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資料1-4 ソマトロピン(遺伝子組換え)の電子化された添付文書一覧 (37 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24579.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和3年度第31回 3/22)《厚生労働省》 |
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ヒューマトロープ注射用6mg
ヒューマトロープ注射用12mg(4)
期間
n
身長の伸び(cm/年)
2 .抗ヒト成長ホルモン抗体
◇成長ホルモン分泌不全性低身長症
(1)18国際単位含有カートリッジ製剤での成績
皮下注射では、6ヵ月間の国内一般臨床試験の結果、46例中1例に抗
3)
ヒト成長ホルモン抗体の生成が認められた 。
(2)4国際単位含有バイアル製剤での成績
注)
1)筋肉内注射 では、12ヵ月の国内一般臨床試験の結果、前治療歴の
ない症例15例中4例に、また前治療歴のある症例12例中1例に抗ヒ
ト成長ホルモン抗体の生成が認められたが、いずれも試験経過と
6)
ともに抗体価が低下し、
治療開始12ヵ月後には全例陰性であった 。
2)皮下注射では、6ヵ月の国内一般臨床試験の結果、前治療歴のない
症例42例中2例に抗ヒト成長ホルモン抗体の生成が認められた。前
治療歴のある症例では32例中5例が抗体陽性を示したが、これらは
4)
いずれも本試験開始時より抗体が存在していた 。
◇ターナー症候群における低身長
皮下注射による2年間の国内一般臨床試験の結果、全137例のうち、
50例に抗ヒト成長ホルモン抗体が認められた。この50例中30例は
最終測定時点で陰性となった。
◇軟骨異栄養症
(軟骨無形成症・軟骨低形成症)
における低身長
皮下注射による3年間の国内一般臨床試験の結果、本剤の投与期間
中、抗ヒト成長ホルモン抗体検査を実施した44例中7例に抗ヒト成
長ホルモン抗体の生成が認められた。この7例のうち2例について
5)
は、
本試験開始時より抗体が存在していた 。
無治療時
54
3.4±1.2
注)
本剤の承認された用法・用量は
「効能・効果、
用法・用量」の項参照。
本剤投与1年後
54
6.3±1.7
本剤投与2年後
46
4.8±1.6
時期
n
身長の伸び(cm/年)
前治療時
47
6.50±0.24
本剤治療時
43
7.08±0.30
(平均±標準誤差)
(2)18国際単位含有カートリッジ製剤での成績
1週間に0.5国際単位/kg(0.175mg/kg/週に相当)を6~7回に分割し
3)
て皮下投与。
投与期間は6ヵ月 。
治療歴
n
新規治療例
切替え例
身長の伸び(cm/6ヵ月)
無治療時
前治療時
本剤治療時
27
2.2±0.1
-
4.5±0.2
14
-
3.2±0.3
3.0±0.2
(平均±標準誤差)
(3)4国際単位含有バイアル製剤での成績
1週間に0.5国際単位/kg(0.175mg/kg/週に相当)を6~7回に分割し
て皮下投与。
投与期間は6ヵ月4)。
治療歴
n
新規治療例
切替え例
身長の伸び(cm/年)
無治療時
前治療時
本剤治療時
21
3.5±0.3
-
9.8±0.6
19
3.8±0.3
7.8±0.5
7.8±0.6
(平均±標準誤差)
◇ターナー症候群における低身長
1週間に1.0国際単位/kg(0.35mg/kg/週に相当)を分割して連日皮下
投与。
投与期間は2年間。
【薬効薬理】
(平均±標準偏差)
1 .身体成長促進作用
下垂体摘出ラットを用いて、体重増加、脛骨長の伸びを検討した各
試験において、これらの作用はいずれも下垂体抽出ヒト成長ホル
モン製剤とほぼ同等である。
2 .IGF-I増加作用
下垂体摘出ラット及び健康成人において血中IGF-I濃度を上昇さ
せることが認められている。
◇軟骨異栄養症
(軟骨無形成症・軟骨低形成症)における低身長
1週間に1.0国際単位/kg(0.35mg/kg/週に相当)を6~7回に分割し
5)
て皮下投与。
投与期間は3年間 。
期間
n
身長の伸び(cm/年)
無治療時
18
3.8±0.3
本剤投与1年後
18
6.9±0.2
本剤投与2年後
17
4.9±0.3
本剤投与3年後
16
4.8±0.3
(平均±標準誤差)
◇成人成長ホルモン分泌不全症
国内で実施された二重盲検試験及び引き続き実施された長期投与
試験における主な成績は次のとおりである。投与量及び投与方法
は、0.021mg/kg/週~0.084mg/kg/週を1週間に6~7回に分割して皮
下投与した。
(1)二重盲検試験
1種類のGH分泌刺激試験によるGH頂値が3ng/mL未満であった成
人成長ホルモン分泌不全症患者を対象に24週間の用量漸増法によ
る本剤の投与又はプラセボの投与を行い、解析対象として計64症
例における評価を行った。
(2)長期投与試験
二重盲検試験を完了した成人成長ホルモン分泌不全症患者を対象
に48週間本剤の投与を行い、臨床症状及び血清IGF-I濃度を参照し
て用量を調整した。解析対象として計59症例に二重盲検試験と同
一の評価を行った。
【有効成分に関する理化学的知見】
一般名:
ソマトロピン(遺伝子組換え(
)JAN)
Somatropin
(Genetical Recombination)
(JAN)
化学名:
ヒト成長ホルモン(遺伝子組換え)
Growth hormone human
(Genetical Recombination)
分子式:
C990H1528N262O300S7
分子量:
22124.76
構造式:
191個のアミノ酸からなるペプチド
性
本品は白色の粉末で、においはない。
状:
【取扱い上の注意】
溶解後の液は、専用の医薬品ペン型注入器に装着したまま、凍結を避け2~
8℃で遮光保存し、
38日以内に使用すること。
【包装】
注射剤:1筒(注射筒入り溶解液3.1mL添付)
【主要文献及び文献請求先】※
項目
二重盲検試験
投与群
長期投与試験
開始時 → 24週時
除脂肪 ヒューマトロープ注射用
6mg24週→48週
体重注1)
の変化 プラセボ24週→ヒューマ
率
(%)トロープ注射用6mg48週
4.7±3.9
注2)、注3)
[32]
-0.5±4.1
[29]
1)Gustafsson, J.:Acta Pediatr. Scand. [Suppl.], 362, 50
(1989)
2 )R a n d a l l , R . V.:A c r o m e g a l y a n d G i g a n t i s m , C h a p t e r 2 6 ,
ENDOCRINOLOGY, Vol.I(1989), W. B. SAUNDERS COMPANY
3)岡田義昭 他:基礎と臨床, 29(1)
, 221
(1995)
4)小川正道 他:基礎と臨床, 24(13)
, 7111
(1990)
5)清野佳紀 他:小児科臨床, 52(6)
, 1099(1999)
6)高野加寿恵 他:ホルモンと臨床, 36
(2), 159
(1988)
48週時
<3.3~6.1>
5.8±4.7
注3)
[32]
<4.1~7.5>
<-2.1~1.1>
4.5±5.2
注4)
[28]
<2.4~6.5>
(平均変化率±標準偏差[
、]
:例数、< >:変化率の95%信頼区間)
注1)体重より脂肪量及び骨量を除いたもの
注2)二重盲検試験期間での本剤投与群とプラセボ群との間の変化率の群間比較(p<0.05)
注3)二重盲検試験投与開始時からの群内比較(p<0.05)
注4)長期投与試験投与開始時からの群内比較(p<0.05)
項目
投与群
二重盲検試験
開始時
24週時
日本イーライリリー株式会社
〒651-0086 神戸市中央区磯上通5丁目1番28号
長期投与試験
開始時
48週時
ヒューマトロープ
65±46 243±114
206±77
注射用6mg
<118~229> 左に同じ
<94~188>
注)
[33]
[31]
[30]
血清IGF-I 24週→48週
濃度
(ng/mL) プラセボ24週→ 73±49 63±39
61±39 191±78
ヒューマトロープ
<-11~8>
<84~172>
[31]
[29]
[28]
[27]
注射用6mg48週
(平均±標準偏差[
、]
:例数、< >:変化量の95%信頼区間)
注)二重盲検試験期間での本剤投与群とプラセボ群との間の変化量の群間比較(p<0.05)
www.lillymedical.jp
Ⓡ : 登録商標
製造販売元※
- 37(4)
PV0469JJAP
ヒューマトロープ注射用12mg(4)
期間
n
身長の伸び(cm/年)
2 .抗ヒト成長ホルモン抗体
◇成長ホルモン分泌不全性低身長症
(1)18国際単位含有カートリッジ製剤での成績
皮下注射では、6ヵ月間の国内一般臨床試験の結果、46例中1例に抗
3)
ヒト成長ホルモン抗体の生成が認められた 。
(2)4国際単位含有バイアル製剤での成績
注)
1)筋肉内注射 では、12ヵ月の国内一般臨床試験の結果、前治療歴の
ない症例15例中4例に、また前治療歴のある症例12例中1例に抗ヒ
ト成長ホルモン抗体の生成が認められたが、いずれも試験経過と
6)
ともに抗体価が低下し、
治療開始12ヵ月後には全例陰性であった 。
2)皮下注射では、6ヵ月の国内一般臨床試験の結果、前治療歴のない
症例42例中2例に抗ヒト成長ホルモン抗体の生成が認められた。前
治療歴のある症例では32例中5例が抗体陽性を示したが、これらは
4)
いずれも本試験開始時より抗体が存在していた 。
◇ターナー症候群における低身長
皮下注射による2年間の国内一般臨床試験の結果、全137例のうち、
50例に抗ヒト成長ホルモン抗体が認められた。この50例中30例は
最終測定時点で陰性となった。
◇軟骨異栄養症
(軟骨無形成症・軟骨低形成症)
における低身長
皮下注射による3年間の国内一般臨床試験の結果、本剤の投与期間
中、抗ヒト成長ホルモン抗体検査を実施した44例中7例に抗ヒト成
長ホルモン抗体の生成が認められた。この7例のうち2例について
5)
は、
本試験開始時より抗体が存在していた 。
無治療時
54
3.4±1.2
注)
本剤の承認された用法・用量は
「効能・効果、
用法・用量」の項参照。
本剤投与1年後
54
6.3±1.7
本剤投与2年後
46
4.8±1.6
時期
n
身長の伸び(cm/年)
前治療時
47
6.50±0.24
本剤治療時
43
7.08±0.30
(平均±標準誤差)
(2)18国際単位含有カートリッジ製剤での成績
1週間に0.5国際単位/kg(0.175mg/kg/週に相当)を6~7回に分割し
3)
て皮下投与。
投与期間は6ヵ月 。
治療歴
n
新規治療例
切替え例
身長の伸び(cm/6ヵ月)
無治療時
前治療時
本剤治療時
27
2.2±0.1
-
4.5±0.2
14
-
3.2±0.3
3.0±0.2
(平均±標準誤差)
(3)4国際単位含有バイアル製剤での成績
1週間に0.5国際単位/kg(0.175mg/kg/週に相当)を6~7回に分割し
て皮下投与。
投与期間は6ヵ月4)。
治療歴
n
新規治療例
切替え例
身長の伸び(cm/年)
無治療時
前治療時
本剤治療時
21
3.5±0.3
-
9.8±0.6
19
3.8±0.3
7.8±0.5
7.8±0.6
(平均±標準誤差)
◇ターナー症候群における低身長
1週間に1.0国際単位/kg(0.35mg/kg/週に相当)を分割して連日皮下
投与。
投与期間は2年間。
【薬効薬理】
(平均±標準偏差)
1 .身体成長促進作用
下垂体摘出ラットを用いて、体重増加、脛骨長の伸びを検討した各
試験において、これらの作用はいずれも下垂体抽出ヒト成長ホル
モン製剤とほぼ同等である。
2 .IGF-I増加作用
下垂体摘出ラット及び健康成人において血中IGF-I濃度を上昇さ
せることが認められている。
◇軟骨異栄養症
(軟骨無形成症・軟骨低形成症)における低身長
1週間に1.0国際単位/kg(0.35mg/kg/週に相当)を6~7回に分割し
5)
て皮下投与。
投与期間は3年間 。
期間
n
身長の伸び(cm/年)
無治療時
18
3.8±0.3
本剤投与1年後
18
6.9±0.2
本剤投与2年後
17
4.9±0.3
本剤投与3年後
16
4.8±0.3
(平均±標準誤差)
◇成人成長ホルモン分泌不全症
国内で実施された二重盲検試験及び引き続き実施された長期投与
試験における主な成績は次のとおりである。投与量及び投与方法
は、0.021mg/kg/週~0.084mg/kg/週を1週間に6~7回に分割して皮
下投与した。
(1)二重盲検試験
1種類のGH分泌刺激試験によるGH頂値が3ng/mL未満であった成
人成長ホルモン分泌不全症患者を対象に24週間の用量漸増法によ
る本剤の投与又はプラセボの投与を行い、解析対象として計64症
例における評価を行った。
(2)長期投与試験
二重盲検試験を完了した成人成長ホルモン分泌不全症患者を対象
に48週間本剤の投与を行い、臨床症状及び血清IGF-I濃度を参照し
て用量を調整した。解析対象として計59症例に二重盲検試験と同
一の評価を行った。
【有効成分に関する理化学的知見】
一般名:
ソマトロピン(遺伝子組換え(
)JAN)
Somatropin
(Genetical Recombination)
(JAN)
化学名:
ヒト成長ホルモン(遺伝子組換え)
Growth hormone human
(Genetical Recombination)
分子式:
C990H1528N262O300S7
分子量:
22124.76
構造式:
191個のアミノ酸からなるペプチド
性
本品は白色の粉末で、においはない。
状:
【取扱い上の注意】
溶解後の液は、専用の医薬品ペン型注入器に装着したまま、凍結を避け2~
8℃で遮光保存し、
38日以内に使用すること。
【包装】
注射剤:1筒(注射筒入り溶解液3.1mL添付)
【主要文献及び文献請求先】※
項目
二重盲検試験
投与群
長期投与試験
開始時 → 24週時
除脂肪 ヒューマトロープ注射用
6mg24週→48週
体重注1)
の変化 プラセボ24週→ヒューマ
率
(%)トロープ注射用6mg48週
4.7±3.9
注2)、注3)
[32]
-0.5±4.1
[29]
1)Gustafsson, J.:Acta Pediatr. Scand. [Suppl.], 362, 50
(1989)
2 )R a n d a l l , R . V.:A c r o m e g a l y a n d G i g a n t i s m , C h a p t e r 2 6 ,
ENDOCRINOLOGY, Vol.I(1989), W. B. SAUNDERS COMPANY
3)岡田義昭 他:基礎と臨床, 29(1)
, 221
(1995)
4)小川正道 他:基礎と臨床, 24(13)
, 7111
(1990)
5)清野佳紀 他:小児科臨床, 52(6)
, 1099(1999)
6)高野加寿恵 他:ホルモンと臨床, 36
(2), 159
(1988)
48週時
<3.3~6.1>
5.8±4.7
注3)
[32]
<4.1~7.5>
<-2.1~1.1>
4.5±5.2
注4)
[28]
<2.4~6.5>
(平均変化率±標準偏差[
、]
:例数、< >:変化率の95%信頼区間)
注1)体重より脂肪量及び骨量を除いたもの
注2)二重盲検試験期間での本剤投与群とプラセボ群との間の変化率の群間比較(p<0.05)
注3)二重盲検試験投与開始時からの群内比較(p<0.05)
注4)長期投与試験投与開始時からの群内比較(p<0.05)
項目
投与群
二重盲検試験
開始時
24週時
日本イーライリリー株式会社
〒651-0086 神戸市中央区磯上通5丁目1番28号
長期投与試験
開始時
48週時
ヒューマトロープ
65±46 243±114
206±77
注射用6mg
<118~229> 左に同じ
<94~188>
注)
[33]
[31]
[30]
血清IGF-I 24週→48週
濃度
(ng/mL) プラセボ24週→ 73±49 63±39
61±39 191±78
ヒューマトロープ
<-11~8>
<84~172>
[31]
[29]
[28]
[27]
注射用6mg48週
(平均±標準偏差[
、]
:例数、< >:変化量の95%信頼区間)
注)二重盲検試験期間での本剤投与群とプラセボ群との間の変化量の群間比較(p<0.05)
www.lillymedical.jp
Ⓡ : 登録商標
製造販売元※
- 37(4)
PV0469JJAP