よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37830.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和5年度第1回 2/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

小児用医薬品の開発を促進する仕組みについて(続)
主な課題
▍開発コストの低減
• 小児用医薬品の開発にはコストを要するものの、
成人に比べて市場規模は小さく、コストの回収
が困難。
• 開発コストの低減に資するため、国内で小児の
治験を実施することなく承認申請可能なケース
を整理し、明確化すべきではないか。
▍小児剤形の利用促進


企業が小児に特化した剤形を開発した場合でも、
対象患者が少ないため医療機関や薬局が必ずし
も当該剤形を採用せず、実際の利用が進まない、
という指摘がある。

令和5年7月10日創薬力の強化・
安定供給の確保等のための薬事規
制のあり方に関する検討会 資料

対応の方向性(案)
▍承認申請パッケージの柔軟性
• 以下のような取組により、小児の治験実施の要否に関す
る考え方を整理し、明確化してはどうか。
➢ 国際的に用いられているモデル&シミュレーション
(M&S)の活用や、海外データ、文献情報等により
有効性・安全性が説明できる場合を整理し、明確化す
る。
➢ 新有効成分や新効能医薬品については、少なくとも
10-12歳以上の小児においては、一定の条件を満たせ
ば、成人の承認申請時に併せて評価可能な場合がある
こと(※)を周知する。
※令和2年6月30日事務連絡 成人と合わせて評価可能な小児(10歳又は
12歳以上の小児)の臨床評価の留意点について

• 上記に関する相談への対応を含め、PMDAに小児用医薬
品に特化した相談枠を新設してはどうか
▍小児剤形の利用促進策
• 例えば、地域において中心的に小児剤形に対応する薬局
を設置するなど、小児剤形を利用しやすくなる仕組みを
検討してはどうか。
23