省が10月30日に開催した社会保障審議会の「介護給付費分科会介護サービス事業の実態把握のためのワーキングチーム」の初会合で配布された資料。
このワーキングチームは、介護サービスの経営と労働環境の実態を把握し、介護サービス事業の経営の効率化と介護労働者の育成、定着率の向上を図ることを目的に設置された。この日は、日本ホームヘルパー協会(p36~p41参照)など3団体からヒアリングが行われた・・・
-
2007年10月29日(月)
平成19年度要介護認定モデル事業(第1次)の推薦を都道府県へ依頼 厚労省
-
厚生労働省がこのほど、都道府県の介護保険認定担当者宛てに出した事務連絡で、要介護認定モデル事業(第1次)に関する推薦依頼について連絡するもの。
事務連絡では、要介護認定モデル事業(第1次)に協力していただける市町村等(各都道府県3市区町村程度)を推薦するよう、都道府県に要請している。今年度実施するモデル事業(第1次)は、平成20年度に予定されているモデル事業(第2次)の基礎資料を収集することが目的であ・・・
-
2007年10月29日(月)
介護予防のため市町村で運動疾患対策を 厚労省検討会
-
厚生労働省は10月29日に「介護予防の推進に向けた運動器疾患に関する検討会」を開催した。この日は、市町村等における効果的な運動器疾患対策のあり方について、議論が行われた。
資料では、市町村等における効果的な運動器疾患対策に関する論点として、「骨折予防、膝痛・腰痛対策」の実施状況や医療機関等との連携の実態の把握などがあげられている(p28~p29参照)。
また、参考人から、取り組み事例として、「健康づく・・・
-
2007年10月29日(月)
平成20年度診療報酬改定の基本方針に「勤務医の負担軽減」
-
厚生労働省が10月29日に開催した社会保障審議会医療保険部会で配布された資料。この日は、前回に引き続き平成20年度の診療報酬改定に向けた検討と、被用者保険における格差の解消について議論が行われた。
平成20年度診療報酬改定の基本方針では、(1)平成18年度改定時の視点を基礎として整理する(2)地域医療の確保・充実のため、産科・小児科等の現状を踏まえ、病院勤務医の負担軽減に特に重点を置くべき―という論点が示さ・・・
-
2007年10月29日(月)
2回目の緊急臨時的医師派遣、 3つの医療機関に医師派遣が決定
-
厚生労働省が10月29日に開催した「地域医療支援中央会議」で配布された資料。この日は、医師確保対策の取組状況の報告と、緊急臨時的医師派遣について議論が行われた。
第2回緊急臨時的医師派遣の検討結果が示され、北海道の留萌市立病院、市立根室病院、和歌山県の那智勝浦町立温泉病院の3病院に医師派遣することが明らかになった。そのうち、那智勝浦町立温泉病院については、近畿大学の医学部から内科医1名が派遣中であると・・・
-
2007年10月26日(金)
新生児・母体搬送受入れが出来ない理由はNICUの不足 厚労省調査
-
- 周産期医療ネットワーク及びNICUの後方支援に関する実態調査結果の送付について(10/26)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 調査・統計
この調査は、総合周産期母子医療センターを中核とした周産期医療ネットワークの整備と充実を図るために、平成19年1月に周産期医療ネットワーク未整備の8県を含め、全都道府県において実施された(p3参照)。
調査結果によると、NICU等の充足状況についての認識は、「(ほぼ)充足している」が20自治体、「不足している・・・
-
2007年10月26日(金)
「医療事故調査委員会」を内閣府に設置との意見も 死因究明検討会
-
厚生労働省が10月26日に開催した「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」で配布された資料。この日は、厚労省が10月17日に提示した「診療行為に関連した死亡の死因究明等のあり方について(第二次試案)」について議論が行われた。
資料では、(1)第二次試案のイメージ図と本文(p4~p12参照)(2)加藤委員提出資料(p13参照)(3)航空・鉄道事故調査委員会の概要(p14~p36参照)-が示・・・
-
2007年10月26日(金)
ドクターヘリ事業、助成金交付事業を担う法人の基準案を提示 厚労省
-
厚生労働省が10月26日に開催した「救急医療用ヘリコプターの導入促進に係る諸課題に関する検討会」で配布された資料。この日は、助成金交付事業を担う法人制度等についての資料説明や質疑、フリーディスカッションが行われた。
資料では、(1)第1回議事概要(p5参照)(2)助成金交付事業を担う法人制度に関する論点(p6~p9参照)(3)助成金交付事業(概念図)(p10参照)(4)ドクターヘリの全国的な整備に関す・・・
-
2007年10月26日(金)
特定健診等の実施は保険者としての責務 厚労省Q&A集
-
厚生労働省は10月26日に特定健康診査・特定保健指導に関するQ&A集を公表した。Q&A集では、(1)特定健康診査(p1~p8参照)(2)特定保健指導(p9~p11参照)(3)特定健康診査等実施計画(p12~p14参照)(4)特定健診等の外部委託(p17~p22参照)―などの項目ごとに分けて、Q&Aがまとめられている。
「保険料未納者は対象となるのか」という問いに対しては、「保険料未納者は被保険者ではないとはいえないことか・・・
-
2007年10月26日(金)
在宅医療、連携医療機関への入院と終末期の合意内容の文書化を評価 厚労省
-
厚生労働省が10月26日に開催した中医協の診療報酬基本問題小委員会で配布された資料。この日は後期高齢者の在宅医療について議論された。
高齢者の在宅医療では、主治医等が患者の利用する医療・福祉サービス等の情報を集約し、療養生活を送る上で必要な指導・助言を行うことに対して評価が検討されている。入院が必要な場合には、在宅での診療内容や患者の意向を踏まえた診療ができるよう、あらかじめ決められた連携医療機関・・・
-
2007年10月26日(金)
一般病院、特に公立病院の赤字が深刻化 医療経済実態調査速報
-
厚生労働省が10月26日に開催した中医協の調査実施小委員会で配布された資料。この日は、医療経済実態調査の結果速報が公表された(p3~p125参照)。
介護保険からの収入がない医療機関の集計結果では、平成19年6月の一般病院全体の医業収支差額はマイナス1315万8千円(構成比マイナス5.6%)で、平成17年6月の617万1000円(構成比マイナス2.3%)と比較して2倍以上赤字となっている(p15参照)。開設主体別にみると、も・・・
-
2007年10月25日(木)
指定訪問介護事業所が居宅介護を行う際の取扱いについて事務連絡 厚労省
-
厚生労働省が10月25日に都道府県介護保険主管課宛てに出した、指定訪問介護事業所が居宅介護を行う際の取扱い等に関する事務連絡。
事務連絡では、平成20年4月1日より改正介護保険法に基づく指定訪問介護事業所が、障害者自立支援法による指定居宅介護を行う場合の取扱いについて、複数の自治体から問い合わせがあったとし(p1参照)、その質問と回答が掲載されている(p2~p3参照)。
「指定訪問介護事業所が指定居宅・・・
-
2007年10月25日(木)
全国健康保険協会の支部長、職員、保健師の募集開始 厚労省
- 厚生労働省は10月25日に全国健康保険協会の職員募集について公表し、同日付で社会保険庁長官を通じて職員の募集を開始した。厚労省は、社会保険庁からの職員の採用に際しては、意識の変革を求め、協会の使命に賛同し、法令等の規則を遵守するとともに、改革意欲と能力を兼ね備えた人材を求めている、と明記した(p1参照)。採用予定者数は約1800名を上限に、職員については社会保険庁以外の民間からの採用、国等からの出向に・・・
-
2007年10月24日(水)
介護事業運営の適正化、不正事業者による処分逃れ対策などを提示 厚労省
- 厚生労働省が10月24日に開催した「介護事業運営の適正化に関する有識者会議」で配布された資料。この日は、コムスンの事業譲渡問題を受け、介護事業運営の適正化に関する論点整理案が示された(p4~p7参照)。 論点整理案では、(1)広域的な介護サービス事業者に対する監査指導体制(2)きめ細かな監査指導(3)不正事業者による処分逃れ対策(4)法令遵守に関する体制整備(5)事業廃止時における利用者へのサービス確保―の・・・
-
2007年10月24日(水)
病院等が都道府県の医師確保対策に協力するよう法整備 医療法一部改正案
-
厚生労働省は10月24日に、医療法施行規則の一部改正案を公表し、パブリックコメントの募集を開始した。これは、医師不足が深刻な医療機関からの要請に応じて、協力できる医療機関から労働者派遣の形で医師を送り出すことを可能にするための措置となっている。
医師の労働者派遣にあたっては、病院等の開設者が派遣元となるが、都道府県に設置される「医療対策協議会」における協議で認められることが前提となっている・・・
-
2007年10月24日(水)
医療機器業界が改良・改善の適正な評価を要望 保険医療材料専門部会
-
厚生労働省が10月24日に開催した中医協の保険医療材料専門部会で配布された資料。この日は、医療機器業界からのヒアリングが行われた。
資料では、(1)保険医療材料制度に関する意見(日本医療機器産業連合会)(p3~p11参照)(2)革新的医療技術の導入がもたらす利点等(米国先進医療技術工業会)(p12~p28参照)(3)先進診断画像技術への評価(欧州ビジネス協会:EBC)(p29~p33参照)―について掲載されている。
・・・
-
2007年10月24日(水)
薬価改定の頻度については、本年秋以降に検討 中医協薬価専門部会
-
厚生労働省が10月24日に開催した中医協の薬価専門部会で配布された資料。この日は、薬価基準制度の見直しを行うに当たっての論点について議論された。
資料では、(1)次期薬価制度改革の主要検討事項(p3~p4参照)(2)不採算品算定について(p5~p12参照)(3)医療用医薬品の流通問題に関する改善策と参考資料(p13~p33参照)―が掲載されている。
次期薬価制度改革の主要検討事項としては、前回の審議から引き続・・・
-
2007年10月23日(火)
成人麻しん流行を受け、定期予防接種対象者を追加 厚労省意見募集
-
厚生労働省は10月23日に予防接種法施行令の一部を改正する政令案を公表し、意見募集を開始した。これは、今年成人麻しんが流行したことから、麻しんの予防接種を1回しか受けていない年代に2回目の予防接種を受ける機会を設ける措置となっている。
政令案では、麻しん・風しんの定期予防接種対象者を、平成20年4月1日から平成25年3月31日までの5年間、13歳と18歳になる者を追加するとしている(p4参照)。
政令案に対する・・・
-
2007年10月23日(火)
医師確保対策のため、労働者派遣法施行令の一部改正を諮問
-
厚生労働省が10月23日に開催した労働政策審議会職業安定分科会で配布された資料。この日は「緊急医師確保対策」に伴う労働者派遣法施行令の一部改正について諮問が行われた。
資料では労働者派遣法施行例の一部改正政令案の要綱が示され、「地域における医療の確保のためには厚労省が認めた場所に限り、労働者派遣を認める」という内容が記されている(p4~p5参照)。
派遣先の病院・診療所は、都道府県が設ける「医療対策・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。