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(6)認知症介護基礎研修受講義務付けの効果に関する調査研究事業(報告書)(案)[7.7MB] (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
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5.認知症介護基礎研修を受講したことによる効果
(1)ケアに関する知識の習得
研修内では知識や考え方について、認知症の方ご本人のインタビュー映像によって認知
症の人の思いや気持ち、実際の生活の様子を知り、一人ひとりの個別性やできることが違
う点を知ることで、
「認知症」と一括りにしない視点、尊厳の保持など認知症ケアの理念や
考え方を学習している。
ケアに関する知識の習得について、研修を受講したことによる効果の有無を尋ねたとこ
ろ、
「そう思う」が 45.9%であった。回答数が 100 以上の事業種別に限定して種別ごとにみ
ると、
「そう思う」の回答割合は介護老人福祉施設と比較して、小規模多機能型居宅介護で
10 ポイント以上の差がみられた。
また、ケアに関する知識の習得状況について個別項目ごとに尋ねたところ、「そう思う」
が全体的に5割前後であり、
「そう思う」+「ややそう思う」の合計は9割超と肯定的な意
見が多くを占める結果であった。
「そう思う」の割合が 27.6%と相対的に低かった「国の取
組」の設問に関しては、他の設問への回答状況から、本人主体といった国が示している考
え方は理解しているものの、政策レベルでの理解を問う設問と解釈し回答された可能性が
高いと考えられる。
回答数が 100 以上の事業種別に限定して種別ごとにみると、
「そう思う」の回答割合の傾
向に大きな差はみられなかった。さらに新任職員に限定したところ、全体に比べ回答の傾
向に大きな差はみられなかった。
図表 20 本人が感じる研修受講の効果(ケアに関する知識の習得)【単数回答】
0%

10%

全体(n=3,505)

20%

30%

40%

50%

60%

45.9%

70%

80%

49.4%

90%

100%

3.1% 1.1%
0.5%

うち新任職員(n=763)

44.6%

50.9%

3.0% 1.0%

0.5%
そう思う

ややそう思う

あまりそう思わない

21

そう思わない

未回答