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別紙3○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00067.html
出典情報 先進医療会議(第130回 3/7)《厚生労働省》
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脈硬化症

にある症例。閉塞性動脈硬化
症に伴う右足趾難治性潰瘍
で、血行再建等の標準治療を
施行されたが改善なく、切断
が必要な状態であった。右下
肢へ再生治療後、徐々に潰瘍
が肉芽化し、疼痛も軽快し
た。治療後2ヵ月目には足趾
の潰瘍は消失し、治療後2ヵ
月目には安静時疼痛は消失
し、救肢に成功した。その後
も症状の悪化はなく、経過は
良好である。

2022 年 2 月 21 日
(至)
2022 年 3 月 1 日

年齢 72 歳
性別 男・女

閉塞性動脈硬化症だけではなく、バージャー病や膠原病疾患への血管再生治療を先進医療 A や再生
医療等安全確保法に準じた治療として当院を含む共同研究機関内で多数実施しており、有効性を認
めている。
②有効性が認められなかった事例、安全上の問題が発生した事例
区分

病名

入院期間

転帰

整理番号1

年齢 61 歳
性別 男・女

閉塞性動
脈硬化症

(自)
2018 年 8 月 6 日
(至)
2018 年 8 月 9 日

切断

整理番号2

(自)

年齢 70 歳
性別 男・女

閉塞性動 2021 年 7 月 12 日
脈硬化症 (至)
2021 年 7 月 20 日

28

切断

治療経過
糖 尿 病 の 既 往 が あ る
Fontaine 分類 IV 度の右下肢
の重症虚血肢であった。右第
1・2 趾に壊疽を伴う潰瘍が出
現し、進行性で既存の標準治
療でも難治性であったため、
2018/8/7 に血管再生治療を
施行した。術後はリハビリの
ため自宅近隣病院へ転院と
なった。再生治療後は感染兆
候なく経過していたが、
2018/9/18 に右第 1・2 趾の創
部感染を発症、右下腿全体に
蜂窩織炎を併発した。抗生剤
加療を行ったが、創部感染の
治癒が乏しく、敗血症のリス
クもあったため、本人・家族
に十分理解いただいたうえ
で、2018/9/28 に右下腿での
切断が施行された。
閉塞性動脈硬化症に伴う右
下肢の難治性重症虚血下肢
症例で、薬物治療に難治性
で、血行再建の適応がなく、
虚血に伴う潰瘍の改善が得
ら れ な か っ た た め 、
2021/7/13 に血管再生治療を
施行した。
治療後 1 ヵ月目は、
安静時疼痛はなく、潰瘍の悪
化や感染は認めなかった。し
かし、2021/9/1 に右足趾の創