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2012年08月06日(月)
[医薬品] 抗がん剤による健康被害の救済制度、データ収集と検討を継続
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厚生労働省は8月6日に、抗がん剤等による健康被害の救済に関する検討会を開催した。この日は、意見とりまとめを行った。
厚労省が示した「とりまとめ案」(p4~p24参照)では、被害救済制度には大きな課題があることを指摘。
まず「抗がん剤の副作用によるすべての健康被害を救済対象とする」仕組みには、(1)どのような利益侵害に対する救済を目的とすればよいかなど、制度設計の根本的な考え方に難しい問題がある(2)・・・
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2012年08月01日(水)
[医薬品等] 産学連携の適正推進に向けた指針策定するプロジェクト 日医
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日本医師会は8月1日の定例記者会見で、「日本医師会COI指針策定検討委員会(プロジェクト)」を設置することを発表した。
COI(Conflict of Interest)は、利益相反のこと。新たな医療技術等を開発するためには、産学連携を進めることが不可欠である。しかし、連携が進むほど、連携する医師と企業の金銭関係が密接になり、医師としての公的責務(社会的利益)と、企業から受ける金銭的利益とが相反する状態が発生してしまう。・・・
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2012年07月18日(水)
[薬価] 長期収載品と後発品、メーカーのビジネス構造異なり価格差は合理的
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厚生労働省は7月18日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、長期収載品と後発品の価格差について、参考人等からの意見発表をもとに議論を行った。
意見発表を行ったのは、(1)坂巻参考人(名城大学教授)ほか(2)加茂谷専門委員(塩野義製薬株式会社常務執行役員)ほか―の2氏。
(1)の坂巻参考人は、学識者の立場から陳述。長期収載品メーカーと後発品メーカーでは、「新薬開発のリスク(開発成功確率の低い先発・・・
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2012年06月06日(水)
[薬価] 「安全で効果があり安価ならば、後発品である必要はない」安達委員
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厚生労働省は6月6日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、主に(1)長期収載品の薬価のあり方(2)次期薬価制度改革に向けた検討課題(p33参照)―の2つが議題となった。
政府は後発品の推進を進めているが、思惑どおりには進んでいない。この要因はさまざまだが、医療関係者からは「後発品と先発品の同等性が十分に周知されていない」ことなどが指摘されている。24年度診療報酬改定論議の中でも、この問題が取・・・
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2012年05月18日(金)
[病院] ガスコージェネレーションシステムを導入する病院等に補助金
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環境省は5月18日に、病院等へのコージェネレーションシステム緊急整備事業(厚生労働省連携事業)の公募を開始した。
この事業は、医療施設・福祉関係施設への都市ガスまたはLPGを使用したガスコージェネレーションシステムの導入を支援し、温室効果ガス排出、大気汚染物質排出の双方を同時に削減するとともに、電力供給の安定化を図り人命にかかる事態を回避することを目的としたもの。
対象となる事業は(1)対象設備の燃・・・
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2012年05月17日(木)
[損害賠償] 原発事故前の地域コミュニティ再生が賠償の基本 日医総研
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- 福島県原子力災害に対する損害賠償と復旧・復興のあり方に関する研究(5/17)《日本医師会総合政策研究機構)
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療提供体制
まず、喫緊の問題である東京電力への損害賠償請求について、(1)類例のない被害規模の大きさ(2)被害の継続性・長期化(3)暮らしの根底からの全面的破壊(4)被害の不可予測性―という今回の原発事故の特質を踏まえた賠償指針の作成や判決が望まれると指摘。ま・・・
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2012年04月20日(金)
[医業経営] DPC病院では、公表データ基にしたベンチマーク経営等で高収益
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厚生労働省は4月20日に、平成22年度の病院経営管理指標を公表した。
主な結果を眺めてみると、(1)黒字病院の比率は、医療法人では82.9%、自治体立では57.0%、社会保険関係団体では61.5%、その他公的では71.3%(p29~p30参照)(2)医療法人立の療養型病院や精神科病院について医業利益率を見ると、「病床規模が大きいほど高い」傾向がある(p32~p33参照)(3)医療法人立の一般病院について材料費比率・医薬品費比・・・
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2012年04月18日(水)
[社会保障] 医業経営への株式会社参入で混合診療解禁の危機も 日医総研
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- 介護サービスを提供する株式会社の現状(4/18)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療制度改革
平成12年度に公的介護保険制度がスタートしてから、介護給付費は急激に増加している(平成12年度には3.2兆円、平成22年度には7.3兆円)。その背景には、高齢化の進展や多様な事業者の参入など、さまざまな要素がある。
介護保険では、医療保険と異なり、株式会社等の営利企業が事業主体とな・・・
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2012年04月02日(月)
[社会意識] 国民の2割は医療が良くなっていると考えるが、同数は悪化と判断
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内閣府は4月2日に、社会意識に関する世論調査(平成24年1月調査)の結果を公表した。
この調査は、社会や国に対する国民の基本的意識の動向を調査するもの。(1)国を愛する気持ちの程度(2)社会への貢献意識(3)震災前後の意識の変化(4)国の施策に対する評価―などについて、およそ6000人を対象にアンケート形式で行われた。
たとえば、社会への貢献や、地域での付き合いなどの意識が低ければ、社会保障制度の運営が困難・・・
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2012年02月27日(月)
[介護保険] 震災被災者の特定権利利益の満了日をさらに24年8月31日まで延長
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- 東日本大震災の被害者の児童福祉法第24条の3第4項の施設給付決定等についての権利利益に係る満了日の延長に関する政令の一部を改正する政令の公布について(2/27)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 総務課 カテゴリ: 介護保険
東日本大震災の被害者の特定権利利益については、政令によって平成24年2月29日を限度として満了日の延長がなされてきた。このたび、延長期日の翌日以降においても、満了・・・
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2012年02月10日(金)
[医療機器] 医療機器卸業の経営状況、21年度の1社当たり営業利益率は1.4%
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厚生労働省は2月10日に、平成21年度の医療機器産業実態報告書を公表した。報告書は、大きく(1)製造販売業の状況(p2~p55参照)(2)卸売業の状況(p56~p103参照)―の2部構成。
まず、製造販売業(医療機器メーカー)の状況を見てみると、内資系企業が82.9%を占めている。企業の規模(従業者規模)を見ると、9人以下が13.3%、10~49人が27.6%、50~99人が13.7%という具合に、比較的小規模企業が多いことがわかる<・・・
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2012年02月08日(水)
[地域医療] 自動車事故による診療、自賠責優先の通達発出を求める 日医
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日本医師会は2月8日の定例記者会見において、「地域医療再生における労災保険、自賠責保険の役割」についての考え方を発表した。これは、日医の原中会長からなされた諮問に対し、会内の労災・自賠責委員会が検討した結果をまとめたもの。
労働災害による傷病の診療については、現在、通常の診療報酬に準拠した取扱いとなっている。しかし、その特性や社会的影響を背景に「別個の報酬体系を構築すべき」との指摘がある。この点・・・
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2012年02月03日(金)
[医薬品等] 創薬・医療機器等開発研究の成果を追跡調査し、5月に公表へ
- 経済産業省は2月3日に、健康安心イノベーションプログラム追跡評価WGの初会合を開催した。このWGは、産業構造審議会・産業技術分科会の下部組織として設けられたもの。経産省が取組んでいる健康安心イノベーションプログラム(国民の健康を向上させるための医薬品・医療機器開発を支援する)の成果を追跡調査することが主な目的だ。PDCAサイクルのC(check、評価)を充実し、施策の改善、ひいては医療関連サービスの充実による国・・・
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2012年01月16日(月)
[医業経営] 22年度改定で医業経営全体向上するも、精神科は悪化 日医
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日本医師会は1月16日に、日医総研ワーキングペーパーとして「TKC医業経営指標に基づく動態分析―2010年4月~2011年3月期決算―」を公表した。
これは、2010年4月~2011年3月(以下、2010年度)の間に決算を行った医療機関について、TKC医業経営指標を用いて、経営状態の変動を調査分析したもの。TKC医業経営指標とは、株式会社TKCの開発した会計システムを利用して集積した医療機関の決算データを集計・編纂したもので、客体数が・・・
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2012年01月10日(火)
[意見募集] ポイント付与で患者を自己の保険薬局等に誘導することを禁止
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- 「保険医療機関及び保険医療養担当規則」及び「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」並びに「高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準」一部改正(案)について(1/10)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
健康保険法には、保険調剤に係る一部負担金について、支払の際のいわゆる「ポイント」の提供、および「ポイント」の使用自体を直接規制する規定はない。しかし、一部の薬局では、調・・・
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2011年12月28日(水)
[医薬品] 医薬品の特許権、期間延長の審査基準を一部改訂 特許庁
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特許庁は12月28日に、「特許権の存続期間の延長」の審査基準の改訂について公表した。
特許権の存続期間は、原則として出願日から20年とされている。しかし、医薬品については、一定の場合に最大5年間の特許権の存続期間延長が認められている。医薬品においては、特許権を得ても、審査承認・保険収載されるまでの期間は原則として収益を得ることができない。つまり、特許権の取得から「特許発明の実施」までにタイムラグが生じ・・・
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2011年12月20日(火)
[病院経営] 医療法人の経営努力、診療報酬改定に考慮されていない 日医
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「病院経営の現状(2010年度診療報酬改定後)-国立・公的・社会保険・大学病院等-」を公表した。
11月2日の中医協で「第18回医療経済実態調査」結果が発表された。「医療経済実態調査」は、病院開設者別では、医療法人、国立、公立、公的、社会保険関係法人、その他に区分して集計されている。その一方で、国立病院、労災病院、赤十字病院、済生会病院、社会保険病院・・・
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2011年12月16日(金)
[薬価] 長期収載品の特例引下げ、24年度改定でも実施 薬価専門部会
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厚生労働省が12月16日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、平成24年度薬価制度改革に向けたたたき台が示され、これを了承した。
厚労省からは、前回(12月14日)の議論を踏まえたたたき台(資料では骨子案とされているが、厚労省保険局医療課は「たたき台」とコメント)が示されている(p3~p11参照)。
今回、新たに盛り込まれた項目を見てみる。
新薬創出・適応外薬解消等促進加算(新薬創・・・
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2011年12月02日(金)
[診療報酬] 次期改定率、入院と外来にあらかじめ配分しないことを要望
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日本医師会は12月2日の定例記者会見で、平成24年度予算編成に対する見解を明らかにした。これは、財務省が11月28日に開催した、財政制度等審議会の財政制度分科会に日医が提示した資料に加筆したもの。
日本の地域医療の再生について、医療経済実態調査から分析を行っている。それによると、「一般病院(医療法人)や診療所では損益率(利益率)がやや改善。しかし、国公立病院や精神科病院は依然として赤字」「一般病院(医療・・・
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2011年11月21日(月)
[意見募集] 医療機器の生物学的安全性、リスクと利益考慮し総合的な評価を
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厚生労働省はこのほど、「医療機器の生物学的安全性評価の基本的考え方」の改正案に関する意見募集を開始した。
薬事法では、医療機器の製造販売承認申請、または製造販売認証申請に際して、生物学的安全性に関する資料の添付も求めている。この資料の具体的な取扱いについては、「医療機器の生物学的安全性評価の基本的考え方」で示されており、そこでは、「生物学的安全性評価の原則」「評価項目の選択」「試験法」「試験資・・・
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2011年11月18日(金)
[医薬品] 抗がん剤による副作用被害救済、現時点の議論を厚労省が整理
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厚生労働省が11月18日に開催した、抗がん剤等による健康被害の救済に関する検討会で配付された資料。この日は、現時点における議論の整理が行われた。
厚労省からは、議論の整理案として、(1)抗がん剤の副作用被害救済の必要性・合理性をどのように考えるか(2)抗がん剤の副作用被害をどのように判定するか(3)関係者の行動にどのような影響をあたえるか(4)給付と負担についてどのように考えるか―という各項目について、・・・
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2011年11月17日(木)
[介護報酬] 職員水増しによる不正受給等、介護サービス事業者は法令遵守を
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厚生労働省は11月17日に、介護サービス事業者の法令遵守の徹底について通知を発出した。これは、介護老人保健施設、介護療養型医療施設等の複数の施設を運営する医療法人が、職員数を水増しするなどして不正に介護報酬を受領していた事案が発生したことを受けてのもの。
通知では、このような事案は、利用者に対して不利益をもたらすだけでなく、国民の介護保険に対する信頼を大きく失墜させる行為でもあると指摘。計画的に集・・・
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2011年11月02日(水)
[がん対策] がん登録の法制化にあたっては、国民へのメリット提示が必要
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厚生労働省が11月2日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、がん登録について議論したほか、がん研究専門委員会からの報告案受領、がん患者の経済負担や就労支援についてヒアリングを行った。
がん登録とは、がん患者の属性や、がんの種別、予後などに関する情報をデータベース化する取組みのこと。医療機関単位で行う院内がん登録と、自治体レベルで行う地域がん登録がある。厚労省は、がん登録に関する・・・
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2011年10月26日(水)
[薬価] 外国価格調整において、外れ値の扱いで2つの見直し
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厚生労働省が10月26日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、外国価格調整方式と原価計算方式の見直しについて議論を行った。
外国価格調整方式においては、外れ値(飛びぬけて高い外国価格など)について、(1)あらかじめ除外する(p3参照)(2)他の国の価格の平均値の2倍と見なす(p4参照)―という2つの提案が厚労省から行われた。
見直しにより、価格が引下げとなるケースが増える。・・・
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2011年10月25日(火)
[有床診] 地域包括ケア担うため有床診の職員確保に向け財源確保を 日医
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「平成23年 有床診療所の現状調査」について発表した。
これは、有床診療所における平成22年度の診療報酬改定の影響を調査分析し、さらに有床診の将来展望などについて考察した論文である。調査対象は全国有床診療所連絡協議会に加盟する3624施設で、回収率は27.9%(休床・無床化の施設も含む)。
まず損益計算書から計上利益率を見ると、法人・その他では5.1%、個・・・
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