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2019年11月27日(水)
[介護] 要介護1・2の地域支援事業への移行、意見に隔たり 社保審部会
- 厚生労働省は27日の社会保障審議会・介護保険部会に、「制度の持続可能性の確保」について、さらなる議論を求めた(p80参照)。介護保険料の伸びの抑制に向けて、ケアプラン作成の利用者負担を求めるなど、給付と負担が論点。要介護1・2の地域支援事業(総合事業)への移行については、「受け皿の整備が必要」など慎重な対応を求める意見と、制度の持続可能性のためには「痛みを伴うことは承知の上」で改革を進める必要があ・・・
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2019年11月27日(水)
[医療提供体制] 医師需給に海外医学部卒医師数の伸び反映を提案 厚労省
- 厚生労働省は27日、「医療従事者の需給に関する検討会医師需給分科会」(座長=片峰茂・長崎大名誉教授)の会合で、海外の医学部を卒業した医師の動向を示した。日本人で東欧の医学部を卒業した医師が増えている現状などに触れ、「マクロ需給推計の医師供給数に海外医学部卒の医師数の将来的な伸びを反映させてはどうか」と提案した(p33参照)。 この日の会合で、厚労省は、海外の医学部を卒業した医師について「徐々に増・・・
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2019年11月27日(水)
[医療提供体制] 第7次医療計画の中間見直しで議論 在宅医療WG
- 厚生労働省は27日、「在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ」(WG)の第10回会合で、第7次医療計画の中間見直しに向けて、在宅医療の整備状況を評価するための方向性について議論を促した。しかし、複数の構成員が医療計画に数値目標を盛り込むべきだとしている訪問看護に関係する項目や訪問診療を受けた患者数の扱いについて、厚労省は第8次医療計画への検討課題として先送りする姿勢を示した(p11参照)・・・
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2019年11月27日(水)
[介護] 介護分野の文書に係る負担軽減で中間取りまとめ案 厚労省
- 厚生労働省は27日、社会保障審議会・介護保険部会の下部組織「介護分野の文書に係る負担軽減に関する専門委員会」に中間取りまとめ案を示し、大筋で了承された。同案は、申請様式の簡素化や自治体によって異なるローカルルールの解消、ICT(情報通信技術)の活用について現状の課題と負担軽減策を整理しており、スピード感を持って対策を進めるため、2019年度中に着手する具体的な取り組みの内容のほか、今後の検討課題について・・・
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2019年11月27日(水)
[先進医療] 先進医療で1技術を了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は27日、先進医療会議で「適」と評価されている先進医療B該当技術1件を了承した。詳細は以下の通り。【先進医療B】●技術名:胃上皮性病変に対するプローブ型共焦点レーザー顕微内視鏡の診断能に関する多施設前向き研究/適応症等:早期胃がんおよび胃の良性腫瘍/申請医療機関:国立がん研究センター中央病院(p101参照)・・・
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2019年11月27日(水)
[改定情報] 各側が医療経済実態調査への意見を表明 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は11月27日、「第22回医療経済実態調査」の結果に対する、支払側と診療側の意見を聞いた。このなかで支払側は、国公立病院の大幅な赤字の原因は、給与費や減価償却費の高さを背景にした高コスト構造にあると指摘し、強い問題意識を表明。一方の診療側は、医療法人立の一般病院、診療所とも3分の1が赤字であることを説明し、現在の経営状況が続けば、医療従事者の確保が困難になり、医療の質の低下を・・・
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2019年11月26日(火)
[医薬品] タケキャブ錠副作用、汎血球減少の処置記載 厚労省が安全性情報
- 厚生労働省はこのほど、医薬品・医療機器等安全性情報(No.368)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、「ボノプラザンフマル酸塩」(タケキャブ錠10mg、同20mg)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している(p7~p10参照)。 タケキャブ錠を巡っては、10月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項に「汎血球減少」「無顆粒球症」「白血球減少」「血小板減少」を追記し・・・
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2019年11月26日(火)
[人口] 人口動態統計速報 19年9月分 厚労省
- 厚生労働省は11月26日、2019年9月分の「人口動態統計速報」を公表した。詳細は以下の通り(p2参照)。▽出生数/7万6,629人(前年同月比3.3%減・2,651人減)▽死亡数/10万7,694人(2.3%増・2,423人増)▽自然増減数/3万1,065人の減少(5,074人減)▽婚姻件数/4万7,419件(6.7%減・3,380件減)▽離婚件数/1万6,513件(6.8%増・1,052件増)・・・
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2019年11月25日(月)
[診療報酬] 医療法人の財務諸表データを改定議論に活用を 財政審建議
- 診療報酬改定に厳しい考え方を打ち出した25日の財政制度等審議会の建議は、改定議論の精緻化のため、医療法によって医療法人が毎年度都道府県に提出している財務諸表のデータの「見える化」を行い、活用すべきだとした(p31~p32参照)。 建議は、診療報酬改定に関する改革の方向の中で、医療法人は医療法によって財務諸表を都道府県に提出していることを取り上げ、その財務諸表の「見える化」を進めることで、「医療法人全体・・・
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2019年11月25日(月)
[医療提供体制] 障害福祉計画の成果目標に地域での生活日数上昇も 厚労省
- 厚生労働省は25日、社会保障審議会障害者部会の会合で、障害福祉計画・障害児福祉計画に係る成果目標の案を示した。精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に関する目標については、精神病床から退院後の「地域での平均生活日数の上昇」を新たに設定する案を挙げている(p23~p25参照)。 この日の会合で、厚労省は、地域生活支援連携体制整備を評価する指標として、「精神病床から退院後1年以内の地域での平均生活・・・
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2019年11月25日(月)
MC plus Monthly 2019年11月号
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- MC plus Monthly 2019年11月号
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: Monthly
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2019年11月22日(金)
[インフル] インフルエンザの発生状況 19年第46週(11月11日-11月17日)
- 厚生労働省は22日、2019年第46週(11日-17日)の「インフルエンザの発生状況」を公表した。定点報告と全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告の詳細は以下の通り。【定点報告】(p2~p3参照)(p7参照)▽定点当たり報告数(全国)/1.84(前週1.03)▽定点当たり報告数の上位3都道府県:北海道/4.60、鹿児島県/3.71、秋田県/3.67▽報告患者数/9,107人(前週比4,023人増)▽入院患者の届出・・・
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2019年11月22日(金)
[診療報酬] 外来化学療法、がん患者に配慮した取り組み推進を 厚労省
- 厚生労働省は、通院で治療を受けているがん患者が増えていることなどから、「がん患者指導管理料」などを見直す考えを、22日の中央社会保険医療協議会・総会に示した。外来化学療法による治療の副作用や症状への対応を強化するなど、患者の状態に配慮したチーム医療を推進する(p71参照)。 外来化学療法への総合的な取り組みを行うため、厚労省は、医療機関と地域の薬局との連携強化や薬剤師・管理栄養士の積極的な関与を・・・
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2019年11月22日(金)
[診療報酬] 医療機関の敷地内・屋内禁煙の要件見直しを提案 厚労省
- 厚生労働省は22日、中央社会保険医療協議会の総会で、施設基準で求めている医療機関の敷地内禁煙と屋内禁煙の要件について、「見直しを検討してはどうか」と提案した(p47参照)。 この日の総会で、厚労省は、健康増進法の一部を改正する法律の施行に伴い、医療機関が原則敷地内禁煙となったことや、一部の診療報酬項目の施設基準で敷地内禁煙や屋内禁煙を求めているものがあることを説明した(p47参照)。 例えば、▽・・・
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2019年11月22日(金)
[診療報酬] 療養病棟入院基本料の経過措置、年度末に一部終了へ 厚労省
- 医療法で決められている看護配置の基準をクリアできない療養病棟向けに設定されている診療報酬の経過措置の一部が、2019年度末に終了する見通しだ。措置を届け出ている病院が減少しているため(p85参照)。厚生労働省が22日、中央社会保険医療協議会・総会で、この経過措置の取り扱いを20年度診療報酬改定に向けた論点に挙げた(p110参照)。年度末終了への反対意見はなかった。 療養病棟入院基本料では、経過措置1(看・・・
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2019年11月22日(金)
[診療報酬] データ提出、回リハ5・6と療養病棟の200床未満も 厚労省
- 厚生労働省は22日の中央社会保険医療協議会・総会で、回復期リハビリテーション病棟入院料5・6や療養病棟入院基本料を算定している200床未満の病院について、一定の経過措置を設けた上でデータ提出加算の算定を要件化することを、2020年度診療報酬改定に向けた論点に挙げた(p141参照)。データを用いた診療実績を適切に評価できるようにするためで、厚労省案に異論はなかった。 18年度改定の答申書附帯意見では、「データ・・・
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2019年11月22日(金)
[診療報酬] 生活習慣病管理料の算定要件見直しを提案 中医協総会で厚労省
- 厚生労働省は22日の中央社会保険医療協議会・総会で、生活習慣病管理料の算定要件を2020年度の診療報酬改定で見直すことを提案した(p28参照)。糖尿病などの重症化予防につなげるため、この管理料を算定する患者には総合的な治療管理を少なくとも月1回行う必要があるが、患者の病状が安定して受診間隔がそれより長く算定困難なケースがあることが分かり、見直しを検討する。 また、糖尿病網膜症の発症や悪化を抑えるため、・・・
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2019年11月22日(金)
[診療報酬] 次期薬価制度改革で「論点整理」を提示 中医協部会で厚労省
- 次期薬価制度改革について、厚生労働省は22日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会に、これまでの議論を踏まえた「論点整理」を示した。新薬創出等加算では、企業要件、品目要件ともわずかに緩和され、対象品目が増加する方向となった。また、イノベーションの評価として、効能追加で新薬創出等加算の対象となるケースを拡大する。製薬業界が要望した類似薬効比較方式の比較薬の拡大は、事例を集積した上で検討する・・・
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2019年11月22日(金)
[改定情報] データ提出要件化、200床未満の回リハ5、6、療養に拡大へ
- 厚生労働省は11月22日の中央社会保険医療協議会・総会に、DPCデータの提出を必須とする「データ提出加算」の要件化対象入院料の拡大について、具体案を提示した。現在、許可病床数が200床未満の場合はデータ提出が不要とされている「回復期リハビリテーション病棟入院料5、6」と「療養病棟入院基本料」についても病床規模に関わらず、原則、データ提出を求めることとするが、データ提出に必要な環境が整っていない施設などに配慮・・・
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2019年11月22日(金)
[改定情報] 新薬創出等加算の企業・品目要件見直しへ 薬価・論点整理案
- 厚生労働省は11月22日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会に、「次期薬価制度改革に向けた論点整理(案)」を提示した。「新薬創出・適応外薬解消等促進加算(以下、新薬創出等加算)」の見直しでは、企業指標に革新的新薬と薬剤耐性菌の治療薬の収載実績を、品目要件に先駆け審査指定制度の対象品目などをそれぞれ追加することを提案。長期収載品(後発医薬品のある先発医薬品)の扱いでは、後発品の置き換え率が80%以上の・・・
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2019年11月21日(木)
[診療報酬] 次期改定の基本方針、12月上旬に取りまとめへ 社保審部会
- 厚生労働省は21日に開かれた社会保障審議会・医療保険部会に、2020年度の診療報酬改定の基本方針の骨子案を示した。この案は、前回の会合で提示した20年度改定の基本認識や方向性などを整理したもので、「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進」を重点課題と位置付けている(p6~p7参照)。医療保険部会と医療部会は、12月上旬に基本方針を取りまとめる。 骨子案で、厚労省が次期改定の基本的視点として挙げたのは・・・
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2019年11月21日(木)
[医療改革] 後期高齢者医療の保険料上限額、64万円に引き上げ 社保審部会
- 社会保障審議会の医療保険部会は21日の会合で、2020年度の後期高齢者医療での保険料上限額(賦課限度額)を、64万円に引き上げることを了承した。19年度と比べて2万円増加(p15参照)。中間所得層と高所得層の保険料負担の伸び率のバランスなどに配慮した措置。 医療保険制度では、被保険者の納付意欲に与える影響や、制度・事業の円滑な運営を担保する観点から、被保険者の保険料負担に一定の限度を設けている・・・
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2019年11月21日(木)
[改定情報] 働き方改革のみの重点化に改めて不満の声 医療保険部会
- 社会保障審議会・医療保険部会は11月21日、2020年度診療報酬改定の基本方針・骨子案について議論した。18日に開かれた医療部会と同様に、基本的視点で「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進」が重点課題に位置付けられていることに対して、保険者の不満が噴出した。 骨子案は、▽改定に当たっての基本認識▽改定の基本的視点と具体的方向性▽将来を見据えた課題―の3部構成。4つ挙げた改定の基本的視点のうち、「医療従・・・
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2019年11月20日(水)
[医療提供体制] 災害拠点精神科病院、指定済み都道府県は大阪のみ 厚労省
- 厚生労働省は20日、「救急・災害医療提供体制等の在り方に関する検討会」(座長=遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)の第18回会合で、災害拠点精神科病院の指定状況を報告した。指定済みの都道府県(14日現在)は、大阪だけだった(p87~p88参照)。 災害拠点精神科病院は、▽精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく精神科医療(医療保護入院、措置入院など)の診療機能▽精神疾患を有する患者の受け入れや・・・
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2019年11月20日(水)
[医療改革] 保健医療分野AI開発、障壁解消へ工程表作成を提案 厚労省
- 厚生労働省は20日、「保健医療分野AI開発加速コンソーシアム」(座長=北野宏明・ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長・所長)の9回目の会合で、AI(人工知能)の開発促進とロードブロック(障壁)の解消に向けた工程表を、それぞれ2019年度内にまとめることを提案した(p3参照)。工程表をまとめた後に、継続的な情報収集と進捗状況の確認を行うワーキンググループ(WG)を設置する(p4参照)。 厚労省・・・
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