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2016年11月30日(水)
[医療改革] 70歳以上の高額療養費見直し、低所得者の処遇が論点に
- 厚生労働省は11月30日、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催し、(1)骨太2016、経済・財政再生計画改革工程表等の指摘事項(p4~p18参照)(p19~p148参照)、(2)任意継続被保険者制度(p150~p154参照)―について議論した。 (1)に関し、厚労省は、「経済・財政再生計画改革工程表」で2016年末までに結論を出すとしている、(i)高額療養費制度の見直し(p5~p11参照)(p20~p66参照)、(ii)入院時の居住・・・
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2016年11月25日(金)
[医療安全] 点滴袋の損壊などに対する留意事項例の徹底を依頼 厚労省
- 厚生労働省は11月25日、「医療機関における安全管理」に関する通知を発出した。医療機関において点滴袋の損壊など、患者の安全を脅かす事案が続いていることに伴い、最近の事例を参考に、留意すべき事項例を整理。医療機関に対し、徹底を図るよう依頼している。 留意すべき事項例は以下の3点。●医薬品の使用前には、容器やふた(汚染防止用のシールを含む)の損壊や異物混入などがないか、ダブルチェックなどにより確認する●注・・・
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2016年11月25日(金)
[介護保険] 現役並み所得者の自己負担3割を提案 介護保険部会1
- 厚生労働省は11月25日、社会保障審議会の「介護保険部会」を開催し、「とりまとめに向けた議論」などを行った。 厚労省は、(1)利用者負担(p2~p8参照)、(2)費用負担(総報酬割)(p13~p15参照)―などに関する資料を提示した。 (1)に関し、厚労省は、「軽度者と中重度者が支払う利用者負担額は均衡であるべき」、「高額介護サービス費は、高額療養費制度と同水準まで利用者負担の月額上限を引き上げるべき」との指・・・
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2016年11月25日(金)
[介護保険] 制度見直し素案、地域包括ケアシステム基盤など 介護保険部会2
- 11月25日の社会保障審議会の「介護保険部会」では、このほか、「介護保険制度の見直しに関する意見(素案)」が示された(p16~p55参照)。 素案は、(1)自立支援・介護予防に向けた取り組みの推進(p22~p38参照)、(2)医療・介護の連携の推進(p38~p40参照)、(3)地域包括ケアシステムの深化・推進のための基盤整備(p40~p46参照)、(4)利用者負担のあり方(p47参照)、(5)給付のあり方・・・
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2016年11月24日(木)
[医療改革] ICT等によるかかりつけ機能、報酬での評価を提案 働き方検討会
- 厚生労働省は11月24日、「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」を開催した。日本の医療を取り巻く環境の変化を踏まえた医師・看護職員などの確保という観点から、望ましい医療従事者の働き方などのあり方について検討する。今回は、検討会の全体構造案で示したビジョンのうち、(1)専門性の追求と人生の選択の両立、(2)生産性と質の向上、(3)経済活力(イノベ・国際化)への貢献―について・・・
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2016年11月18日(金)
[医療改革] かかりつけ医定額負担の論点、複数科や若者など 医療保険部会
- 厚生労働省は11月18日、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催し、(1)子ども医療費助成に係る国保の減額調整措置のあり方(p4~p15参照)、(2)高額介護合算療養費制度(p22~p26参照)、(3)かかりつけ医の普及の観点からの外来時定額負担(p27~p41参照)、(4)国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額(p42~p51参照)―について議論した。 (1)に関して、子どもの医療費の窓口負担については、全て・・・
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2016年11月17日(木)
[意見募集] 10月に寄せられた「国民の声」10,091件、回答を掲載 厚労省
- 厚生労働省は11月17日、「厚生労働省に寄せられた『国民の皆様の声』の集計報告」を公表した。これは、2016年10月1日~10月31日に寄せられた意見・質問等で、厚生労働行政10の政策改善につなげる契機とするもの。総数は10,091件で、内訳は、政策・制度立案への提言575件、制度の実施に関する提案2,983件、法令遵守違反0件、その他6,533件(p2参照)。 たとえば、健康局には、「受動喫煙防止対策の強化について、もっと徹底・・・
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2016年11月16日(水)
[介護保険] 介護保険事業支援計画、実効的な市町村支援を 厚労省
- 厚生労働省は11月16日、社会保障審議会の「介護保険部会」を開催し、「在宅医療・介護の連携などの推進」などを議論した。 厚労省は、(1)医療と介護の連携に係る取り組み(p3参照)、(2)在宅医療・介護連携推進事業(p3~p5参照)、(3)介護保険事業(支援)計画と医療計画における記載(p6参照)、(4)医療サービスと介護サービスの連携(p7参照)―について、それぞれ「現状と課題」を整理している。 (1・・・
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2016年11月15日(火)
[健康] 健康長寿の秘訣に関する老年学講座 都健康長寿医療センター
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- 老年学・老年医学公開講座 「105歳まで生きるには」(第145回 11/15)《独立行政法人東京都健康長寿医療センター》
- 発信元:東京都健康長寿医療センター 経営企画局 総務課 カテゴリ: 保健・健康
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2016年10月28日(金)
[人事] 精神保健指定医の大量処分、「再発防止をしっかりと」 塩崎厚労相
- 塩崎恭久厚生労働大臣は10月28日の閣議後の会見で、精神保健指定医89人の指定取り消し処分を行った件に対して言及した(p1参照)。 精神保健指定医の大量処分に関し、厚労省の責任を問う声もある中、所感をたずねられた塩崎厚労相は、「精神科医療に対する国民の信頼を揺るがす、極めて遺憾な事態。同様の事案が二度と起きないよう、必要な診断や治療に従事した経験を確実に審査できる手法の導入など、再発防止をしっかりと・・・
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2016年10月26日(水)
[医療改革] 外来時の定額負担、「かかりつけ医以外」の定義が論点に
- 厚生労働省は10月26日、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催し、(1)かかりつけ医の普及の観点からの外来時の定額負担(p4~p11参照)、(2)スイッチOTC化された医療用医薬品に係る保険給付率のあり方(p29~p41参照)―などを議論した。 (1)に関し、かかりつけ医普及の観点からの外来時の定額負担は、2015年6月に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2015」において、検討することが明記されており、2016年・・・
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2016年10月25日(火)
[医薬品] オプジーボの薬価引き下げ率、25%はあくまでルール 塩崎厚労相
- 塩崎恭久厚生労働大臣は10月25日の閣議後の会見で、高額薬剤「オプジーボ」の薬価引き下げ率に対して言及した(p2参照)。 「オプジーボ」の薬価引き下げ率に関し、基本ルールでは最大25%とされているところ、一部の諮問機関では50%の引き下げが提案されており、対応について問われた塩崎厚労相は、「何となくオプジーボが悪者になっているが、むしろ抗がん剤としては非常に有効な薬であることを改めて認識いただきたい。・・・
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2016年10月24日(月)
[医療保険] 鳥取中部地震、患者票等なしで公費負担医療受診可能 厚労省
- 厚生労働省は10月24日付で、「2016年鳥取中部地震による被災者に係る公費負担医療の取扱い」に関する事務連絡を発出した。 2016年の鳥取中部地震による被災に伴い、関連書類等を消失あるいは家屋に残したまま避難しているなどのため、医療機関で公費負担医療を受けるために必要な手続きができない場合もある。そこで、当面、被爆者健康手帳や患者票などがなくても、(1)各制度の対象者であることの申し出、(2)氏名、(3)生・・・
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2016年10月20日(木)
[医療改革] 各分科会、検討会における検討状況を報告 医療部会
- 厚生労働省は10月20日、社会保障審議会の「医療部会」を開催し、(1)医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会における検討状況(p4~p11参照)、(2)医療計画の見直し等に関する検討会における検討状況(p12~p28参照)、(3)療養病床の在り方等に関する特別部会の審議状況(p29~p31参照)、(4)制度改正に向けた議論(p32~p57参照)―を議題とした。 (1)に関し、厚労省は、医師偏在対策として、▽医学部▽・・・
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2016年10月19日(水)
[意見募集] 9月に寄せられた「国民の声」7,802件、回答を掲載 厚労省
- 厚生労働省は10月19日、「厚生労働省に寄せられた『国民の皆様の声』の集計報告」を公表した。これは、2016年9月1日~9月30日に寄せられた意見・質問等で、厚生労働行政の政策改善につなげる契機とするもの。総数は7,802件で、内訳は、政策・制度立案への提言496件、制度の実施に関する提案1,193件、法令遵守違反0件、その他6,113件(p2参照)。 たとえば、健康局には、「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会を受講・・・
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2016年10月19日(水)
[介護保険] 高額介護サービス費、月額負担額の上限引き上げに関し論点
- 厚生労働省は10月19日、社会保障審議会の「介護保険部会」を開催し、(1)利用者負担(p2~p7参照)、(2)費用負担(p8~p12参照)―などを議論した。 (1)に関し、軽度者が支払う利用者負担額は、中重度者と均衡する程度まで、要介護区分ごとに引き上げるべきとの指摘がある。また、高額介護サービス費についても、高額療養費制度と同水準まで利用者負担の月額上限を引き上げるべきと指摘されている。これについて、8月19・・・
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2016年10月14日(金)
[医薬品] 「薬と健康の週間」各都道府県で啓発活動実施 厚労省
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- 10月17日から23日は「薬と健康の週間」です~各都道府県で、お薬相談会、講演会等が開催されます~(10/14)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医薬・生活衛生局 総務課 カテゴリ: 保健・健康 医薬品・医療機器
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2016年10月12日(水)
[患者] 2014年都民の患者調査結果、入院・外来患者数ともに減少 東京都
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- 入院患者数、外来患者数ともに減少 ~「平成26年患者調査 東京都集計結果報告」の結果から~(10/12付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:東京都 福祉保健局 総務部 総務課 カテゴリ: 医療提供体制 調査・統計
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2016年10月12日(水)
[介護保険] 軽度者への訪問介護、重度化防止・自立支援の観点踏まえ検討を
- 厚生労働省は10月12日、社会保障審議会の「介護保険部会」を開催し、(1)軽度者への支援のあり方(p2~p8参照)、(2)福祉用具・住宅改修(p9~p15参照)―などを議論した。 (1)に関し、2015年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」では、次期介護保険制度改正に向け、「軽度者に対する生活援助サービス・福祉用具貸与等やその他の給付について、給付の見直しや地域支援事業への移行を含め検討を行う・・・
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2016年10月12日(水)
[医療改革] 一般病床・精神病床の居住費負担などが論点に 医療保険部会
- 厚生労働省は10月12日、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催し、「入院時の光熱水費相当額にかかる患者負担の見直し」などを議論した。 医療・介護を通じた居住に関する費用負担の公平化は、2015年6月に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2015(骨太方針2105)」において、検討することが明記された(p5~p6参照)。 現在、入院時の光熱水費に関する仕組みとして、療養病床に入院する65歳以上の患者の食費・居・・・
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2016年10月05日(水)
[診療報酬] 最適使用GLは投薬と管理の要件を分けるよう要望 薬価専門部会1
- 厚生労働省は10月5日、中央社会保険医療協議会の「薬価専門部会」を開催し、(1)最適使用推進ガイドライン(GL)の医療保険制度上の取り扱い、(2)最適使用推進GL、(3)高額な薬剤への対応―について議論した。 (1)に関し、今年度はオプジーボ点滴静注とレパーサ皮下注(これらの類薬を含む)のGLを試行的に作成する(p10参照)。 厚労省は今回、「GLの医療保険制度上の取り扱い案」を提示。最適使用GLが作成される医・・・
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2016年10月05日(水)
[診療報酬] 緊急的薬価の見直しは、企業の自主公表額で算定 薬価専門部会2
- 10月5日の中央社会保険医療協議会の「薬価専門部会」ではこのほか、「高額な薬剤への対応」を議論した。 厚労省は高額な薬剤に対する「今後の検討の方向性」を提案。具体的な論点として、(1)緊急的な対応を講ずる薬剤の対象範囲、(2)緊急的な対応を講じる場合―の算定方法と示した。 (1)に関し、今回の緊急的な対応は薬価改定のルール外の対応を講ずるものであり、従来の仕組みの考え方を踏まえた一定の範囲で対応するこ・・・
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2016年10月04日(火)
[診療報酬] 禁煙外来病院の職員が敷地内喫煙、「厳正に対処」 塩崎厚労相
- 塩崎恭久厚生労働大臣は10月4日の閣議後の会見で、禁煙外来を併設する病院の職員が敷地内で喫煙していたことが判明し、診療報酬を返還したとの報道に対して言及した。 報道に対する所感を尋ねられ、塩崎厚労相は、「一言で言えばとんでもない。政府を挙げて受動喫煙防止に取り組んでいる中、肝心の病院で診療報酬上の要件を守っていなかったということであれば極めて遺憾。今後、病院に対して診療報酬の返還を含めて厳正に対処・・・
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2016年09月29日(木)
[医療改革] 2016年度市町村国保支援金を年度内に交付 医療保険部会
- 厚生労働省は9月29日、社会保障審議会「医療保険部会」を開催し、(1)医療費適正化基本方針の見直し、(2)保険者インセンティブ―などを議論した。 (1)について、医療費適正化基本方針は、国民の高齢期における適切な医療の確保を図るために国が定めるもの。また、都道府県は基本方針に則して、医療費適正化計画を定める(p104参照)(p87参照)。 厚労省は今回、2018年度開始の第3期適正化計画から導入される「医・・・
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2016年09月29日(木)
[医療改革] 高額療養費などの見直しの論点を提示 医療保険部会
- 厚生労働省は9月29日、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催し、(1)高額療養費の見直し、(2)後期高齢者の保険料軽減特例の見直し、(3)医療費適正化基本方針の見直し、(4)保険者インセンティブ―などを議論した。(1)と(2)は骨太の方針2016の「経済・財政再生計画改革工程表」の指摘事項としてあがっていたもの。 (1)に関して、高額療養費は被保険者の所得などに応じて自己負担限度額を設定する制度。70歳未満は2・・・
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